【南アフリカ】ソムリエ試験・ワインエキスパート試験過去問・練習問題

【最終更新日】2023年11月1日

南アフリカは日本とはあまりにも距離が遠く、おそらくもっともなじみの薄いワイン生産国と映っている人は多いでしょう。

歴史も古く、ワイン造りにおいては伝統のある生産国であるのに対して日本でのワイン市場においては存在感は薄く、イメージをしにくい素地があります。

 

しかし、ワイン造りにおいては高品質で、かつ、消費者の目線にあった、マーケットを強く意識したワインが造られています。

歴史的にも早い段階でヨーロッパの生産国とのつながりがあったため、高い醸造技術や栽培技術があるのも南アフリカワインの特徴です。

 

日本のワインマーケットでは知られていないため、逆にここを掘り起こすことで新しい提案をワインファンにできる強みもあります。

試験勉強とともに、興味をもってワインを学習するのもお勧めの国でもあります。

 

さて、以下がソムリエ、ワインエキスパート試験のボリュームゾーンの難易度の過去問と解説です。

 

年度別に過去問は随時追加の予定です。

 

本格的な学習に入る前に、事前に全体の難易度と傾向を押さえておきましょう。

 

WBSのソムリエ試験、ワインエキスパート試験対策講座はこちら→

 

ソムリエ試験・ワインエキスパート試験全体の勉強方法はこちら→

 

*クリックで回答と解説を表示!を押下すると回答と解説が表示されます。

過去問全般の取り組み方はこちらをご参考ください→

 

【こちらの過去問もご参考ください】

 

 

【南アフリカ】ソムリエ試験・ワインエキスパート試験過去問・練習問題

【問題1】人物

南アフリカのケープ・タウン最初の総領事で、1655年に南アフリカで初めてブドウ栽培を開始した人物を1つ選んでください。

①Arthur Phillip

②Samuel Marsden

③Jan van Riebeeck

④James Busby

 

クリックで回答と解説を表示!

③のJan van Riebeeck (ヤン・ファン・リーベック)が正解です。

1655年にオランダ東インド会社のヤン・ファン・リーベックが、ケープでブドウ栽培を開始しました。そしてその4年後に最初のワインが造られました。

 

【問題2】気候条件

南アフリカにおいて、西ケープ州に影響を与える南極からの冷たい海流の名称を1つ選んでください。

①フンボルト海流

②カリフォルニア海流

③ベンゲラ海流

④メキシコ湾流

 

クリックで回答と解説を表示!

③のベンゲラ海流が正解です。

南アフリカは東がインド洋、西が大西洋と接しており、気候区分は地中海性気候となります。

ブドウ生育期間中は乾燥していて温暖な地域です。ただし、西ケープ州については南極からの冷たいベンゲラ海流の影響で緯度の割に冷涼な産地となっています。

 

【問題3】気候条件

南アフリカにおいて、春から夏にかけて西ケープ州に吹く南東の強風の名称を1つ選んでください。

①Cape Doctor

②Mistral

③Bora

④Zonda

 

クリックで回答と解説を表示!

①のCape Doctor (ケープ・ドクター)が正解です。

ケープ・ドクターは春から夏にかけて吹く南東からの強風です。この強風のおかげで、防虫剤や防カビ剤の使用量を抑えることができています。

 

【問題4】主要なブドウ品種

南アフリカにおいて栽培面積1位のブドウ品種を1つ選んでください。

①Sauvignon Blanc

②Chardonnay

③Chenin Blanc

④Cabernet Sauvignon

 

クリックで回答と解説を表示!

③のChenin Blanc(シュナン・ブラン)が正解です。

南アフリカでのシノニムはスティーンです。なお、赤ワインのブドウ品種第1位はカベルネ・ソーヴィニヨンです。

 

【問題5】主要なワイン

南アフリカのブレンドスタイルとして赤ワインで最も多いものを1つ選んでください。

①ケープ・ブレンド

②ブルゴーニュ・ブレンド

③ボルドー・ブレンド

④ローヌ・ブレンド

 

クリックで回答と解説を表示!

③のボルドー・ブレンドが正解です。

南アフリカでは単一品種だけでなくブレンドスタイルも主流です。

赤ワインで最も多いのがボルドー・ブレンドで、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを主体としたワインです。

その他にはシラーを中心としたローヌ・ブレンド。

ピノタージュを中心としたケープ・ブレンドなどがあります。

白ワインではシュナン・ブランを中心としたケープ・ブレンドがあります。

 

【問題6】交配品種

南アフリカ独自のブドウ品種のPinotageはPinot Noirと何の品種を交配したものか、正しいものを1つ選んでください。

①Cinsault

②Syrah

③Cabernet Franc

④Cabernet Sauvignon

 

クリックで回答と解説を表示!

①のCinsault(サンソー)が正解です。

ピノタージュは南アフリカ独自の交配品種です。

1925年にステレンボッシュ大学のアブラハム・ペロード博士によって造られました。

病害に強く高い糖度が得られるブドウ品種です。

 

【問題7】ワインのキーワード

南アフリカにおいて、瓶内二次発酵方式のスパークリングワインの名称で正しいものを1つ選んでください。

①Méthode traditionnelle

②Cava

③Méthode Cap Classique

④Sekt

 

クリックで回答と解説を表示!

③のMéthode Cap Classique (メトード・キャップ・クラシック)が正解です。

Méthode Cap ClassiqueはMCCとも略されます。瓶内二次発酵方式で造られたスパークリングワインで、近年大きな成功をおさめています。

 

【問題8】生産地域

南アフリカにおいて、ワイン生産量の9割を占める州の名称を1つ選んでください。

①北ケープ州

②東ケープ州

③西ケープ州

④中央ケープ州

 

クリックで回答と解説を表示!

③の西ケープ州が正解です。

西ケープ州は南アフリカのワイン生産における中心地であり、実におよそ9割がこの地域で生産されています。

 

【問題9】著名ワイン

南アフリカのケープタウンに属する生産地域で、南アフリカでもっとも歴史のある生産地で、18C~19Cにヨーロッパの王侯貴族に愛された甘口ワインの生産地を1つ選んでください。

①Constantia

②Durbanville

③Worcester

④Robertson

 

クリックで回答と解説を表示!

①のConstantia (コンスタンシア)が正解です。

コンスタンシアは南アフリカで最も歴史のある生産地域の1つであり、かつてヨーロッパの王侯貴族に愛されるほどの甘口ワインを生産していたことで有名です。

もちろん現在でも品質の高い甘口ワインを生産しています。

 

【問題10】栽培地域

南アフリカにおいて、ワイン用ブドウの栽培面積第1位のDistrict(地区)を1つ選んでください。

①Paarl

②Swartland

③Stellenbosch

④Darling

 

クリックで回答と解説を表示!

③のStellenbosch (ステレンボッシュ)が正解です。

ステレンボッシュは南アフリカの生産地区(District)において第1位の栽培面積を誇ります。

17C半ばからワイン生産をしている伝統的な地域です。ステレンボッシュ大学では南アフリカ唯一のワイン醸造とブドウ栽培の学部があります。


 

【ワインブックスオンラインスクールのご案内】



このサイトは、ワインブックススクールの運営です。

ワインブックススクールでは、月額2200円で、いつでも、どこでも、誰でもワインの学習ができる環境が整っています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験の対策に

趣味のワインライフに

エクセレンス試験の対策に

飲食店の頼もしい見方に

ご活用ください。必ずお役に立てることをお約束します。

WBSのソムリエ・ワインエキスパート試験対策講座はこちら→


  毎月届くブラインドテイスティングのサブスクリプションサービス

全国どこでも受講できるブラインドテイスティングの通信講座もお勧めです→

ワインブックスにお越しいただいてのテイスティング講座はこちら
ワインブックスのテイスティングコースはこちら→

【南アフリカ】ソムリエ試験・ワインエキスパート試験過去問・練習問題” への4件のフィードバック

  1. I will right away grasp your rss as I can not in finding your e-mail subscription hyperlink or newsletter service. Do you’ve any? Please allow me recognize in order that I could subscribe. Thanks.

  2. After study a few of the blog posts on your website now, and I truly like your way of blogging. I bookmarked it to my bookmark website list and will be checking back soon. Pls check out my web site as well and let me know what you think.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です