【最終更新日】2022年5月22日
ワインの飲みごろはプロであっても完ぺきに当てるのは難しいです。
例えば年月が経ちすぎて期待しなかったワインが驚くほどの熟成を経ていたり、逆に期待していた熟成を経ずに劣化してしまうワインなどもあります。
もっとも、だいたいの飲みごろの目安はある程度ブドウ品種で絞ることができます。
ここでは、白ワイン、赤ワインで一目でわかるようなエイジングチャートで飲みごろを確認してみましょう。
ワイン エイジングチャート
白ワイン
白ワインは基本的に出荷した段階で飲みごろのワインが多く、おおむね95%のワインは熟成させずに飲んでおいしいワインです。
ただし、一部の高級ワインや甘口ワインについては熟成を経ることで大きく品質を向上させるものも少なくありません。
おそらくほとんどの方はシャルドネの熟成が気になっているはずです。
エイジングチャートを確認すると、10年を境に徐々に細くなり、20年でさらに極端に細くなって24年ころに途切れているのがわかります。
これはおおむね10年まではある程度のシャルドネは熟成に耐えますが、20年までは熟成に耐えられるワインは徐々に限定的になり、ごく一部のワインがそこから先の熟成に耐えられる、という表現です。
ブルゴーニュで例えると村名クラスで10年、プルミエクリュで20年、特級ワインで25年弱、という表現になっています。
もちろん例外もありますが、おおむねこのようにお取りください。
赤ワイン
多くの場合は赤ワインのほうが白ワインよりも熟成による品質の向上が期待できます。
赤ワインは渋み成分のタンニンが含まれているため、これが酸化を妨げ、結果として熟成向きになることが多いからです。
一番上はカベルネソーヴィニョンですが、おおむね15年を超えたあたりから細くなり、20年を超えたあたりから一部のワインだけが熟成に耐えられる、ということを示しています。
逆に下部のネッビオーロは5年を超えたあたりから徐々に飲みごろのワインが増え、おおむね10年を超えて飲みごろのワインが増えてくることを示しています。
ご参考ください。
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