【最終更新日】2023年10月13日
ワインエキスパート試験を受けるすべての方が初めに当たる問題が「独学をするか、スクール等に通うか」という問題です。
独学のコツというタイトルを掲げておきながら最初に申し上げますが、スクールに通う方が確実に勉強の効率や合格率は上がると思います。
それは多くの受験生が薄々感じ取っていることだとは思いますが、それでも独学を検討する受験生は存在します。
その理由は主に費用面と時間面の問題が大きいでしょう。
ワインスクールは主に通学するスクールとネットで受講するオンラインスクールがありますが、通学は10万円以上することもあり、オンラインスクールでも5万円程度はすることが一般的です。
受験料だけでも3万円ほどかかるのに、それに加えて10万円受験にかかるのは受験生にとって痛手です。
また、通学でもオンラインでも講座がありますが、だいたい時間が指定されていることが多いです。
仕事が忙しいと折角スクールに入校したにも関わらず、講座に参加できないということにもなりかねません。
そうなると受験生が独学を検討するのも当然です。
本記事ではワインブックススクールで学習し、ワインエキスパート試験を合格した私の体験談などを元に、独学についての検証と具体的なアクションプランをご提示したいと思います。
独学とワインエキスパート試験
何故独学にこだわるのか?を知ろう
このページを見ている人のほどんどは、「ワインエキスパート試験を受験しようと思って勉強しているけど、できるだけ独学で合格したい」と思っているはずです。
独学で合格したいけど、でも不安だから「ワインエキスパート試験 独学」で確認をしているし、自分が間違っていないかを確かめたいのでしょう。
ただし、合理的に考えれば独学で勉強しても、スクールに通っても、今時オンラインスクールがあるので出費にせよ時間にせよ大した違いはありません。
かりに全くの独学で不合格になった場合、合格がよく年持ち越しになれば時間も費用もスクールに通うよりもはるかに代償が高くなります。
にもかかわらず完全な独学で行こうとするのは、だいたい以下のような理由でしょう。
・費用、時間の問題
・心に「独学で合格する」とすでに決めてしまったため、引き返せない
・すでに独学で勉強しているため、いまさらスクールなんて行けっこない
・そもそも独学以外考えていない
・ワインスクールの響きが嫌
・ワインスクールの雰囲気が嫌
・合格後に「俺は独学で合格した」と言い張りたい
・なんとなくの雰囲気
・一円でもケチりたい
・スクールの奴らなんかの売り上げに貢献したくない
・スクールビジネスに踊らされるなんてまっぴらごめんだ
・自分の力だけを信じているから他者に頼るなんて考えてもいない
他にもありそうですが、大体このあたりでしょう。
よく見てみると気分の問題であることが大きく、費用と時間を除けばなんとなくの雰囲気でスクールを避けていることがわかると思います。
独学の体験談
私はWBSで試験対策をさせていただき無事合格することができましたが、最初は私もスクールへの入校は渋っていました。
やはり受験料以外に10万円もかかるのが納得できませんでした笑
可能であればスクールには通わず0円で合格まで行きたかったので、参考書だけ購入して独学で勉強を始めてみました。
2週間ほどが経ち、ネットにあるような過去問を解いてみたのですが、あまりにも出来が悪く落胆しました。
記憶の定着が悪かったのもありますが、大きな要因は出題されやすい範囲が分からず重要度の低い箇所も勉強してしまっていたことでした。
出題範囲の広いワインエキスパート試験を独学で勉強するのは雲をつかむようなことでした。
そこでワインエキスパート試験ではどんな問題が出やすいかなどを知る必要があると痛感しました。
「試験勉強は情報戦」これが私がスクールに通うことを決心した理由です。
その時期によくYouTubeで視聴していたワインブックスチャンネルでオンラインスクールを開講していることを知りました。
金銭面でスクールを渋っていた私にとってWBSの受講料月2,200円というのは魅力的でした。(決して宣伝などではありません笑)
独学のメリットデメリット
ここまで独学は難しいという話になってしまいましたが、独学のメリット・デメリットを整理してみましょう。
■メリット
・お金がかからない。
1番のメリットはこれでしょう。
出来る限り余計なお金はかけずに試験に合格したいと思うのが人情というものです。
10万円もあれば五大シャトー1本買えてしまいますからね。。。
・時間面で自由
ワインエキスパート試験を受験する方の多くは一般の会社などで仕事している方が多いと思います。
そのような職業ではもちろん平日は仕事ですし、私の場合休日も不定でした。
通学のスクールは当然ですが講義の日時が決められていてその時間にスクールへ登校しなければなりません。
オンラインスクールでも動画講義をリアルタイムで受けるとなると決まった時間にZoomなどで接続する必要があります。
独学ではそういった時間の制約がありません。
自分のライフスタイルを崩すことなく、自分のペースで学習することができます。
■デメリット
・モチベーションを保つのが難しい
メリットで時間の制約が無いことを挙げましたが、それがかえってデメリットとなることもあります。
いつ勉強してもいいとなると人はなかなかやる気が出ないものですので、モチベーションの維持に苦労します。
スクールに通っていると決まった時間に講座があったり、他の受験生もいるので自分も頑張ろうという気持ちを維持しやすいです。
・効率が悪い
試験の頻出問題などの情報が無いと勉強の効率は間違いなく落ちます。
また筆記試験を乗り越えられたとしてもテイスティングや実技試験は合格率こそ高く、大間違いさえしなければ合格できる試験ですが、独学でテイスティングや実技の練習をするのは筆記試験対策より難しいです。
独学に向く人と向かない人
以上のメリット・デメリットを踏まえてどのような人が独学に向くのか、向かないのかを検証します。
■独学に向く人
・周りに相談できる人がいる。
重ねて言いますがワインエキスパート試験は情報戦です。
確かに独学での合格は易しいものではありませんが、どのような問題が出題されるか、テイスティングでは何を求めれるのか。といった情報さえ手に入れば十分に可能性はあると思います。
周りに過去のワインエキスパート試験の合格者や受験生がいらっしゃる方は情報をもらうことをお勧めします。
■独学に向かない人
・自己管理能力が秀でて高くはない人
独学は時間の面で自由です。
私が独学していた頃は、時間の自由さが仇となりついついやる気が出なかったり、勉強時間を全然取らなかったりしていました。
ワインエキスパート試験の独学は相当に自分でモチベーションやスケジュールの管理ができる人でないと難しいかもしれません。
独学に自信のない人への具体的なアドバイス
ここまでを踏まえてそれでも独学で挑戦したい!という方に向けてアドバイスをさせていただければと思います。
しつこいようですが、ワインエキスパート試験はいかに試験の情報を得るかが合格への近道となります。
ワインエキスパート試験の受験生となると知り合いにワインエキスパート資格を持っている方がいらっしゃるかもしれません。
その人に助けを求めてみましょう。
ただし、あまりに昔の試験を受験された方に試験のことを聞くのは少しリスクがあります。
ソムリエ試験・ワインエキスパート試験は教本から出題されるのですが、毎年改定され少しずつ出題内容が変わってきています。
また、筆記試験は以前は普通のペーパーテストでしたが、現在はパソコンで受講するCBT試験になっています。
ペーパーテストは受験生全員が同じ問題が出されるのである程度出題傾向があったらしいのですが、CBT試験はコンピュータでランダムに出題されるので、出題傾向などといったものがあまりありません。
可能であれば、近年の試験、さらに言えばCBT試験時代に受験された方に相談するのがベストです。
それが難しくても最近はYouTubeなどネットである程度の情報収集をすることができます。
例えばYouTubeのワインブックスチャンネルでは動画講義を短くまとめた動画をアップしています。
私も受験生時代に視聴していました。ぜひ活用してみてください。
まとめ
結論、ワインエキスパート試験の独学はスクールよりは効率は落ちますが、十分に可能です。
独学は費用面や時間面で自由度が高く、その人の性格によっては独学の方が向いているという方もいらっしゃるでしょう。
また、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験は情報収集が大事という話をしましたが、スクールに通わなくても周りのソムリエの方やワインエキスパートの合格者の方、YouTubeなどネットを使うことである程度まかなうことができます。
ただし最終的に独学は厳しいとご自身で判断されたらスクールへ通うという選択肢は残しておいてください。
2,3か月だけスクールに通うというのもありですし、筆記だけ独学でテイスティングと実技試験だけスクールに通うという人も実際に周りにいました。
スクール代をケチって結局不合格となり翌年また受験料を払っては元も子もありませんからね
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