学習をするあなたに

飲食店・ホテルの中での立ち位置

特に専門料理店でこれから上を目指していこうという場合、ワインの学習は極めて有効な学習対象です。

ワインは19世紀の後半に現在の理想美と同様の形が出来上がったとされています。

それ以降現在までほぼワインの価値基準は変わっていません。

 

世の中はその後に二度の世界大戦を経て戦後の平和と経済拡大を柱とする新しい国際秩序が醸成され、様々な産業が勃興します。

食生活も激変し、世界的に新鮮で安全な食材を、あっさりした味付けで健康的なものへと変容しました。

ところがワインの価値は一切変わらず、むしろそれまでの価値が再認識される形で価値を高めることとなるのです。

 

コロナ禍において、飲食店でご勤務の場合、5年先は一切予想することはできません。

その中にあっては、今後ますます個の力が求められる時代になります。

ワインは今後数十年、100年、価値を変えることはおそらくありません。

だから自信をもってワインの学習を進めてください。

 

飲食店と学習環境

折り合いの悪さを認識しよう

現在、ホテルも、専門料理店も、どれだけ名声があっても終身雇用ということはありません。

どれだけの大組織であったとしてもいつかは職を離れ、別の道に進んだり、あるいはほかのお店やホテルに就職したり、

あるいは独立をして自身の力を試すことが普通の世の中です。

 

このような時代ですので、だれでもうすうす

「個の力が必要だ」

とは感じていますが、なかなかそれを組織の中で表明するのは難しいのが現状です。

 

飲食店の中でも特に専門性の高いところは、チームプレイが不可欠です。

チームプレイそのものは非常に重要です。

そのうえで、チームプレイを優先させるあまり、個の力を発揮するのはなかなか難しいとお感じの方は多いかもしれません。

 

専門料理店になると、仕事もできて、かつ勤務姿勢もいい、こんな優秀なスタッフはそうそういません。

優秀なスタッフになればなるほど、本来であれば向上心が強いものです。

そうなると、その組織で学ぶことが少なくなれば当然他を探す(勤務先・修行先を変える)ことが考えられます。

大変に言いづらいことですが、これを何とか阻止しようとするオーナーや経営者、店長は、残念ながら昔も今も一定数いるのが実態です。

そのため、あなたがあからさまに学習意欲を燃やすと、途端に攻撃的になってくる上司や、あるいは学習の妨げをする上司は、いるところにはいると自覚することも重要になってきます。

 

チームプレイは鉄則

では、チームプレイを無視してあなたの学習を尊重だけしていればいいのかと言われれば、そうではありません。

飲食店でなくても、どの組織でもチームプレイは基本中の基本です。

そのため、あなたが学習を優先させるばかりにチームプレイをおろそかにするのはお勧めできません。

学習をしたいという気持ちをおさえて、チームプレイに徹するときはぜひ組織への貢献を優先させてください。

誠実に業務をこなし、そのうえで学習を進めるのは決して簡単ではありません。

しかし、隙間時間を利用し、細切れの時間を積み重ねて学習すれば、かならず目的は達成できます。

 

立ち位置を確認しよう

このように、飲食店やホテルでの勤務と学習は、場合によっては両立は難しいこともありえます。

だから、客観的にあなたの立ち位置を確認し、適切な振る舞いができるようになれば、それが最高の形です。

 

まだ技術も経験も浅い場合は、そのお店で何が自身に求められているのか、

ある程度経験も知識も得られたら、自分がその組織に貢献できることはなにか、

 

できれば「何がしたいのか」ではなく、「何が求められているか」これを優先させてみてはいかがでしょうか。

この意識はあなたがSNSで情報発信するときも必ず役に立ちます。

私がユーチューブで大事にしていることは、自分が伝えたいことではなく、視聴者様が知りたいことをできる限りわかりやすく、丁寧にお伝えすることです。

これは勤務時代から大事にしていることで、体に染みついているからこそユーチューブでもある程度の結果が出せていると考えています。

 

あなたが組織でのチームプレイと立ち位置を適切に把握し、これが機能すれば、あなたの組織での評価は見違えるほど上がるはずです。

 

それでもどうしても勤務先が負担になる、このようなこともあるかもしれません。

この場合はぜひワインブックスにご相談ください。

フォーラムでも、質問会でも、どちらでも構いません。

あなたの活躍を期待しています。