【最終更新日】2022年3月19日
ソムリエ試験において過去問での対策については意見は割れていて、
「過去問は大事」
「いや、問題集だけで大丈夫」
の意見に大きく分かれています。
問題集だけで大丈夫という意見については、ソムリエ試験は暗記の問題だから教本を丸暗記して練習問題をこなせば大丈夫という理屈が多い気がします。
ただし当サイトとしては過去問を軽んじる風潮についてはやや意見が違い、やはり過去問は大事だというスタンスです。
ソムリエ試験の過去問の重要性
ソムリエ試験も資格試験のひとつ
どんな試験においても過去問の重要性は重く、軽んじる理由は見当たりません。もちろんソムリエ試験もしかりです。
確かに2年連続全く同じ問題が出題されるということはめったにありません。
しかし過去5年以内に似たような問題が出たということはよくあります。
過去問だけで対応するのはさすがにお勧めできませんが、ぎゃくに参考書と問題集だけでは対応は難しいでしょう。
そのため参考書と問題集、過去問をこなすことが一番の近道です。途方もない昔の問題はさすがに必要ありませんが、最低でも過去3年は見直しましょう。
過去問”ばかり”は危険
では、過去問は重要だととらえたとしましょう。
ただし過去問題を重要視しすぎて何度も繰り返すのはこれもやはり避けるべきです。
「たまたま正解した」
「問題文そのものを覚えていた」
となった場合は学習した意味がありませんので少し文体が変わっただけで初見の問題に見えてしまうことになります。
泥臭いですが試験に受かり、ソムリエとして活躍するために問題を解いているのです。
単に正解するだけで満足せずに全ての選択肢の正誤の根拠までつきつめましょう。
そうなってはじめて本当の意味でその問題を理解したと言えるのではないかと思います。
手厳しいかもしれませんがこのスタンスで学習に取り組めば過去問題の重要性も見えてくるでしょうし、より意義のある勉強になるかと思います。
なぜ過去問を軽視したがるか
では、一部のワインスクールや受験対策サイトがなぜ過去問を軽視したがるかをここで検討してみましょう。
一つは前述したようにソムリエ試験は暗記で十分に対応できるからです。
教本をまるまる覚えるまではいかなくても、重要そうなところを覚えるだけで要領のいい人は合格点はマークできるでしょう。
また、試験の出題傾向そのものは練習問題で対応が可能ですし、対策もとれることもその理由の一つです。
ワインスクールの資格講座や試験対策のサイトは練習問題こそが試験対策の質に当たりますので真剣に作成します。
受験生にすれば勉強の負担は少なければ少ないほどいいので「うちの練習問題だけで大丈夫」という言葉のほうが耳障りがいいのです。
しかし、本当に合格したい人は少しでも合格の可能性を増やしたいと考えるものです。
合格の可能性を最大限にしたいのであれば過去問を軽視する理由は見出せません。
商業的な目的のキャッチフレーズには注意するべきでしょう。
まとめ
過去問は一度出題されているため全く同じ問題は連続して出題されにくく、無駄になる可能性もあります。
ただし出題されるということはそれだけ重要な論点だということです。
合格だけが目的であれば一部のワインスクールや他サイトの大衆迎合的なキャッチフレーズを信じてもいいかもしれません。
ただし実際にはソムリエ資格を持っているのにスカスカのペーパー知識ではお客様から信頼されません。
信頼されなければお客様はあなたを信じてワインを頼もうとは思いませんし、結果としてあなたのソムリエとしての価値はなくなるのです。
もちろん練習問題も重要です。
ただし「うちの練習問題だけでOK」という言葉には受験生の立場や心理を巧妙に利用した商業ベースのキャッチフレーズである可能性もあるのです。
ソムリエとしていろいろな人をこれから見るのですから、他者の言葉をそのままうのみにするのでは先が思いやられます。
その文言が本当に価値があるものなのかどうかを検証をする癖をつけるのは今からでも遅くはありません。
このサイトをみてすこしでも本質に近づきたいと思ったのであれば過去問を見直し、正解の理由までを突き詰めるべきでしょう。
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