マセラシオン(maceration)とは醸しのこと

【最終更新日】2022年5月11日

マセラシオン(MACERATION)はフランス語で醸し(かもし)のことを指します。

醸しというと難しいですね。要するに液体に個体を漬けこんでおくことです。

漬け込むことによって、最初は細胞の中に守られていた赤色色素が徐々に溶出してくるのです。

 

赤ワインの場合、アルコール発酵が始まるとブドウの果皮から赤色色素のアントシアンが溶出され始めます。

さらに発酵が進むと種からタンニンも溶出されます。

この期間のブドウ果汁と果皮や種子を漬けこむ状態のことを醸しと言います。

一般的には重厚なワインを造るためには豊富な色素とタンニンが必要なため、醸しの時間を多めに取ります。

逆に軽めのワインに仕上げる場合は醸しの時間は少なめにします。

 

白ワインにおいてはほとんどはフリーランジュースを得るなどして発酵前に果汁と果皮や種子を分離しますが、一部のワインにおいては醸しの時間を置くこともあります(マセラシオンペリキュレール)。

 

マセラシオンには様々な手法があり、

マセラシオンカルボニック

マセラシオンペリキュレール

が代表的な手法です。合わせてご参考ください。


 

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