
ブルゴーニュ最高峰の白ワイン生産地、コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ。
フィリップ・パカレ氏が手がけるこのキュヴェは、丁寧な自然派醸造と卓越したテロワールの融合によって、華やかかつ緻密な味わいが特徴です。
石灰質土壌由来のミネラル感とレモンや白桃の果実味が織りなすエレガントな構成は、知識豊かな愛好家にとって、まさに究極の一本と言えるでしょう。
こちらでは、フィリップ・パカレが造るコルトン・シャルルマーニュの魅力と購入する際のポイントをできる限り多角的に分析します。
フィリップ・パカレ コルトン・シャルルマーニュ 価格推移と基本情報
近年では自然派ブルゴーニュへの関心が高まり、パカレのグラン・クリュは希少性と品質の高さから投資ワインとしても注目されています。
とくに2023年~2025年にかけてその価値は安定・上昇傾向となっています。
また、ヴィンテージ別に比較すると、2017年や2019年などは多くの評価サイトで95点級評価となっており、適切なタイミングでの購入は資産としても魅力的です。
フィリップ・パカレ コルトン・シャルルマーニュ
ワイン名(原語) | Corton Charlemagne Philippe Pacalet |
---|---|
生産者 | Philippe Pacalet |
国・地域 | フランス / ブルゴーニュ地方、コートドボーヌ地区 |
品種 | シャルドネ |
タイプ | 白 / スティル |
参考価格 | ¥60,542 ~ ¥81,500 |
現在の順位 |
総合ランキング:第252位 / 812ワイン 白ワイン内:第85位 / 331ワイン ▶ ランキングを見る |
ブルゴーニュ地方、コートドボーヌ地区の特徴
コート・ド・ボーヌ地区は白ワインの聖地として知られ、特にシャルドネの名醸地が多くあります。ムルソーやピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェなどが代表的で、芳醇かつミネラル感に富んだ白ワインが生まれます。一方で、伝統的にはポマールやヴォルネイのように上質な赤ワインも存在します。
シャルドネの特徴

シャルドネは白ワイン用品種として世界的に広く栽培されており、とりわけブルゴーニュ地方のシャブリやコート・ド・ボーヌにおいて真価を発揮します。柑橘や白い花、リンゴの香りに加え、熟成によってバターやナッツの風味も現れます。繊細でミネラル感に富んだスタイルから、樽熟成のリッチなタイプまで幅広い表現が可能です。
コルトン・シャルルマーニュは、コート・ド・ボーヌ地区アロース=コルトン村に位置する白ワイン専用グラン・クリュ。
平均樹齢60年のシャルドネから構成され、東西に広がる東南向き斜面が、日照と水はけのバランスを整えます。
石灰質土壌はミネラルと酸味をもたらし、極上のワインに不可欠な鮮度と緻密さを支えます。
一般的にコルトン・シャルルマーニュはレモンや白桃、白い花のアロマを備え、厚みのあるボディとキレのある酸、長い余韻が魅力。
パカレのボトルはその伝統に忠実です。
フィリップ・パカレ コルトン・シャルルマーニュとは?
フィリップ・パカレ氏は、ブルゴーニュにおける自然派醸造の旗手の一人として知られています。ドメーヌ・プリュレ・ロックやDRCなど名門で修業を積み、2001年に独立。
ショヴェ氏の教えを最後まで継承したとも言われ、ぶどうの健全性と畑の声を尊重した生産スタイルを貫いています。
コルトン・シャルルマーニュはその最上級ラインで、手摘み・全房使用・木桶発酵・無清澄・軽い濾過など、自然派主義を反映した手法により、テロワールとブドウ品種の純粋な表現を最大限に高めています 。
またパカレ氏は、畑の個性を活かすため、軽微なSO₂使用に留め、極力人為的な介入を避けながらも品質を維持するアプローチが特徴です。
結果として、バランスの取れた酸とミネラル、果実の深みが見事に調和し、エレガンスと力強さが同居するスタイルを確立。
彼のワインは「派手ではないが、味わうほどに深みが増す」と評されることが多く、コルトン・シャルルマーニュもその例にもれず、長期熟成にも耐えうる骨格と透明感を有しています 。
ヴィンテージチャートを確認
ヴィンテージチャートは、アメリカの評価サイト、ワインスペクテーターとワインアドヴォケイトの二つを表示します。
一般的に、ヴィンテージチャートが良い(スコアが高い)場合は酒質が強く、飲みごろは先に訪れることが多く、逆にチャートが低い場合は酒質はエレガントに仕上がり、飲みごろは早く訪れることが多いです。
Burgundy white のヴィンテージチャート
Source | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Wine Advocates | 88 | 86 | 92 | 84 | 91 | 88 | 90 | 91 | 94 | 91 | 94 | 91 | 92 | 90 | 97 | 94 | 87 | 97 | 91 | 93 | 97 | 91 | 96 |
Wine Spectator | 90 | 89 | 95 | 87 | 90 | 93 | 91 | 92 | 93 | 89 | 93 | 92 | 92 | 90 | 96 | 95 | 92 | 94 | 92 | 93 | 94 | 93 | 95 |
飲み頃を確認
ここまでで、ワインの価格、評価、全体像がつかめたはずです。
次は、あなたが購入しようとしている収獲年を入力して、飲みごろをチェックしましょう。
いまは飲み頃なのか、それとも早いのか、遅いのかが一目でわかります。
ぶどう品種・価格帯から類似するワイン表示
あなたがフィリップ・パカレ コルトン・シャルルマーニュの情報のみをお探しの場合は、ここまでで十分でしょう。
ですがほとんどの場合は、近似するほかのワインとも比較をして、購入する場合は納得して購入することをお勧めします。
価格やブドウ品種などをもとに、近似するワインを表示します。
価格帯と入手方法
購入時は、信頼できる正規輸入元かどうか確認が重要です。
ヴィンテージごとに飲み頃予測が異なるため、例として2017年は2021~2029年がピークであることを念頭に置きましょう。
また保存状態によっては風味が劣化する恐れもあるため、セラー管理や配送時の温度管理に留意しましょう。
自然派ワインらしく瓶ごとの個体差による変化が起こる可能性もあるので、コルクの状態や入手店の信頼性は必ずチェックしてください。
購入をする場合は、以下のリンクから直接検索ページに移動できます。
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①購入前に、知る楽しさ、調べる楽しさ
②購入して、所有する喜び、保管する楽しさ
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このワインに寄せられた声
この記事は、WBSの監修です
この記事は、オンライン最大級のワインスクール、WBSワインブックススクールが監修しています。
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