【最新版】ソムリエ二次試験 当日の雰囲気・様子レポート

こんにちは!今回はソムリエ二次試験の当日の様子をレポートさせていただきます。

 

二次試験が近づき緊張や不安に思っている受験生の方も多いのではないでしょうか。

対策や練習はしているけれど、その力がきちんと発揮できるか不安、、そのように考えている方も少なくないはずです。

 

なぜ不安や緊張をしてしまうのでしょうか。

その要因の一つは「分からない」ことをするからだと思います。

行ったことのない会場で、飲んだことのないワインをやったことのないようなブラインドという形でテイスティングをするのです。

そんな分からない事だらけの環境で一発勝負の試験を受けるのですから緊張しないはずがありません。

 

ただし予めある程度試験の様子などが分かっていれば緊張も少しは和らぐかと思います。

そこで本記事では、2022年度の最新のソムリエ試験を通過した私が二次試験の様子をできる限り詳細にレポートさせていただき、少しでも受験生の試験への不明点を無くすことができればと思います。

 

試験会場によって多少の相違はあるかもしれませんので、その点はご了承ください。

 

ソムリエ二次試験 テイスティング試験の雰囲気・様子

ソムリエ二次試験の全体像

2023年度のソムリエ・ワインエキスパート試験の二次試験は10月16日(月)に行われます。

タイムスケジュールは以下の通りです。

 

・ソムリエ

11:00 開場

11:10 オリエンテーション

11:20~12:00 テイスティング

12:05 オリエンテーション

12:10~12:30 論述試験

12:40 解散

 

・ワインエキスパート

11:00 開場

11:10 オリエンテーション

11:20~12:10 テイスティング

12:20 解散

 

ソムリエは論述試験があるので、長時間になりますが、テイスティング試験まではソムリエとワインエキスパートは両方同じ会場で同時進行で行われます。

 

会場は全国の都市にある指定のホテルです。

住所から最寄りの会場になると思いますので、受験票で確認してください。

 

会場の様子

私は京都の会場でリーガロイヤルホテルでした。

ちなみに2023年度はホテルオークラですので、若干相違があるかもしれません。

あくまでご参考までにご覧いただければと思います。

 

会場に着くとまずは部屋の外で受付をします。

ホワイトボードで大体の席の位置が書いてありますので、受験票と照らし合わせて自分の席がどのあたりか確認してから入室しましょう。

 

部屋はソムリエ・ワインエキスパート両方の受験生がいるのですが、およそ500人くらいは収容できる大きさがありました。

さすがホテルの宴会場とあって豪華で広々とした会場ですが、空気は非常に緊張で張りつめていました。

私語をする人などなく、部屋の周りには試験官と思しき人がいらっしゃいます。

この瞬間からいよいよ試験が始まるという雰囲気になってきます。

あまり雰囲気に飲みこまれないように、リラックスして着席しましょう。

 

席に座ると、テーブルにはテイスティンググラス5脚、水、飲料を吐くための紙コップ、オリエンテーションで使用する用紙、テイスティングコメントシート、解答用紙が置かれています。

もちろん指示があるまで、触れることはできません。

 

開場からオリエンテーション開始までは10分と意外と時間がありません。

お手洗いなどは早めに済ませておきましょう。

お手洗いが混んでいたり、慣れない会場ですと部屋までの道が分からなくなるなどもあり得ます。

 

試験の進行について

開始時刻になると、まずはオリエンテーションです。

オリエンテーションでは主に試験の説明があります。

 

また、この時に試験中に使用する筆記具などを準備します。

持参した筆記具をテーブルの上に出しましょう。

 

試験はマークシートで解答します。マークシートは塗りつぶすのに尖ったシャープペンシルだと時間がかかります。

私はマーク用に少し先が丸くなっている鉛筆を用意していました。

 

ただ、ソムリエを受験する方はテイスティング試験の後に論述試験があります。論述試験では多くて1,000文字は書くことになりますので、シャープペンシルも併せて用意しておくことをおすすめします。

 

10分間のオリエンテーションが終わるといよいよテイスティング試験が始まります。

ワインなどの飲料は開場時に既に注がれています。

 

試験会場に時計はありません。

時間の確認は試験官が定期的に残り時間を教えてくれることでしかできません。

私の記憶では半分の20分、残り10分、残り5分、残り1分で残り時間の宣言がありました。

意外と解答時間をコントロールするのが難しいので、普段からテイスティング練習をするときは時間を測りながら行う方が良いでしょう。

 

テイスティング試験が終わるとワインエキスパート受験者は片付けをして解散、ソムリエ受験者はその後の論述試験のためのオリエンテーションに移行します。

 

論述試験の解答用紙もマークシートと一緒に入っています。

300~400字程度書く問題が3問出題されます。

それをたったの20分間で書かなくてはなりません。どれだけ練習しても時間が足りないと思います。

考えながら書く時間はありませんから、まず3問の問題文を読んで書けそうな問題から順番に解答していきましょう。

 

うまく乗り越えるコツ

ここからは、ソムリエとして受験した私が本番で実践していたことや、もっとこうすれば良かったと思うポイントをお伝えいたします。

 

■時間をうまく使う

テイスティング試験も意外と時間に追われる方が多いです。

そのため使える時間は目一杯に使うことが大切です。

開場時に飲料がグラスに既に注がれているという話をしました。もちろん触れたり、香りを嗅いだりすることはできません。

しかし、色を見ることはできます。品種の見分け方の記事をお読みいただいた方であればお分かりになるかと思いますが、色で大まかなワインの味わいや品種を予想することができます。

ワイン以外の飲料についても、特徴的な色から回答を絞りこむこともできます。

私が受験したときはイエガーマイスターが出題されましたが、特徴的なイソジンのような色調から飲む前から味わいをイメージすることができました。

 

■色の淡いワインからテイスティングする

これは私の失敗談になるのですが、色の淡いワインからテイスティングするのがベターです。

私が受験した際に①がフランスのシャルドネ、②がドイツのリースリングでした。

 

①は色合いは典型的なブルゴーニュのシャルドネという感じのイエローで、②はかなり淡い緑がかったレモンイエローでした。

香りについては①はやや樽が効いた印象で、②はかなり香りも味わいも穏やかでさっぱりとしたタイプでした。

 

私は何も考えず番号通りに①からテイスティングを行ったのですが、樽の効いた①を飲んだ後にさっぱりとした②をテイスティングすると全く香りが正常に取れませんでした。

 

皆さんには白ワインでも赤ワインでも2種類出題があった場合は色あいの淡いものからテイスティングを行うようにしてください。

 

まとめ

今回はソムリエ二次試験の当日の様子をレポートさせていただきました。

 

二次試験は知識よりも当日いかに落ち着いて回答できるかの方が重要だと思います。

この記事を読んでいただいた皆さんが試験を他の人より既に1回多く受けているくらいの落ち着いた心持ちで試験に臨めることができれば幸いです。

 

当日自分の感覚を正常な状態へ持っていけるかが大事です。

ちなみに私は当日の朝は歯磨き粉を使わずに歯磨きをし、朝ごはんも食パンを何もつけずに食べただけでした。

それだけ準備をすれば、自分に少しでも自信が出てくるものです。

試験が終わったら思いっきり美味しいものを食べましょう!

私は超濃厚こってりラーメンを食べました笑

 

皆さん、二次試験頑張ってください!!


 

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