【ソムリエ試験の勉強方法】捨て問を作るってやっぱ駄目ですか?

こんにちは。ワインブックス前場です。

ソムリエワインエキスパート試験の学習を続けていると、どうしても頭をよぎるのが「捨て問」でしょう。

 

試験を申し込むと即効郵送される教本を見て、普通の神経であれば「あんなの全部覚えられっこない」と思うはずです。

そこで、

 

全部覚えられない

苦手なところ、覚えづらいところがある

捨て問にしてしまえ

 

こう考える人は多いと思います。

個人的には合理的な範囲であれば捨て問は作っていいし、むしろ戦略的に捨て問を作るのは逆に正攻法だと思っています。

ですが、人間はどうしても自分に甘い生き物なので、自分では「戦略的な捨て問」と思っていたとしても、他者が見たらただの逃げだったなんてことも多いです。

 

そこで、今回はソムリエ試験、ワインエキスパート試験と捨て問について検討してみましょう。

 

ソムリエ試験・ワインエキスパート試験で「捨て問」はありか?

戦略的な捨て問は全然あり

結論から言えば資格試験では捨て問は常套手段ですし、スポーツでも例えばリーグ戦であれば戦略的な捨て試合もあります。

分かりやすいところでは、たとえば野球でいえば強打者を回避するフォアボールは試験でいう捨て問の様なものでしょう。

 

資格試験でも、例えば例年出題の可能性の低い分野や出題数の少ない箇所、極端に難易度の高い出題については逆に真正面から向き合うのは悪手と考える人も多いはずです。

資格試験は順位が決められるわけではなくて、単純に合格か不合格のどちらかしかありませんから当然の帰結でしょう。

 

その捨て問は、本当に「戦略的な捨て問」か?

では、ソムリエ・ワインエキスパート試験での捨て問はどうでしょうか?

ボリュームが多いので捨て問を速攻捨て問を設定したくなる気持ちは分かります。

ただし、まずは合理的に真正面から捨て問を検討してみましょう。

 

戦略的な捨て問という見方をすれば、

・出題傾向から言って重要度が低い

・出題傾向が少ないのに難易度が高い

・覚える量に対して出題がすくない

これらは戦略的に考えられる捨て問の設定でしょう。

 

この試験は学校の進学試験のように学習時間がじゃぶじゃぶあって、家庭が学習の支援をして受験に集中するものではありません。

普通は仕事を抱え、ただでさえない自由時間から学習時間を削って捻出するのが実態です。

そんな試験であれば、当然戦略的捨て問は肯定されるべきでしょう。

 

ですが、捨て問の設定の際に気をつけたいのが、その捨て問設定が本当に戦略的なものなのかどうかでしょう。

ここまで検討して、それから捨て問を決めても決して遅くはありません。

 

戦略的ではない捨て問とは?

例えば、「メドック61シャトーは覚えても多くて〇問だから、いっそのこと捨て問にする」これはどうでしょうか?

61シャトーをコツコツ覚えるのは実際には結構な労力が必要です。

また、試験後の実務を検討した場合に、フレンチレストラン勤務の方以外では扱う可能性は少ないので親近感は持ちづらいでしょう。

 

ですが、厳しく見れば必ず出題される分野なのに覚えないのは戦略的ではないと考えるべきでしょう。

さすがにいくらなんだってメドック61シャトーから逃げている人は、ほかにも逃げの分野を考えているものかもしれません。

また、一般的にほかの受験者が努力して覚えているメジャーどころを回避しても、ほかの分野で巻き返しを図るのは優位性に欠けると考えるのが普通でしょう。

 

もちろん、スクールや講師によっては61シャトーは捨て問にしようという人もいるかもしれません。

しかし出題の蓋然性が高い分野を捨て問にするのは、他の資格試験と比較しても決して正攻法とは言えません。

 

どこだったら捨て問にしていいか?

では、戦略的な捨て問にしていい分野はどこか?になりますが、各国の主要データについては捨て問はないと考えることをお勧めします。

ドイツオーストリアなどのドイツ語圏であってもダメです。

「そんな、ドイツ語圏くらい捨て問にさせてよ」と思う人もいるかもしれませんが、それでも主要な産地やワイン制度については真正面から覚えましょう。

 

そのうえで、捨て問にするべきは各分野の中でもマイナーな個所でしょう。

酒類概論のカクテルのレシピや中国

ドイツのワイン用語集

イタリアのDOC

・テイスティング用語の英語フランス

などのように、各分野の中でも特に主要でない箇所は捨て問にしても問題ありません。

逆に細かい分野にこだわって覚えても効率性に欠ける可能性があります。

 

この辺りからの出題ももちろん可能性はありますが、覚える量に比べて出題の可能性があまりにも低いため、すべて覚えるのは戦略的に悪手な可能性が高いです。

 

また、教本最後のワインの購入管理のところも、毎年1~2問出題されますが、出題に比べるとボリュームが多いのでここは捨て問でもいいかもしれません(ただし論述での出題の可能性はあります)。

 

まとめ

捨て問についてはいろいろ検討することができるのですが、自分では戦略的な捨て問だと思っていても、他者から見れば合理的かそうでないかはすぐにわかります。

最悪な場合、積み重なった結果、捨て問の方が多くなってしまったなんてなったら笑い話にもなりません。

 

捨て問を決める際は、できれば事前の情報収集をしっかり行い、合理的な判断かそうでないかを理解してから決めるようにしましょう。

決して自己流の捨て問設定はしないように心がけたいものです。


 

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