ソムリエ試験は難しい?簡単?国家資格ではないの?

【最終更新日】2022年11月19日

こんにちは。ワインブックス前場です。

ソムリエ試験は近年軟化傾向にあり、よく「ソムリエ試験は難しくなった」という声が聞こえるようになりました。

僕はワインブックススクール(WBS)というオンラインのワインスクールを運営しているので、ソムリエ試験がいかに難しくなったのかを肌で知っています。

ただし、難しくはなってもそれなりにポイントをおさえれば初学者であっても何とかなる試験ですし、だからこそ僕のスクールが存在できているということになります。

 

今回は本当にソムリエ試験は難しくなったのか?難しくなったとして実際にどのくらいの難しさなのかを解説します。

また、よく聞かれる「ソムリエ資格は国家資格じゃないの?」という質問にも答えています。

是非ご参考ください。

 

ソムリエ試験全体の難易度はこちらをご参考下さい⇒

 

ソムリエ試験は本当に難しくなったのか?

問題は確かに難しくなった

僕はWBSというオンラインのワインスクールを運営しています。多分日本でもオンラインのワインスクールでは大きい方だと思います。

その中で、生徒の多くは毎年7月に始まるソムリエ試験、ワインエキスパート試験を受験されますが、やはり耳にするのが「難しくなった」の一言です。

 

僕は24歳の時にソムリエ試験を受けたのですが、正直その頃の問題は今見たら初歩の初歩みたいな問題ばかりだったと覚えています。

四肢選択なのは変わりありませんが、それでも基礎的過ぎて答えがはっきりとわかる問題や、過去問の常連の様な問題も多く、たぶん僕は85%くらいの正解率だったと思います。

 

現在の問題は当時から見ると本当に年に一問歩かないかの難問がごろごろしていて、多分全体の2割くらいはあると思います。

これだけを見ると難しくなったのは僕の経験上では事実だし、ゆるぎないものにも見えるでしょう。

 

情報の差

では、問題そのものは難しくなったとして、受験生の質と比較した場合はどうでしょう。

例えば僕が受験したころは情報はほとんどなく、教本をわかりやすくする参考書さえ書店には無いような状況だったのです。

 

「ソムリエ試験は教本をおさえるべき」みたいな試験の常識中の常識も知らなかったし、教本に加えてワインの参考書とか適当に買いあさって、「参考書ごとに言っていることが違う」みたいな愚痴をつぶやいていたことを覚えています。

 

では、現在はどうかというと、ネットで検索すればほとんどの情報は出てくるし、具体的な勉強方法や勉強の仕方を解説するサイトも多いです。

だから情報量は僕のころとは全く違うし、これは如実に受験者のレベルに反映されていると思います。

 

昔は受験生のレベルが低かった?

僕の頃の受験生は、教本を軽く見て参考書とか、あとは先輩とかから聞いたことをそのまま覚えて試験に臨んだり、とにかく学習の質はかなり低かったことを覚えています。

その頃の僕は都内の高級ホテルに勤めていて、そこのシェフソムリエはソムリエ協会の副会長だったので決してレベル的には低いわけではないはずです。

それであっても今の受験生から見ればかなり試験を甘く見ていて、レベル的にはとても今の試験に合格するレベルではなかったと思います。

 

つまり、試験の難しさは優しかったけど、それに合わせるように受験生の質も低いので、その頃でも「今年のソムリエ試験は難しかった」と毎年言われていたのです。

多分10年後も毎年「今年のソムリエ試験は難しかった」と言っているでしょうし、10年後の受験生が今の問題を見て「ずいぶん簡単だ」と思うかもしれません。

 

難しくなったのは筆記試験

よく「ソムリエ試験は難しくなった」という場合の試験とは、一次試験のことを言っていることがほとんどです。

二次試験のテイスティングや三次試験の実技についてはほぼ同じレベルで推移していますし、昔と比べて特に難しいとか簡単とかの差は見出せません。

 

一次試験は現在CBT試験と言って受験者ごとに難易度が調整された問題がランダムで出題される方式になっていて、四肢選択になっています。

60分120問の四肢選択式なので暗記がメインで、考察力とか比較検討とかは問われていません。

毎年3月に配布されるソムリエ協会教本から出題がされますが、この教本の「なんでこんなとこに書いてあることが出題されるの?」みたいな隅っこにちょこっと書いてあるところからも出題がされます。

 

普通はだれも気にしないようなところから出題がされるのですが、そういう問題の割合が年々増えてきている様子です。

だから問題は難しくなったのですが、それに合わせて合格点も下がっているので合格そのものの質は変わっていないかもしれません。

 

ソムリエ資格は国家資格ではない

現在のところソムリエ資格は国家資格ではなくて、民間の呼称資格認定試験です。

日本ソムリエ協会という団体が認定するソムリエなので、独占業務はないし、別に試験に受からなくても「僕はソムリエです」と名乗っちゃえば他人が否定することはできません。

 

ただし、民間の試験とはいえ日本での知名度は圧倒的で、特に飲食店に勤めるソムリエであればほぼ一択と言っていいでしょう。

ソムリエの資格があればある程度の知識があると認識されるし、逆に高い知識を持っていてもソムリエ資格を持っていないと「この人はどこかに欠点があるんじゃないか」と勘繰られるかもしれません。それくらいの存在感の試験です。

 

一方、フランスイタリアソムリエは歴史の長い専門職で、国家資格になっています。

しかし、アメリカイギリスなどのワイン消費国であっても国家資格ではないし、民間の団体がしのぎを削っているのが現状です。

日本だけが寂しい思いをしているかと言われればそうではないし、むしろ日本のソムリエ界は日本ソムリエ協会一強なので受験生にすればわかりやすいし、学習対象を集中させることができます。

 

まとめ 難しくなったけど、対応できるよ

今回はよく聞かれる「ソムリエ試験は難しくなったのか」について解説しました。

まとめると、確かに問題は難しくなったけど、それに合わせて情報も拾いやすいし、受験生の質も上がりました。

相対的に見れば受験生の質と問題の質はバランスが取れていると思いますし、きちんと準備しても全く歯が立たないという試験ではありません。

 

情報が欲しければネットでいくらでも手に入りますし、WBSは月額2200円だけなので、ひと月だけ入って情報を入手しまくって退会すれば2200円だけです。

こういう使い方はあなたはしないと思いますが、参考にする人は参考にするかもしれません。

 


 

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