- このトピックには4件の返信、2人の参加者があり、最後に
により3年、 8ヶ月前に更新されました。
-
トピック
-
初歩的な質問ですみません。
ボルドー地方のテキストでわからない部分があり、調べても不明なので教えてください。テキスト抜粋
———————————
（主なＡＯＣ）
すべて赤ワインのみ生産可能です。
ブドウ品種は、カベルネ ソーヴィニヨン、カベルネ フラン、メルロ、マルベック、プティ ヴェルド、カルメネールです。
砂礫質土壌主体ではありますが、粘土質土壌の地域も多く、作付面積はメルロの方が広くなっています。
メドック（Médoc）：ボルドー市の北から河口付近まで「51カ村」で認められています。 ※※※※ココ！！！
オー メドック（Haut-Médoc）：メドックのうちの南部「28カ村」で認められています。 ※※※※ココ！！！※６つの村名A.O.C.
サン テステフ（Saint-Estèphe）：砂礫と粘土石灰質。骨太な赤ワイン。
・
・
・
———————————メドック、オー メドックでそれぞれ５１，２８の村で「何か」が認められているようなのですが、それは何でしょうか？AOC？
そのあとに、6つの村名AOC～と続いており、「51,28の村でAOCが認められているのではないのだな？」と思っているのですが、一体何が村で認められているのかわかりませんでした。初歩的な質問で恐縮ですが、どなたか教えてくださいませ。
よろしくお願いします。
-
返信
-
そういうことですか！ようやく理解できました！
何度もお付き合いいただきありがとうございました！ご理解いただけたようで、ありがとうございます！
残りの22村は、オーメドックAOCかメドックAOCを選択し、名乗ることになります。
また、メドック（51村）ーオーメドック（28村）の23村はメドックを名乗ることになります。
これでいかがでしょうか・・・？
ご回答ありがとうございます。前場さんじきじきに回答いただくとは。。恐縮です。
おかげ様でだいぶ理解できました。
追加ですみませんが教えてください。オーメドックAOC28村の中に、サンテステフAOC、ポイヤックAOCなど６つの村名AOCが含まれている、と理解しました。（大きな区分も小さな区分もAOCと同じ名前にするからわかりづらいんでしょうね）
のこりの２２村（２８村－６村）には、何AOCがあるのでしょうか。同様に村名AOCがあるのでしょうか。
よろしくお願いします。こんにちは。ワインブックスの前場です。
ここは理解しづらい部分ですので、イメージしにくいですよね。。。
①AOCは、ワインの呼称ですので、「○○のワインと名乗るための規定をクリアーしたワインだよ」というお墨付きになります。
②ご質問にある、メドック、オーメドック、サンテステフは、ともにAOCになりますので、それぞれにはメドック、オーメドック、サンテステフと名乗るための規定があります。
③通常、AOCは規定の地域が狭いほど品質は上がり、規定は厳しくなります。
メドック→51村
オーメドック→28村
サンテステフ→1村となりますので、上から下に行くにしたがって規定は厳しくなります。
それぞれの規定の村のなかで栽培されたブドウを使わないと、この名称を名乗れません。ご質問にありますサンテステフ村は、サンテステフも、オーメドックも、メドックも名乗れます（サンテステフ村は28村、51村に含まれています）。
添付の画像では色が分かれていますが、実際には大きい地域は、小さな地域も兼ねることが可能です。
生産者さんは様々なタイプ、グレードのワインを造っています。高級なものから並質のものまでです。
①サンテステフ村にあり、高級なタイプのワイン→サンテステフAOCを名乗る
②サンテステフ村のワインだけど、そこまで上質でない→オーメドックを名乗る
③サンテステフ村のワインだけど、並質→メドックを名乗るなど、生産者がどの名称のワインにするかを選択することになります。
また、通常オーメドックの28村はメドック51村にも含まれています。
それぞれの村の位置や造るワインの事情によって、名乗るAOCを選択し、規定を守ってワインづくりをする、ということになります。
・・・おそらくこのご説明でもイメージしづらいと思いますが、お役に立てれば幸いです。
Attachments:
- このトピックに返信するにはログインが必要です。