こんにちは。ワインブックスの前場です。
こちらのページではソムリエ試験の三次試験の合格に必要な情報をまとめてあります。
WBS生様のご報告による大変貴重な情報も含んでいるため、後半はクローズコンテンツとなっておりますが、前半だけでも有益な情報であることをお約束します。
(WBS一般会員様であれば最後まで閲覧できます)
ぜひ最後までお読みいただき、なぜそのように分析したのか、なぜ模範演技がそのようなサービス内容になると予測をするのかまでをご理解いください。
目次
ソムリエ三次試験対策 角トレーへの対応について
発表の内容
ソムリエ協会ホームページに掲載の内容はおおむね以下の通りです。
【総論】
今年度よりサービス実技はトレーの上で作業をしていただきます。トレー使用は、テーブルクロス交換(汚れによる)を省くことによる受験者の待ち時間の短縮を図ると共に、より公平な条件での試験実施、ひいては環境保全への留意を目的としております。
〈トレー詳細〉
•品名:Cambroノンスリップトレー長角
•素材:FRP(繊維強化プラスチック)
•サイズ:380×515mm(外寸)/345mm×475mm(内寸)
•色:タバーンタン(茶)
(原文ママ)
角トレーとは↓のような角型のお盆のことを指しています。
髪は長いです。参考にしないでください。
また、これによって
・サービスはトレーの上で完結をする
・テーブルクロス交換の手間を省く
・受験者の待ち時間を省く
・受験者の公平性を担保する
・環境への配慮
ここまでがこの段階でわかります。
角トレーはサービステーブル替わり。
WBSでも意見が分かれたのですが、角トレーで運ぶのか、それとも丸トレーが別にあって、角トレーはあくまでもサービステーブルとしての使用なのか、発表のページでは断定ができませんでした。
確かに文言をそのまま読めば丸トレーが別にあり、角トレーでは運ばずに抜栓などの作業のみを角トレー上で行うと受け取るのが合理的判断でしょう。
しかし文言がやや含みを残しており、また丸トレーの存在に触れていないため「角トレーを丸トレー代わりに使う」という見え方もできなくはないという何とも悩ましい表現だったのです。
WBSとしては当初、
①角トレーで運ぶ
②丸トレーで運ぶ
この二つを想定し、ほぼほぼ②であるけれども①の可能性もあるので可能性として懐に持っておきましょうとお伝えをしていました。
そして実際の三次試験ではやはり大方の予想通り角トレーはサービステーブル替わりで、抜栓以降の作業を角トレー上で行う、というオーソドックスな結果に落ち着きました。
「トレーの上で作業」の意味
2022年度の三次試験ではトレーの上での作業になりましたが、これは抜栓以降の作業のことを意味していたようです。
そのためグラスを運んだり、撤収するなどの作業については別途丸トレーがあり、そちらで運ぶものとなりました。
つまり、角トレーはサービステーブル替わりで、
・ワインのプレゼンテーション
・抜栓
・デカンタージュ
・グラスに注ぐ
などの作業を角トレー上で行う、というものに変更になり、これら以外の作業については別途設置の丸トレーで行う、というものです。
トレーの大きさ
実際にトレーにサービスアイテムを置いた状態です。
ワインを載せるとそれだけで1キロ以上増えるので、かなりずっしりとした印象になります。
ただしきつきつですべてを乗せることができない、ということまではありません。
別アングルはこちらです。
内寸に収める
ソムリエ協会HPでも強調されていましたので今年は特にここを見られると思います。
トレーは端の4辺が盛り上がっていて、外寸と内寸があります。
アイテムはすべて内寸の中に置くことになっていますので、必ず守るようにしてください。
ただし置く面が内寸に収まっていれば、その上部については内寸をはみ出てもいいとされています。
例えば↑の画像では、内寸にパニエは収まっていますが、ボトルの首の部分は内寸をはみ出ています。
これでもいいということです。
内寸を飛び出して、外寸のところにワインなどを置くと減点になります。
これまでとの異同
三次試験本番のだいたいのイメージはこの通りです。レイアウトなどは試験会場によっても違いますし、もちろん今年がどうなるかは誰にもわかりません。
コの字型、あるいは長テーブルの状態でテーブルが置かれ、受験者が複数人受験室に入り、複数の試験官が複数の受験者を採点するのが一般的なスタイルです。
これをもとに、できる限りイメージをしながらお読みください。
①サービスはトレーの上で完結をする
受験者のまえに角トレーがすでにおいてあり、角トレーの右手奥に「ゲスト」と書かれた紙が置かれています。
ゲスト(お客様)1名の設定でそちらにグラスを一個だけ置き、それ以外の作業はすべて角トレーの上で行います。
繰り返しになりますが、角トレーではグラスなどは運びません。
では、ここからいよいよ具体的に実際の当日の模範演技をご説明します。練習してこの通りにすれば必ず合格できます。
練習についてはエアーでかまいません。からのボトルでの作業でも十分に練習になりますので、何本も購入する必要はありません。
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