【最終更新日】2022年5月8日
こんにちは。ワインブックスメンターでソムリエ・エクセレンスのなーなです。
オリンピックの羽生結弦選手の演技と最後のインタビューにとても感動しているところです。
さて、前回はイメージ力を使って覚えることの重要性について書きました。
目次
記よりアウトプット
練習問題の重要性
今回は実践的です。よく聞く言葉かと思いますが「アウトプットこそ最強のインプット」です。
ここでいうアウトプットとは何か?YouTubeやブログ、SNSなどのメディアを使って発信することもそうなのですが、
最も効果的なのは「練習問題を解く」ことです。
例えば、
「ボルドーのメドック格付けの61シャトーを1級から5級まで覚えてください。」とあるとします。
全シャトー名を写経のように5回ずつ書いて覚えるよりも、
2級のシャトーは?各シャトーのコミューンは?などと設問をつくり間違ってもいいから思い出しながら書いていく方法のほうが記憶に定着しやすいのです。
もちろん最初は写しながら覚えることも重要です。
設問やフラッシュカードなどを駆使して、記憶から引っ張り出すという行為のほうが効果的です。
私自身も一般呼称のときは過去問をひたすら解きました。
そのときの成功体験があったからこそ、エクセレンス対策でも同じことをしました。
過去問や予想問題をひたすら繰り返し解きました。
過去問だから出題されないということはありません。
同じトピックを違う角度から訪ねてくる設問も多いです。何度も申し上げますが、「過去問は重要」です。
このブログでも少しずつ問題集を出題してますので、ぜひ何回でもトライしてください。
一般呼称では70%以上の正答率で合格ラインでしたので、過去問で85%ほどの正答率が狙えればいいでしょう。
エクセレンス試験の場合は、50%以上が合格ラインと言われています。
過去問や問題集を繰り返し解いて70%以上は正解できるように訓練すると効果的でしょう。
私は一次試験直前には75%くらいの正答率でした。
フラッシュカードを携帯のアプリに入れたり、問題集を作ってコピーをして同じ問題を何回も解くことをルーティンにしました。
問題を解く時には、紙にスペルアウトして解くのがエクセレンス試験の場合は重要です。
3月から月1回のペースでエクセレンス対策のウェブ講義を行います。ここでも予想問題を出題させていただく予定です。
ぜひチャレンジしてください。
分からない問題はすぐにググって調べない。
分からない問題は山のように出てきます。エクセレンス試験については当たり前のことです。
その場合には、とりあえず分からないままにしておくということが重要です。
分からない部分をメモしておく。
実はこの方法のほうが脳内にはわだかまりとして残りやすく記憶が定着しやすいです。
私も不正解だった問題ばかりを集め、日を改めて解きなおしました。
わからないと「悔しい」ですよね。その時の「悔しい」という気持ちが物事を忘れにくくさせるのです。
このブログを読んでくださっている方の中には、エクセレンスの過去問を解いて設問の難易度と正答率の低さに落ち込んでいる方もいらっしゃるかと存じます。
ちなみにこの時期の私は壊滅的な正答率でした。一問もわからないレベル。(一次試験の2か月前くらいまで常に壊滅的な正答率でした。)
落ち込んで終わるのではなく、できなかった悔しさを味方にする
「悔しい」という感情は物事を忘れにくくさせる。と先ほど述べました。
脳の構造上、記憶を司る部分と感情を司る部分は近くにあるので、感情が揺さぶられた物事ほど記憶に残りやすいそうです。
このときの分からなかったから「悔しい」思いをした。というのは記憶しやすくなるチャンスですよね。
それだけ忘れにくくなるチャンスがご自身にはあるんだ!と捉え頑張りましょう!!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
伝えたいことが多すぎて長くなってしまいました。(汗)
練習問題コーナー
前回の記事の例題
メドックの格付3級でコミューンがLabardeのシャトー名は何ですか?
→Château La Lagune
エクセレンスの場合はコミューン名まで覚えておきましょう。
⑥練習問題~答え合わせ~
1.塩尻ワイン大学を有する長野県のワインバレーを回答してください。(2021年教本90P)
→桔梗ヶ原ワインバレー
長野のメルロの名産地ですね。塩尻市には有名なワイナリーも複数ありますので、ワイナリー名もチェックしておきましょう。
2.甲州、マスカット・ベーリーA、山幸がO.I.V.に登録された年号をそれぞれ回答してください(2021年教本93P)
→甲州:2010年、マスカット・ベーリーA:2013年、山幸:2020年
3.テラロッサと呼ばれる石灰岩が風化した赤土がみられる日本の都道府県はどこですか?(2021年教本99P)
→岡山県
新見市哲多町にあるドメーヌtettaは有名な人気ワイナリーですね。
4.南アフリカのワイン生産者の格付けを行っている、イギリスのマスター・オブ・ワインの名前を言語で回答してください(2021年教本106P)
→Tim Atkin(ティム・アトキン)
MWやコンクール世界大会の優勝者、著名なワインコンサルタントなどのワイン界の著名人の名前を聞いてくる設問はエクセレンスでは必ず出題されます。
5.南アフリカのIPWについて簡潔に説明してください。(2021年教本106P)
→減農薬や減酸化防止剤、リサイクルの徹底や水源の維持などを盛り込んだガイドライン「環境と調和したワイン生産」
Integrated Production of Wineの略称です。南アフリカ、ニュージーランド、カリフォルニアなどはこのようなサステイナブルや環境系の取り決めが多いですので、確認しておきましょう。南アフリカは水がとても貴重な国なので、水源系の取り決めは多いです。
⑦練習問題
- 南アフリカのOVPについて簡潔に説明してください。(2021年教本107P)
- ケープの初代総督の名前を原語で回答してください。(2021年教本107P)
- アメリカのジョージワシントンやナポレオンが愛した南アフリカの甘口ワインの名称を原語で回答してください。(2021年教本107P)
- ピノ・ノワールとサンソーの交配種ピノ・タージュを誕生させた、ステレンボッシュ大学の教授の名前を原語で回答してください。(2021年教本107P)
- 南アフリカ初のMCCを生産したメーカーの名前を原語で回答してください。(2021年教本109P)
ここまでお疲れ様でした!
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“エクセレンス必勝日記。東大生に学ぶ、筆記試験に合格するための勉強方法③” への2件のフィードバック
いつも拝読しています。
今年エクセレンス受験します。
練習問題の大切さを痛感する中、ネット検索しているとエクセレンス問題集を見つけました。論述、テイスティング対策のバージョンもあり早速購入しましたが、秀逸でしたので情報共有致します。
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