ソムリエ・エクセレンス的、ペアリング攻略。料理とワインの相性の考え方

こんにちは。

ワインブックスメンターでソムリエ・エクセレンスのなーなです。

 

近年ではあらゆるレストランで各一皿についてどの飲料が合うのか?を提供するペアリングのスタイルが主流になりました。

 

私もプライベートで食事をするときは、ペアリングを体験するのは大好きです。

それぞれのお店のソムリエさんやシェフがどのような想いでそのコースを構成しているのか?を知るのも楽しいですし、ベストペアリングに出会ったときは感動的瞬間ですよね!

 

ソムリエ・エクセレンスの試験でもペアリングは最も良く問われるお題です。

二次試験のテイスティングについても、三次試験のサービス実技についても。

 

試験対策的ペアリングの考え方

ペアリングの考え方は人それぞれですが、大切なのはペアリングを提案したときに

「なぜそれを合わせたのか?」を言える、説得力のあるプレゼンです。

 

これは、自分の中で答えのパターンを用意しておくしかありません!

(よく企業の新商品の提案などでもプレゼンには準備を沢山しますよね。それと同じです)

 

キモは、採点する側が点数を入れやすい回答をすることです。

 

主に以下の項目を考慮していくのがオススメです!

料理とワインの格を合わせる

例えば、、、

カジュアルな料理にはカジュアルレンジのワイン

NZのソービニヨンブラン→カジュアルなシーフードサラダ

高級食材・料理にはハイクラスのワイン

キャビア→シャンパーニュ

フォアグラ→ソーテルヌ

 

地域性を合わせる

教科書に載っているようなお手本ペアリング(点数の伸びる)は採点側も納得し、得点つけやすい点ですので

これはパターン化して答えを用意しておくのがオススメです。

・チリのソーヴィニョンブラン→セヴィーチェ

・サンジョベーゼ→ビステッカ・ア・ラ・フィオレンティーナ

質感を合わせる

これは、上の2つを意識していればおのずと合っていくはずですが、

・軽食にはライトなワイン

・重い料理にはフルボディのワイン

 

五味・風味のバランス

これは実際の現場では、かな~~~り重要ですよね。

特にワインの酸味が要。(これらについては別の記事で書きますね!)

しかし、実際は試験中に、この五味からの観点に重きを置いて細かく説明していると、採点側への訴求力に欠けてしまうのが事実です。

①、②に重きを置いてプレゼンの内容を用意しておくのがオススメでしょう。

教本を参考にしながら、地域料理とその地域のワインがなぜ合うのか?

これらを自分で検証してみると、大変勉強になりました。

とても理にかなったペアリングのパターンが多いです。

特にブルネロとビステッカ・ア・ラ・フィオレンティーナ、ブルゴーニュとブッフ・ブルギニョンなど。

 

困ったときの裏技

焼き鳥

チート技です(笑)

白ワインであれば、塩。

赤ワインであれば、タレ。

酸味の高いワインの場合はレモンを絞って。

風味を同調させるパターンで柚子胡椒。樽を使ったワインであれば炭火焼き。

焼き鳥は七変化スーパーアイテムです。

ただ、出題側(ソムリエ協会)が求めているのは焼き鳥や庶民的な料理よりかは、コテコテの模範的回答だったりします。。。

カジュアルなワインが出題されればいいと思います。

困ったときの裏技として頭の片隅に置いておいてください。(笑)

 

ソムリエ・エクセレンスの実技試験はプレゼン。

相手の好む答えを予想して、その準備をしておくのが一番のオススメです!

 

私が試験対策に使った参考書籍です!

読み物としてもどちらも面白いです。

「うなぎでワインが飲めますか?」

「ソムリエが出会った16の極上ペアリング」

なぜこの書籍を参考にしたのか???

それは、著者の方々に注目してください!!

 

ぜひぜひ、皆様のオススメのペアリングを理由も一緒に教えていただけますか?

この記事のコメント欄や、メールをくださっても結構です!(本ブログの最後にメールフォームを貼り付けておきます)

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

ではまた!

 

練習問題コーナー

前回答え合わせ

1.ヴィクトリア州で最初にワイン用ブドウが植えられた地域を原語で回答してください。(教本188P)

→Yarra Valley

ヴィクトリア州を代表するワイン産地で、オーストラリアトップワインメーカの一つ、トレジャリー・ワイン・エステーツや、モエ・エ・シャンドン者による「シャンドン・オーストラリア」が生産されているのもこの地域です。

 

2.Australian Pinot Noir Challangeという品評会が行われる地域を原語で回答してください。(教本189P)

→Mornington Peninsula

2021年に出題された内容でした。2017年から始まったまだ新しい品評会です。

 

3.オーストラリアにおいて最初にフィロキセラの被害が発見された地域を原語で回答してください(教本190P)

→Geelong

この被害をうけてオーストラリアワイン産業は南オーストラリア州へと移動していきます。

 

4.マスカットとミュスカデルから造られる酒精強化ワインの産地として有名なオーストラリアの地域を原語で回答してください(教本192P)

→Rutherglen

オーストラリア酒精強化ワインのカテゴリー、リキュール・トカイ→「Topaque(トパーク)」に名称変更されました。

「Rutherglen」、「Classic」、「Grand」、{Rare」の順で残糖や階級が上がっていくのも覚えましたね!

 

5.Hunter Sermillonの典型のワイン「VAT1 Semillon」を生産する会社名を回答してください。(教本193P)

→Tyrrell’s社

収穫期に雨季が訪れるので、早済みをして酸度を残したオーストラリアの代表的セミヨンです。

このアイテムはテイスティングでも頻出ですので、機会があれば是非飲んで、コメントの練習をしてください。

特徴は、酸が高く、アルコール度数が低く、セミヨンならではの華やかな香りが少しします。

 

練習問題

    1. Hasting Riverにて栽培されているカビ病に強いフランスの交配品種を原語で回答してください。(教本194P)
    2. Hunterの北に位置し、ブドウ栽培地の多くが標高1000m以上に位置する、オーストラリアで最も高標高のワイン産地として近年注目されている産地名(教本195P)
    3. タスマニア州で最も広い範囲に分布している粗粒玄武岩土壌(教本196P)
    4. 2010年以降のオーストラリア酒精強化ワインの名称の「Sherry」は何に変更されましたか?(教本197)
    5. 2010年以降のオーストラリア酒精強化ワインの名称の「Port」は何に変更されましたか?(教本197)

 

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