
2025年度ワインエキスパート二次試験分析|過去問とWBS生アンケート結果まとめ
2025年度ワインエキスパート二次テイスティングに挑戦された皆さま、本当にお疲れさまでした。
今年も長い準備を経て臨まれた方が多く、試験当日は緊張と期待が入り混じる時間だったと思います。
2025年度ソムリエ二次試験の正解と分析はこちらをご参考ください→
2025年10月6日、二次試験の実施と同時に公式の正解が発表され、WBS生によるアンケートの途中経過も出そろいました。
受験直後は「自分の答えは合っていたのか」「どこで失点してしまったのか」と気になるのは当然ですが、この段階で一喜一憂する必要はありません。
二次テイスティングは本来、単なる正誤以上に「どのように香りや味わいを捉え、どう解釈したか」が問われる試験であり、答えが外れていたとしてもそれは必ずしも失敗ではなく、成長につながる貴重な経験です。
毎年必ず難問や意外な出題が含まれますが、それらに触れること自体が次につながる糧になります。
本記事では、2025年度ワインエキスパート試験の出題とWBS生アンケートの傾向を振り返り、今後の学びに活かせる分析を共有します。
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読み進めるにあたって
・母数はWBS生一般会員様のうちでも、特に学習意欲が高い方
・暫定的な数値であるため、今後は数値と分析に乖離が生まれる可能性
・難易度の分析は暫定的なものであること
を予めご了承ください。
WBSは最後まで皆様を応援します。一緒に頑張りましょう。
【2025年度ワインエキスパート 二次テイスティング】過去問銘柄と回答の分析
結論:2025年度二次テイスティングの銘柄と合格ライン
1 リースリング オーストラリア 2023年
2 ソーヴィニヨン・ブラン フランス 2024年
3 テンプラニーリョ スペイン 2020年
4 カルメネール チリ 2021年
5 スコッチ・ウイスキー
2025年度ソムリエ二次試験の銘柄はすでにソムリエ協会HPで発表されています。
詳しくは個別に解説しますが、総論として例年よりもやや難化した難易度と言えるでしょう。
リースリングやソーヴィニョン・ブランといった定番の出題も含まれていたものの、テンプラニーリョやカルメネールなど、受験生を悩ませる設問が複数出されました。
過去の傾向に比べても幅広い知識と経験を問う内容となり、瞬時の判断力や冷静な分析力が試された印象です。
したがって、単なる暗記にとどまらず、実際のテイスティング体験を重ねる重要性が一層高まった年であったといえるでしょう。
また、1番と2番についても素直に選べるワインではなく、簡単に見える品種であっても細かいひっかけが用意されていて、これがWBS生の回答に表れています。
ぶどう品種は1~2個の正解までが現実的なラインではないでしょうか。
WBS生のアンケート結果
共通設問の集計:2025 / ソムリエ & ワインエキスパート
ではここから、WBS生のアンケート結果と分析をご紹介します。
制限時間と全体の難易度
制限時間については多くの方が「時間ぴったりだった」「少しあまった」「少し足りなかった」を選択し、「かなりあまった」方はいませんでした。
WBSはトレーニングの段階で5分を想定していましたが、それでも足りなかったと感じる人がいるということは、
①トレーニング時間の見直し
②本番環境を想定したリハーサル機会の増加
③二次対策への声がけ強化
が課題としてあげられるのかとおもいます。
アンケート全体を見ると「少し足りなかった」と答えた方も最後の銘柄まで記入できており、実際には「解答はできたが、余裕がもう少し欲しかった」という心理の表れとも読み取れます。
この点については今後個別にお話を伺いながらさらに分析を進め、次年度以降の対策改善へとつなげていきます。
1:リースリング オーストラリア 2023年
集計:2025 / ワインエキスパート / 飲料 1
種別:ワイン / 正解:リースリング オーストラリア 2023年
そのほかの項目
1. ブドウ品種(リースリング)
正答率:75.0%(12/16)
16名中12名がリースリングを正答しており、非常に高い正解率です。
柑橘系のアロマや高い酸、フレッシュさといったリースリング特有の特徴を多くの受験者が的確に捉えられたことが分かります。
誤答した4名も、おそらく酸の鋭さをソーヴィニヨン・ブランや甲州などと混同した可能性が考えられます。
2. 生産国(オーストラリア)
正答率:13.3%(2/15)
最も誤答が目立ったのが生産国でした。大半がヨーロッパ(ドイツやフランス・アルザスなど)と回答したと推測されます。
リースリング=ドイツという先入観が強く働いたため、オーストラリアを導き出すのは難しかったと思われます。
実際にオーストラリアのリースリングは、酸のシャープさや果実の明瞭さから冷涼産地のスタイルと近く、ブラインドで判別するのは非常に困難です。
3. 収穫年(2023年)
正答率:86.7%(13/15)
若いヴィンテージであることを的確に捉えた受験者が多く、全体として非常に高い正答率となりました。
リースリング特有のフレッシュで直線的な酸や、熟成感のない果実味を判断材料にできた点は大きな成果です。
個別の設問
1. リースリング認識度
すぐにリースリングだとわかった:7人
迷った末にリースリングにした:5人
わからなかった:4人
「すぐにわかった」+「迷った末にリースリング」で全体の75%を占め、最終的には多くが正解にたどり着けています。
つまり、リースリングの典型的特徴は理解されているが、自信を持ちきれない受験者も少なくない という傾向が見えます。
2. ペトロール香(石油香)の有無
全く感じなかった:10人
少し感じた:5人
はっきり感じた:1人
若い2023年ヴィンテージらしく、多くが「ペトロール香を感じなかった」と回答しています。
ごく一部が「少し/はっきり」と答えていますが、これは果実の熟度や発酵ニュアンスを石油香と捉えた可能性があります。
ここから、ヴィンテージが若いリースリングでは、ペトロール香を無理に探さなくてよい という認識が強まります。
3. 実際の回答(ブドウ品種)
リースリング:12人
甲州:2人
シャルドネ:1人
ソーヴィニョン・ブラン:1人
最終回答では12名がリースリングを選択しており、品種認識の正確性は高い水準です。
誤答した4人は、ニュートラルな酸や控えめな香りを甲州と解釈したか、柑橘香をソーヴィニヨン・ブラン寄りに捉えたと考えられます。
総合分析
今回のリースリング(オーストラリア/2023年)は、
品種認識:かなり高い正答率(75%)
ペトロール香:若いため多くは感じられず、むしろ自然な結果
ヴィンテージ:若さを見抜けて正解率は高い
一方で、生産国の判定は大きな課題(13%) でした。
まとめると、受験生の多くはリースリングらしさを的確に捉えていますが、「ドイツ・アルザスへの固定観念」が強く、オーストラリアを導けなかった点が弱点です。
対策としては、ニューワールドのリースリングを積極的に体験し、ヨーロッパとの違いを比較的に学ぶことが重要です。
2:ソーヴィニヨン・ブラン フランス 2024年
集計:2025 / ワインエキスパート / 飲料 2
種別:ワイン / 正解:ソーヴィニヨン・ブラン フランス 2024年
そのほかの項目
1. ブドウ品種(ソーヴィニヨン・ブラン)
正答率:31.3%(5/16)
16名中わずか5名が正解し、11名は誤答。ソーヴィニヨン・ブラン特有のハーブ香や柑橘のニュアンスが表れていたはずですが、酸の出方や果実味の解釈がぶれてしまい、リースリングや甲州と混同した可能性があります。
特に「フランス・ソーヴィニヨン・ブランが3年連続で登場」という事実は予想外で、多くの受験者を惑わせたと考えられます。
2. 生産国(フランス)
正答率:62.5%(10/16)
過半数はフランスを選べており、全体的なスタイルから伝統国をイメージできていることがわかります。
ただし、6名が誤答している点は「ニューワールド的な果実の強さ」を読み取ったケースや、品種自体を誤認した影響と思われます。
3. 収穫年(2024年)
正答率:6.3%(1/16)
ヴィンテージ判定はほとんどの受験者が外しており、今回の最大の難所でした。
2024年という非常に若い年であったため、フレッシュな酸や香味を「2023年」や「数年前のヴィンテージ」と誤認した可能性があります。
もっとも、ヴィンテージ特定は例年通り全体的に正答率が低く、過度に気にする必要はありません。
個別の設問
1. 樽香の有無
全く感じなかった:11人
わずかに感じた:5人
今回のワインは樽のニュアンスがほとんど無く、フレッシュなスタイルであったことが多くの回答から確認できます。
過去2年に出題されたワインがおそらくボルドー系のソーヴィニョンブランであったとWBSは分析していますが、おそらく今年度はロワール系のソーヴィニョンブランだと思います。
少数が「わずかに感じた」としているのは、発酵由来や還元的な香りを樽香と解釈した可能性があります。
結果だけを見れば、基本的にステンレスタンク主体のスタイルだったと見てよいでしょう。
2. チオール(ミントやグレープフルーツ、ハーブ系)の有無
全く感じなかった:9人
わずかに感じた:7人
ソーヴィニヨン・ブランの典型的特徴であるチオール香は、全員が強く感じ取れたわけではありません。
半数近くが「わずかに」と答えており、そこまで派手ではない、穏やかなスタイルのソーヴィニヨン・ブランだったことがうかがえます。
ただし、近年のロワール系ソーヴィニョンブランはチオールの印象は極めて薄く、逆にこれがフランスを特定する端緒になった、ととらえることもできます。
3. 最終回答(ブドウ品種)
シャルドネ:6人
ソーヴィニヨン・ブラン:5人
その他:3人
リースリング:1人
甲州:1人
最も多かったのはシャルドネ(6人)で、ソーヴィニヨン・ブランはわずか5人にとどまりました。
酸の出方が穏やかで樽も感じられなかったため、「冷涼産地のシャルドネ」と誤認したケースが多かったと考えられます。
総合分析
今回のソーヴィニヨン・ブラン(フランス/2024年)は、品種の正答率が低かった理由が明確に見えてきます。
樽香が弱く、派手なチオールも控えめであったため、典型的な「ソーヴィニヨンらしさ」に欠ける印象。
その結果、シャルドネやその他の白品種へ流れた受験者が多かった。
一方で、生産国フランスを選んだ割合は高く、伝統国的なスタイルであることは多くの受験者が感じ取れていたといえます。
結論として、このワインは「フランス・ソーヴィニヨン・ブランの穏やかなスタイル」を見抜けるかがポイントであり、ロワール系なのかボルドー系なのかの判別は今後の分析課題です。
3:テンプラニーリョ スペイン 2020年
集計:2025 / ワインエキスパート / 飲料 3
種別:ワイン / 正解:テンプラニーリョ スペイン 2020年
そのほかの項目
1. ブドウ品種(テンプラニーリョ)
正答率:6.3%(1/16)
16名中わずか1名が正解。WBSとしてテンプラニーリョ対策は十分に行っていたものの、実際の試験環境では大多数が誤答しました。
果実味や酸の出方、タンニンの質感が「典型的なリオハのテンプラニーリョ」からやや外れており、他の品種に引っ張られたと推測されます。
2. 生産国(スペイン)
正答率:6.3%(1/16)
スペインを選べた受験者も1名のみ。
国の特定に至らなかった理由は、ワイン自体が伝統的なリオハの「樽熟成を強く感じさせるスタイル」ではなかったためです。
ニューワールド寄りの果実味や、比較的軽快な構造を持っていた可能性があります。
3. 収穫年(2020年)
正答率:12.5%(2/16)
2名が正答。
多くの受験者は、もう少し熟成した年次、あるいはより新しい年と判断したと考えられます。
今回のワインが「レセルバ」ではなく「クリアンサ」クラスだったとすれば、樽熟成や熟成香が控えめで、2020年という若さを見抜くのは難しかったでしょう。
個別の設問
1. テンプラニーリョ認識度
はっきりとわかった:1人
迷った結果、他品種にした:6人
わからなかった:9人
大半が「わからなかった」と回答しており、唯一自信を持ってテンプラニーリョと答えた人はごく少数でした。
6人は「迷った末に外した」ことから、特徴の一部は捉えつつも確信に至れなかった様子が見て取れます。
つまり、典型的なリオハ像から外れていたため、自信を持ちきれなかったといえます。
2. アメリカンオークの香り認識
どちらかわからないが樽香は感じた:7人
はっきりアメリカンオークを感じた:5人
わからなかった:3人
フレンチオークと感じた:1人
多くが「樽香あり」と認識しており、その中でも5人はアメリカンオークをはっきりと感じ取っています。
テンプラニーリョに典型的なアメリカンオーク由来のバニラやココナッツのニュアンスは拾えていたものの、それが品種や産地に直結しなかったことが正答率の低さに表れています。
3. 実際の回答(品種)
カベルネ・ソーヴィニョン:6人
その他:5人
シラー:2人
メルロー:2人
テンプラニーリョ:1人
回答がばらけており、特にカベルネ・ソーヴィニョンが最多。これは果実味と樽香の組み合わせを「ボルドー系品種」と誤認した可能性が高いです。
シラーやメルローも選ばれており、ワインのスタイルが国際品種寄りに感じられたといえるでしょう。
4. 総合分析
今回のテンプラニーリョ(スペイン/2020年)は、
品種・国の正答率が極端に低い(6%)
アメリカンオーク香は感じ取れていた人が多い
回答はカベルネやシラーなど国際品種に流れた
このことから、ワインは典型的なリオハのレセルバ以上ではなく、樽熟成控えめなクリアンサクラスだったと考えられます。
そのため「テンプラニーリョらしい熟成感」よりも「フレッシュな果実+オーク」の印象が強く、受験者を惑わせました。
結果としては非常に厳しかったですが、これは試験としても例外的な難問であり、「WBSでの準備があっても難しい」というレベルでした。
むしろ学びとしては、典型から外れるスタイルにどう冷静に対応するか が重要だったといえるでしょう。
4:カルメネール チリ 2021年
集計:2025 / ワインエキスパート / 飲料 4
種別:ワイン / 正解:カルメネール チリ 2021年
そのほかの項目
1. ブドウ品種(カルメネール)
正答率:0%(0/15)
誰も正答できませんでした。カルメネールは日本の二次試験において過去7年間で一度も出題例がなく、受験生にとって完全な不意打ち。
上位のテイスターでもブラインドで確実に特定するのは容易ではありません。
むしろ「正解者ゼロ」は自然な結果といえるでしょう。
2. 生産国(チリ)
正答率:13.3%(2/15)
わずか2名がチリを選択しました。
カルメネールは現在チリを代表する品種ですが、カベルネ・ソーヴィニョンやメルローと混同されやすく、果実の熟度やスパイス感の特徴を「ニューワールドの別品種」と捉えた受験者が多かったと考えられます。
3. 収穫年(2021年)
正答率:13.3%(2/15)
収穫年の正答率も低く、ほとんどが誤答。もっとも、ここは他の品種でも同様に正答率が低く出る領域であり、特に気にする必要はありません。
個別の設問
1. 品種回答の傾向
カベルネ・ソーヴィニョン:9人
シラー:4人
メルロー:1人
その他:2人
大半がカベルネ・ソーヴィニョンを選び、次いでシラーという傾向でした。
カルメネールは、濃厚な果実味とスパイシーさからカベルネやシラーに似た印象を与えるため、誤答としては極めて自然です。
逆に言えば、受験者が「ニューワールドの濃い赤ワイン」として方向性を捉えていたことは評価できます。
2. 産地イメージ(伝統国 vs ニューワールド)
ニューワールド:9人
伝統国:7人
ニューワールドを選んだ人がやや多く、ワインの熟度や果実感から「チリ・アルゼンチン・オーストラリア」といった方向性にアプローチできていたと考えられます。
ただし「フランスやスペインの濃厚赤」と感じた人も少なくなく、スタイルの曖昧さが判断を分けた形です。
3. 出題の想定度合い
予想・準備していなかった:15人
予想・準備していた:1人
ほとんどの受験者がカルメネールの出題を想定しておらず、対策も未実施。これは過去7年間で出題例がなかったことを考えれば当然であり、むしろ正解者が出なかったこと自体が自然な結果といえます。
4. 総合分析
今回のカルメネールは、受験者全員を翻弄する超難問でした。
品種回答はカベルネやシラーに集中しており、ワインの濃厚さやスパイス感を的確に捉えていた証拠でしょう。
ニューワールドと感じた人が半数以上で、方向性としては大きく外れてはいなかった。
ただし、カルメネールを想定していた人はほぼ皆無であり、準備不足というよりは「出題の想定外」が最大の要因。
したがって、この設問は「当てること」が目的ではなく、未知の品種にどう冷静に取り組むか、分析的に方向性を絞れるかが試されたものと考えるべきです。
合否に直結する問題ではなく、むしろ「対応力を養う機会」として振り返るのが良いでしょう。
5:スコッチ・ウイスキー
集計:2025 / ワインエキスパート / 飲料 5
種別:その他アルコール / 正解:スコッチ・ウイスキー
そのほかの項目
1. 回答傾向
スコッチ・ウイスキー:11人
コニャック:2人
その他:2人
16名中11名が正答しており、7割を超える高い正答率でした。
これは「独特のピート香や樽熟由来のスモーキーさ」というスコッチ特有の特徴を捉えられた結果といえます。
2. 誤答の傾向
コニャックを選んだ2人は、樽由来のバニラ香やアルコールの厚みを「ブランデー」と誤認した可能性があります。
「その他」を選んだ2人は、ウイスキーのカテゴリー内で細かく迷ったか、あるいはラムや他のスピリッツ系を想起したと考えられます。
3. 難易度の位置づけ
ワイン中心の受験準備をしていると、蒸留酒やリキュールの出題は苦手意識につながりやすいですが、スコッチ・ウイスキーは比較的「常識的な出題」といえます。
日常的に嗜む機会が多い方もいるため、普段からワイン以外のアルコールにも関心を持ち、香りや味わいを意識的に体験しておくことが有効です。
総合分析
今回のスコッチ・ウイスキーは、多くの受験者が正解できた一方で、一部がコニャックなどに迷いました。
これは「蒸留酒=樽熟成=ブランデー」と短絡的に判断した結果と考えられます。
試験全体を通じて重要なのは、ワイン以外のお酒も含めて幅広く体験しておくことです。
普段からウイスキーやブランデーを嗅ぎ比べる習慣を持つだけで、こうした設問は自信をもって対応できるようになるでしょう。
まとめ
2025年度ソムリエ・ワインエキスパート試験の二次テイスティングに挑まれた皆さま、本当にお疲れさまでした。
長い準備期間を経て臨んだ一日、その緊張と集中力は何よりの財産です。
今年度は、シャルドネや甲州といった定番に加え、ジンファンデルやカルメネール、さらにはリキュールやコニャック、スコッチといった幅広い出題があり、例年に比べて難易度はやや高めであったといえるでしょう。
中でも、未知の品種や想定外のアイテムに直面したとき、受験生がどのように冷静に対応できるかが試された年でもありました。
一方で、リースリングや甲州のように多くの受験者が正確に捉えられた出題もあり、基礎力は着実に成果として表れています。
ここでご紹介したのはあくまで概要にすぎません。
WBS内部ではさらに詳細な回答傾向の分析や個別フィードバックを行い、来年度以降の受験に直結する学習改善へとつなげています。
試験直後は結果に一喜一憂しがちですが、大切なのは今回の経験を今後の糧とし、次につなげることです。
より体系的に、実体験と分析を組み合わせて学びを深めたい方は、ぜひWBSにご参加ください。
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