
「ブルゴーニュの女王」と称されるミュジニー。
中でもドメーヌ・ルロワのミュジニー・グラン・クリュは、世界中のコレクターやワイン愛好家の憧れの的です。
その価格は時には1000万円を超えることも。では、なぜここまでの価値があるのか――。
本記事では、その理由を歴史・栽培・味わい・評価・価格の面から深掘りしていきます。
ドメーヌ・ルロワ 価格推移と基本情報
「ドメーヌ・ルロワ ミュジニィ」への共感とユーザー評価
ドメーヌ・ルロワ ミュジニィ
ワイン名(原語) | Musigny Grand Cru Domaine Leroy |
---|---|
生産者 | Domaine Leroy |
国・地域 | フランス / ブルゴーニュ地方、シャンボールミュジニー村 |
品種 | ピノ・ノワール |
タイプ | 赤 / スティル |
参考価格 | ¥12,999,990 ~ ¥12,999,990 |
現在の順位 |
総合ランキング:第1位 / 812ワイン 赤ワイン内:第1位 / 480ワイン ▶ ランキングを見る |
ブルゴーニュ地方、シャンボールミュジニー村の特徴
シャンボール・ミュジニー村は伝統的に「女性的なワイン」と評される、エレガントで華やかなスタイルのピノ・ノワールを産します。レ・ザムルーズやミュジニーといった特級畑が有名で、スミレやラズベリーの繊細な香り、軽やかな酸が特徴です。熟成によって絹のような質感と香りの奥行きが現れます。
ピノ・ノワールの特徴

ピノ・ノワールはブルゴーニュ地方原産の黒ぶどうで、世界で最も繊細かつエレガントな赤ワインを生み出す品種として知られています。色調は明るく、赤系果実(チェリーやラズベリー)の香りに、スミレや森の下草、熟成によってはキノコや革のニュアンスも加わります。酸が高くタンニンは穏やかで、料理との相性も広く取れる万能な品種です。
ミュジニー・グラン・クリュとは?
所在地:シャンボール・ミュジニー村南端
ブルゴーニュで数少ない「赤と白」両方が認められるグラン・クリュ
特徴:優雅で繊細、花の香り、絹のような舌触り。
生産量は極小であるのに加えて世界中のワインファンが「いくら出してもいいから買う」のスタンスを崩さないため、世界で最も高価で取引されるワインです。
ミュジニー・グラン・クリュは、ブルゴーニュ地方シャンボール・ミュジニー村にある特級畑で、繊細さと気品を極めたワインを生むことで知られます。
赤系果実やバラ、スミレなどの華やかな香りに、シルクのような滑らかなタンニン、洗練された酸が調和。
力強さよりも優雅さが際立ち、熟成によりさらに複雑さと深みが増します。特級畑の中でもとくにエレガントと称される存在です。
ブルゴーニュ最高峰のワインを生む伝説のドメーヌ
ドメーヌ・ルロワとは?歴史と哲学
創業:1868年にネゴシアンとして誕生
1942年:アンリ・ルロワがロマネ・コンティの共同経営者に
1988年:現当主ラルー・ビーズ=ルロワが自社畑ドメーヌ・ルロワを創設
ビオディナミ農法の導入(化学農薬ゼロ)
超低収量・徹底した選果・長期熟成主義
「自然の声をボトルに閉じ込める」という哲学
ブルゴーニュワインの世界で「女王」と称される存在、それがドメーヌ・ルロワ(Domaine Leroy)です。
創業は1868年、ネゴシアンとして始まったルロワ家の歴史は、1942年にロマネ・コンティの共同経営者となったことで大きく動き出します。
現在のドメーヌ・ルロワを築き上げたのは、現当主ラルー・ビーズ=ルロワ女史。
1988年に自社畑を本格的に取得し、ビオディナミ農法をいち早く導入。化学薬品を一切排除し、自然の力を最大限に引き出すワイン造りを徹底しています。
特徴はなんといっても超低収量。1haあたり15hlという驚異的な収量制限で、果実の凝縮感は桁違い。
グラン・クリュのミュジニーやリシュブールなど、どれも極めて少量しか生産されず、市場では常に争奪戦です。
価格も当然ながらトップクラス。しかし、その分「真に価値のあるブルゴーニュ」を体感できる唯一無二の存在。
ワイン愛好家やコレクターからの評価も非常に高く、まさに“芸術品”として扱われるワインと言えるでしょう。
ヴィンテージチャートを確認
ヴィンテージチャートは、アメリカの評価サイト、ワインスペクテーターとワインアドヴォケイトの二つを表示します。
一般的に、ヴィンテージチャートが良い(スコアが高い)場合は酒質が強く、飲みごろは先に訪れることが多く、逆にチャートが低い場合は酒質はエレガントに仕上がり、飲みごろは早く訪れることが多いです。
Burgundy: Cote de Nuits Red のヴィンテージチャート
Source | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Wine Advocates | 87 | 91 | 94 | 89 | 83 | 98 | 89 | 91 | 88 | 95 | 96 | 91 | 95 | 92 | 92 | 98 | 97 | 93 | 93 | 98 | 97 | 92 | 95 |
Wine Spectator | 86 | 89 | 96 | 93 | 88 | 98 | 92 | 90 | 91 | 95 | 94 | 91 | 95 | 92 | 95 | 98 | 97 | 94 | 93 | 97 | 96 | 92 | 98 |
飲み頃を確認
ここまでで、ワインの価格、評価、全体像がつかめたはずです。
次は、あなたが購入しようとしている収獲年を入力して、飲みごろをチェックしましょう。
いまは飲み頃なのか、それとも早いのか、遅いのかが一目でわかります。
ルロワのミュジニー|味わいと評価
-
色調:ルビー色〜やや淡い赤。透明感あり
-
香り:スミレ、バラ、赤系果実(ラズベリー・チェリー)、スパイス
-
味わい:極めて滑らかなタンニンと酸のバランス。余韻は長く、ミネラルも豊か。
-
熟成ポテンシャル:20年以上の熟成で真価を発揮
-
海外評価:Wine AdvocateやBurghoundで98〜100点常連
-
「飲んだ瞬間に涙が出る」と言われる官能性
ぶどう品種・価格帯から類似するワイン表示
あなたがドメーヌ・ルロワ ミュジニィの情報のみをお探しの場合は、ここまでで十分でしょう。
ですがほとんどの場合は、近似するほかのワインとも比較をして、購入する場合は納得して購入することをお勧めします。
価格やブドウ品種などをもとに、近似するワインを表示します。
価格帯と入手方法
どんどん価格が上がり、500万円〜1000万円前後
オールドヴィンテージ(例:1999, 2005, 2010年など)は1000万円超も
極端に流通量が少なく、予約やオークションが基本
偽物リスクもあるため信頼できるショップ選びが必須
購入する
購入する場合はこちらのリンクをご参考ください。
購入のポイントは、①価格②評価③サービス内容などになりますが、最終的にはあなたが信頼をおけるかどうかが最も重要になります。
ワインへの気持ちを共有しましょう
ファインワインは、
①購入前に、知る楽しさ、調べる楽しさ
②購入して、所有する喜び、保管する楽しさ
③飲んで、味わう喜びと感動
④飲み終えて、共有する喜び
があります。今のあなたの気持ちを共有してください。
ドメーヌ・ルロワ ミュジニィへの想いを共有しませんか?
このワインに寄せられた声
いろいろ調べると、まだ設立からはそこまで日にちがたっていないんですね・・・。多くの人が「あの時買っておけばよかった」と思うワインの筆頭ですね。
この記事は、WBSの監修です
この記事は、オンライン最大級のワインスクール、WBSワインブックススクールが監修しています。
WBSは、ビギナーからプロ中のプロまで多くの方が参加するワインコミュニティです。
以下のリンクもご参考ください。
【ワインブックスオンラインスクールのご案内】

このサイトは、ワインブックススクールの運営です。
ワインブックススクールでは、月額2200円で、いつでも、どこでも、誰でもワインの学習ができる環境が整っています。
ソムリエ・ワインエキスパート試験の対策に
趣味のワインライフに
エクセレンス試験の対策に
飲食店の頼もしい見方に
ご活用ください。必ずお役に立てることをお約束します。
WBSのソムリエ・ワインエキスパート試験対策講座はこちら→
毎月届くブラインドテイスティングのサブスクリプションサービス
全国どこでも受講できるブラインドテイスティングの通信講座もお勧めです→
WBSが運営する高品質なワインランキング
WIN-PICKSはこちら→