ブラインドテイスティング大会を徹底比較|主要コンテストとトレーニング方法
ブラインドテイスティングの大会には、得点や順位だけでは語り尽くせない魅力があります。
銘柄も産地も伏せられた一杯に向き合い、香りや味わいのわずかな手がかりから、産地や品種、ヴィンテージを読み解いていく。
その過程には、経験に基づく洞察と、瞬間的なひらめきが同時に存在します。
競う場でありながら、参加者は皆、自分自身との静かな対話を続けています。
今回の記事では、そんな大会の舞台裏や緊張感、そして挑戦者たちが何を見つめ、どこに価値を置いているのかを掘り下げていきます。
WBSサタデーラボ:ブラインドテイスティング大会に最適なトレーニング法
ブラインドテイスティングの大会に挑むうえで、最も効果的なトレーニングの一つが WBSサタデーラボ です。
毎週安定した良問に触れながら、自分の感覚と知識を磨く場として多くの受験者が実力を伸ばしています。
多くの大会で決勝進出者を輩出するなど、経験を積み上げるトレーニングとしては最適な場と言えるでしょう。
本記事では、そんなサタデーラボの受講生が主に目指す国内主要コンテストを比較し、それぞれの特徴や魅力を整理します。
大会のレベル感や雰囲気を知ることで、自分に合った挑戦の場が見つかるはずです。
日本ソムリエ協会主催:ブラインドテイスティングコンテスト
日本ソムリエ協会が主催するブラインドテイスティングコンテストは、国内最大規模を誇るテイスティング競技会であり、全国のワインテイスターが最も注目する大会の一つです。
このコンテストの特徴は、他の資格試験のように筆記試験や実技審査が存在しないこと。
純粋にテイスティングだけで勝負が決まり、提示されたワインをどれだけ正確に識別できるか――その一点に全ての評価が集約されます。
銘柄も産地も伏せられた一杯に対し、参加者は香りや味わいの微細な情報を手がかりに推理を重ね、正解へと迫っていきます。
経験と集中力、そして当日の感覚の冴えが結果を左右するため、毎年ドラマが生まれることも魅力の一つです。
ワインの本質に真正面から向き合うこの大会は、プロ・アマ問わず、多くのテイスターにとって腕を試す場であり、挑戦すべき舞台として確固たる存在感を放っています。
ヴィノテラス主催:ヴィノテラスカップ
ヴィノテラスワインスクール主催の「ヴィノテラスブラインドカップ」は、日本におけるブラインドテイスティング文化の興隆を語るうえで欠かすことのできない存在です。
同校が早い段階からブラインドテイスティングに真正面から取り組み、体系立てた学習環境と発信を行ってきたことは、この分野が広く認知され、テイスター人口が拡大していく大きな原動力となりました。
まさに現在のブラインドテイスティングブームを支えた立役者と言えるでしょう。
この大会には、全国からレベルの高いテイスターが多数参加し、実力者同士が技を競い合う緊張感と熱気に満ちています。
出題されるワインも多彩で、基礎力から応用力まで幅広いスキルが求められるため、チャレンジの場として非常に価値の高いコンテストです。
ブラインドテイスティングの奥深さと面白さを体現する大会として、多くのワイン愛好家や専門家から注目が集まっています。
予選はオンライン方式
ヴィノテラスカップは、自宅からオンラインで予選に参加できる点が大きな魅力です。
会場に足を運ぶ必要がないため、地方在住の方でも気軽に挑戦でき、実力さえあればどこからでも上位を狙える公平な舞台が整っています。
用意されたワインが自宅に届き、指定日時に参加するだけで全国のテイスターと競い合えるため、忙しい社会人にも適したスタイルです。
ブラインドテイスティングを本格的に学びたい方にとって、距離の制約なく腕試しできる貴重な大会として高い支持を集めています。
ワインプラスカレッジ:ブラインドテイスティングNo.1グランプリ
ワインプラスカレッジが主催する「ブラインドテイスティングNo.1グランプリ」は、毎年100名以上が参加する人気コンテストとして広く知られています。
司会を務めるのは、ブラインドテイスティング界では屈指の人気講師・鈴木明人氏。
明快で熱量ある進行が大会全体を盛り上げ、参加者が実力を発揮しやすい雰囲気をつくり出しています。
大会名の通り、“真のナンバー1”を目指すテイスターにとって最高の挑戦の場であり、基礎力から瞬発力まで幅広いテイスティング能力を問われる実戦型コンテストです。
自分の実力を試したい方、限界を突破したい方に特におすすめの大会と言えるでしょう。
アカデミーデュヴァン主催:アカデミーディヴァン杯
アカデミー・デュ・ヴァン主催の「アカデミー・デュ・ヴァン杯」は、長い歴史を持つ名門ワインスクールが開催する由緒あるブラインドテイスティング大会です。
開校以来、多くの実力派テイスターを輩出してきた同校らしく、現在第一線で活躍するテイスターたちも代々この大会に参加し、自らの実力を磨いてきました。
開催地は青山のアカデミー・デュ・ヴァン本校。
落ち着いた空間で行われる競技は格式と緊張感に満ち、参加者にとって特別な舞台となっています。ブラインドテイスティングの伝統と技術が受け継がれる象徴的な大会です。
レコール・デュ・ヴァン主催:レコール・デュ・ヴァン杯
レコール・デュ・ヴァン主催の「レコール・デュ・ヴァン杯」は、歴史あるワインスクールが運営するブラインドテイスティング大会として知られ、伝統と実力を重んじるテイスターたちから高い評価を受けています。
特徴的なのは、決勝進出者に“新人枠”が設けられている点です。
経験豊富な参加者に加え、これからブラインドテイスティングに取り組む初学者にも本格的な舞台が開かれており、ステップアップの機会として最適なコンテストとなっています。
実力と努力次第で誰にでもチャンスがある、開かれた大会として注目されています。
それぞれの特徴と比較は?
国内で開催されているブラインドテイスティング大会には、それぞれ異なる魅力と特徴があります。
最も権威性が高く、全国レベルの実力者が集まるのが、日本ソムリエ協会主催のブラインドテイスティングコンテストです。
筆記試験などを伴わず、純粋にテイスティングの正確性のみで勝負が決まるため、「本当に強いテイスターは誰か」が明確に表れる大会として知られています。
オンラインで手軽に参加でき、現在のブラインドテイスティング文化の基礎を築き上げたといってよいのが、ヴィノテラスカップ。
地方の参加者にも門戸が開かれ、多くのテイスターが実力を試す場として大きな影響力を持っています。
一方、ワインプラスカレッジ主催の「ブラインドテイスティングNo.1グランプリ」は、人気講師である鈴木明人氏の進行が大会を盛り上げ、著名テイスターも多数参加する熱量の高いコンテストです。
競技性と華やかさの両方を楽しみたい方に向いています。
そして、初心者でも参加しやすく、アットホームな雰囲気で行われるアカデミー・デュ・ヴァン杯やレコール・デュ・ヴァン杯は、これからブラインドテイスティングに取り組みたい方に最適。
伝統あるスクールが運営する大会で、初学者にも競技の魅力に触れられる絶好の舞台となっています。
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