シャルドネ(Chardonnay)はブルゴーニュで生まれた白ぶどう品種。
研究の結果、ピノ・ノワールとグーエ・ブランという品種の自然交配であることが判明している。
白ワイン、スパークリングやデザートワインに広くにも使われる。品種由来の個性的な香りを持たないのが特徴であり、栽培地や醸造方法によって大きく味わいが異なる。
シャルドネは多様な気候で育ち、環境への順応性が高く、さらに病気にも比較的強いため非常に栽培しやすい品種であるため、フランス、イタリア、スペイン、アメリカ、オーストラリア、チリを始め41カ国と幅広い国で栽培されている。
栽培面積は21万ヘクタールとワイン用品種で世界第5位、白ぶどうではスペインの地品種アイレンに次ぐ第2位(OIV 2017年調査)。
一般にシャルドネは栽培地の気候によって風味が変わるとされており、冷涼な地域では林檎や梨など青い果実や柑橘の香り主体となり、温暖な地域ではバナナやパイナップルといった熟したトロピカルフルーツ主体となる。
また、醸造方法よっても風味が変わり、テンレスタンクで発酵・熟成した場合、ぶどうの風味をそのまま生かしたフレッシュなワインとなり、樽発酵・樽熟成ではバニラやトーストの風味を持つコクのあるワインとなる。
シャルドネの主なシノニム
Aubaine(オーベーヌ)
Melon d’Arbois(ムロン・ダルボア)フランスジュラ地方
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