エクセレンス試験必勝日記。二次試験のテイスティングについて

【最終更新日】2022年5月8日

こんにちは。ワインブックスメンターのなーなです。

今日はエクセレンス試験の二次試験、テイスティング対策についてお伝えします。

②二次試験

例年通りですと、二次の通過者は約50%。出題はワイン4種類、その他飲料1種類で制限時間は50分。

A4サイズの紙に大きなマスがあり、それぞれのワインについてお題が出ます。

 

例えば

「このワインについてできるだけ詳しくコメントしてください。」

「このワインの醸造方法についてコメントしてください。」

「この飲料に合う料理を一品提案してください。またその理由も説明してください。」

「このワインを飲むシチュエーションを提案してください。」

といった具合です。それぞれのお題の下には結論を書く欄があります。

 

学習のポイントについて

品種や産地を正確に当てる必要はありません。

この試験で問われているのは、

・きちんとそのワインが客観的にテイスティングフォームに乗っ取って分析できているか?

・そのコメントは辻褄があっているか?

ということだからです。

 

テイスティングフォームを確立させることが二次試験合格の大きな手掛かりとなります。

テイスティングフォームとは一般呼称のマークシート方式だったテイスティングコメントを、外観→香り→味わい→サービス方法の順にコメントしていけば確立できます。

 

2021年の教本723P~724Pのテイスティングガイドまとめの表を上から順に書き込めるようにしましょう。

ロゼワイン、スパークリングワインもテイスティングフォームに添ってコメントが書けるように準備しておくのがおすすめです。

 

5種類の飲料を手書きでコメントするというのは、時間との闘いです。

ワインを目の前にしていなくても、テイスティングコメントを1アイテムにつき10分内で書ききる練習を重ねるのがとても効果的です。

 

中でも一番大切なのは結論です。

ブドウ品種、生産国(生産地域・サブリージョン)、ヴィンテージ、小売価格

上記の4つは必ず時間内に書いてください!

 

テイスティングコメントも練習を重ねれば必ず書けるようになります。

少しずつの積み重ねは必ず結果に結びつきますので、コツコツやるのが一番の近道です。

 

練習問題回答

1、ブドウの中で最も酸が高い部分はどこですか?(2021年教本11P)

→種子の間

アントシアニンやカテキンなどの成分が含まれる部位もチェックです。

醸造や味わいに大きく関わります。例えば、トマトでも種を外すと酸味が和らぎますよね。

実際に種のある果実を食べて分析するとわかりやすいです。

 

2、ドイツのスパークリングワインにおいて、Halbtrockenと表記があった場合の残糖量はどのくらいですか?(2021年教本9P)

→32~50g/ℓ

表になっている箇所は得点のチャンスです!

似たような語彙も多いですがイタリア語などもチェックしておきましょう。

 

3、アルコール度数14%のワインを200ml飲んだ場合のアルコール比重は何グラムですか?(2021年教本7P)

→22.4g

200ml×14%×0.8(アルコール比重)厚生労働省の示す指標では1日の適度な量は純アルコールで20g程度とされます。

この基準もチェックしてくだい。(少ない。。。)

 

4、以下の病名を答えてください。最も古くからあるブドウの病気で、ローマ時代の文献に記述がみられる。カビによる病気。(2021年教本16P)

→ESCA

ブドウの病気系は苦手とする方が多いです。回答できると差が付きますし、英語の病名、病原菌までおさえることが出来れば理想です。

 

5、コニャック地域で面積が最大の地区名を原語で回答してください。(2021年教本41P)

→Fins Bois

最大、最小、「最」と付くところは出題しやすいので頻出です。

 

練習問題②

1、テキーラの原料の竜舌蘭の学名を原語で回答してください。(2021年教本47P)

2、1830年に連続式蒸留器の改良をした人物の名前を回答してください。(2021年教本39P)

3、WHOが定めた、アブサンに含まれるツヨンの許容量は?(2021年教本49P)

4、茅台酒の生産される地域はどこですか?(2021年教本53P)

5、ノン・アルコールカクテル、シンデレラの一般的な原料を回答してください。(2021年教本56P)

 

次回は3次試験についてです。

ではまた!

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