フラッシュデタント（Flash détente）は、醸造用語の一つ。通常は早飲みタイプのワインに用いられる手法。

加熱したブドウを低圧化（真空化）させたタンク内に静置をすることで、果皮の組織などが破裂を起こしやすい状態にする。

果皮の細胞壁が破裂しやすくなることで色素やタンニン分を抽出しやすい状態になり、早い段階で果醪との分離を行うことができるメリットがある。

果醪との分離が早いと種子との接触時間が短くなるため、種子からの渋味成分をおさえることができる。

通常のThermovinificationに比べて果皮の組織が破壊されやすい状態になるため、色素や香味成分はより抽出されやすくなる。

サムネイル画像：Par Pellencgroup — Travail personnel, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=50482506

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