2022年度ソムリエ試験・WE試験・エクセレンス試験全日程を終えて

2022年度のソムリエ試験、ワインエキスパート試験、ソムリエ試験、ワインエキスパート試験の全日程が終わりました。

最初に客観的なところからお知らせします。

WBSの実績としては、まずは一般呼称についてはおおむね85%の合格率となりました。

「おおむね」としていることについては

 

①WBSは完全に匿名での参加が可能で、ご利用の仕方は受験にとどまらないため、すべての参加者が受験をされるわけではないこと

②生徒様からの自発的なご報告では不合格な場合に報告がしづらい心理があるため、潜在的な不合格がある可能性があること

 

を検討して算出したものになります。

 

2022年8月時点での昨年度と当年度の増加数を一つの参考指数として、これに0.8をかけておおよその合格者を出しています。

そして、不合格者はメールにてお知らせをいただきたい旨をアンケート形式でお伝えしたうえで、ご希望の方に面談とアドバイスをさせていただきました。

ただし不合格の場合は連絡がしづらいなどの心理も働くため、逆に0.8で割って、多めに見積もり、数値としています。

 

そのためかなり手堅く計算した数値が85%となっておりますので、おそらく実数値としては90%程度に落ち着くと考えています。

 

 

 

また、ソムリエエクセレンスについてはすべての最終合格者24人のうち、4名がWBSの個別指導の生徒様でした。

また、一次試験からの受験者、つまり筆記試験を通られたかたはすべてが一発合格でした。テイスティングと実技を100%通過ということになります。

4名という数値はおそらく全国のワインスクールの中では2番手、3番手に位置していると思います。

合格占有率は全合格者の16.6%と、初年度としてはこれ以上のない結果だと考えています。

 

一般呼称、エクセレンス呼称にせよ、2022年度もこれ以上のない実績を残すことができました。

これはすべて日々ご協力いただき、WBSで学ばれる生徒様のおかげです。いつも本当にありがとうございます。

 

WBSのソムリエ・WE試験対策講義のページはこちら→

 

試験後の過ごし方

結果の意味

さて、合格したにせよ残念な結果だったにせよ、試験後の過ごし方はこの試験の意味を大きく変えるものになりますので、改めてご説明させてください。

 

まずはゆっくり、心身ともに休めてください。体のほうはすでに休息は取られていると思いますが、精神はまだかなりすり減っているはずです。

おいしいものを食べに行ってもいいし、あるいはご旅行に行かれてリラックスされてもいいと思います。

ご友人となにげない話をするなど、いつもの日常に戻されるのがいいでしょう。

 

そのうえで、今回の試験の検証、自己分析をお願いします。できれば記憶がフレッシュなうちにしていただくのがベストです。

日にちがたつことで記憶はどんどんあいまいになります。

すると、過小評価や過大評価が生まれ、自己分析と実態に乖離が生まれる恐れがあります。

 

うまくいった場合に自己を過大に評価をしたり、逆の場合にすべてがダメだったかのように過小評価をしてしまう。これでは未来に生きません。

いいとこ1週間くらいでしょう。自己分析でもいいですし、信頼のおける友人に正直に相談してもいいかもしれません。

 

そして、WBSで学ばれたのであれば、ぜひ、周囲の方への感謝を忘れずにしてください。

当たり前ではありますが、学習はあなた一人でできたわけではありません。

もちろん一番頑張ったのはあなたです。しかし、あなた以上に周囲の人はあなたに気を使い、優しく見守ってくれていたはずです。

あなたのプレッシャー、ストレスを一番理解してくれ、支えてくれたのは、まぎれもなくあなたの周囲の方たちです。

「協力してくれてありがとう」「心配かけてごめんね」

この一言で救われる人が必ずいます。ぜひお声がけをお願いします。

 

合格された方

今年の試験では多くの方が最終合格を果たされました。

一発合格が年々厳しくなる中での最終合格を果たされる姿は、本当に自分自身の身が引き締まる思いでした。

 

WBSで学ばれた合理的な考え方、ものごとへの取り組み方、モチベーション、自己管理能力はかならず今後の生活で生かせるはずです。

試験合格の価値をより一層たかめるためにも、ぜひ今後もWBSで学ばれたことを生かして、素晴らしいワインライフを送ってください。

 

 

残念な結果だった方

今は何を言ってもきれいごとにしか聞こえないはずです。

おべっかではなく、WBSのモチベーションは高く、スクールの生徒様もレベルは非常に高いので、あなた自身も本当に惜しかったに違いありません。

皆様は全力で、最善を尽くされました。すべては僕の力不足です。

 

真剣にぶつかればぶつかるほど、悔しさや悲しさがつのり、失ったチャンスが大きなものに感じるはずです。

ですが、合格は線や面ではなく、たった一瞬の点でしかありません。

合格をしてもそれを生かしきれなかったり、合格の結果だけに喜んで人生に生かせない場合は、極端な話合格には価値がありません。

 

逆に試験勉強の際に自分を見つめなおし、物事への取り組み方や自己管理の大切さを知り、そして何よりも全力でぶつかった。こういう場合は結果以上のものが必ずあなたの中に血肉となっています。

今後にまた来年の試験を目指してもいいですし、別の道を歩む方もいると思います。

物事に真剣になり、難しい試験に斜に構えずぶつかった姿は必ずあなたのなかの大きな光となっているはずです。

 

少し休まれましたら、ぜひ前を向いてください。きっと価値を見出す時が来るはずです。

自分を信じて、ほめてください。

 

 

2023年度に向けて

さて、2022年度試験も全日程を終え、WBSの基礎講義も残りわずかとなりました。

WBSとしては来年度試験に向けての準備と、成功した部分を伸ばし、まだまだだという部分は大いに反省し、2022年度以上の良いご報告ができるようにさせていただきます。

 

WBSは生徒様を「生徒」と呼ぶことはしません。教える側も教わる側も対等の立場で、横一線だと思っているからです。

一方的な関係での物言いではなく、対等な立場だからこそお伝えできることがあると信じています。

 

来年度もワインの学習を通じて、よりよいワインライフ、よりよい人生のお手伝いをさせていただきます。

今年度のご理解と応援を、心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

ワインブックス 前場亮


 

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2022年度ソムリエ試験・WE試験・エクセレンス試験全日程を終えて” への2件のフィードバック

  1. お世話になっております、大河内です。ソムリエに合格いたしましたので、ご報告させていただきます。ありがとうございました。機械は苦手で、どこからご連絡すればよいか解からないのでこちらで失礼します。
    三次試験についての感想です。一次、二次を通過した方はほとんど落ちないので、あまり役には立たないかも?ですが。
    私は名古屋で受験をしました。色々なウエブ上で待ち時間が長い、という事が書かれていてそのように認識していたのですが、まさかのトップバッターでした。願書を初日に登録したからかもしれません。充分に練習をしましたので、特に迷いはありませんでした。
    会場によって違うかもしれませんが、コの字型ではなく一直線でした。
    審査員は3人。受験者は6人。道具置き場は、三つに分かれており受験生が2人ずつ使用するのはすぐに解りました。
    まずは、簡単に説明があり、「各トレイは動かさないこと。ワインはシャトータサン2020年。
    各ワインにそってデカンタージュをしてください。」と言われました。
    「もう一度、説明しますか?」 (ない) 「それでは始めてください。」で一斉スタート。
    若いワインの設定で進めました。デカンタの時はしっかりと澱を確認して、澱はなかったので、すべて移し替えてその旨を伝えました。
    澱がある、設定の方は終わった後で、審査員の方が残りのワインの量を確認していました。

    受かりましたので、特に問題はなかったのだと思いますが、疑問が一つあります。
    持ち物にリトーがありますので、テイスティングをお願いするときにグラスのワインをふき取るようにポケットに入れておりましたが、道具置き場にも折りたたんだリトーがありました。取るべきかどうか一瞬迷いましたが、動画でパニエにおいてその上にワインを置いていた(安定させるため)のを思い出してそのようにしました。
    小皿は2枚、紙ナプキンも2枚の指定で、きっと何枚も置かれていて適切な数を取るのを見られている思っていたら、一人分ずつしか置かれておらず迷うことはなかったので、使わない道具が置いてあるのも変ですし、あのリトーはどうするのが正解だったのか?が解らないままです。
    些細なことで、どちらでもよかったかも?ですが。

    とにかく合格できて今はほっとしています。
    私のことを少しお話させてください。現在54歳、本業はキュイジニエールです。
    シェフ(主人)と二人でお店をしていて、22年になります。
    都会でもなく、かといってド田舎でもなく、地域密着型のカジュアル店です。
    コロナになってお店が暇になり、出会ったのがワインブックスさんでした。ソムリエ試験を受けようとは全く考えておりませんでしたので、本当に奇跡というか前場さんには感謝しかございません。
    車社会の地方でお酒を売るのは、至難の業ではございますが、少しずつ前に進んでみようと考えています。
    料理にあわせてのワインのペアリングが主なのでしょうが、色々な品種も勉強できたので、ワインからの料理も考えてみたいところです。
    1次試験までは、出るところはどこ?とだけを検索をしておりましたが、ようやくワインと向き合うことができ、過去のウエブ講義のアーカイブなどを視聴して楽しんでおります。
    これからのご活躍を心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました。

  2. 初めまして。料理好きな主婦です。子育てが今年で修了し自分磨きの為に好きな事を勉強しようと出会ったのがワインブックスさんでした。試験合格を目標にしていますが興味のある事を学べるのが嬉しくて楽しくて。YouTubeで前場さんのファンにもなりました。出逢いに感謝です!宜しくお願い致します。

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