【最終更新日】2024年8月4日
ブラインドテイスティングは、英語ではBlind Tastingと書きます。
ブラインドそのものはずばり日よけのことをさしていて、つまり↑の写真のような窓を隠すものをさしています。
また、日よけ以外にも”目隠し”とか、”見えなくする”とか、そういう意味を含んでいてます。
そこから、ブラインドテイスティングは「ワインの銘柄がわからない状態でテイスティングをする」ことをさしています。
普通ワインを味わう際には、ラベルで銘柄を確認して、ワインの銘柄を知った状態で味わいます。
例えば↑のジュヴレシャンベルタンにしましょう。
「このワインはジュヴレシャンベルタン、生産者はルシアン・ル・モワンヌ、1級畑のオーコンボットという畑で、収穫年は2019年」と分かったうえで飲むのものです。
これを、ジュヴレシャンベルタンなのか、なにかわからない状態で目の前にワインの入ったグラスだけがおかれ、そこから推測するのがブラインドテイスティングなのです。
僕はオンライン最大級のワインスクール、WBSワインブックススクールを運営していて、また、ユーチューブでもワインジャンル最大級のチャンネル”ワインブックス”を運営しています。
おそらくワイン好きな方であればユーチューブを開くと、僕のチャンネルがレコメンドされることもあるのではないでしょうか。
僕はワイン歴は長く、ソムリエ試験に23歳の時に合格したのちに、30歳の時に国内のソムリエコンテストで優勝させていただきました。
その後に10年ほどワイン業界から離れ、5年ほど前にワイン業界に戻ってきました。
10年間の空白期間はあってももう20年近くはワインに携わっていることになります。
コンテストに出場していた時はそれこそ「ワインの鬼」のような雰囲気でワインと向き合っていました。
そんな僕であってもブラインドテイスティングは手ごわく、確実に当てられるかと言われればそうではありません。
むしろ僕よりもブラインドテイスティングに強い人はバンバンいますし、現役のテイスターの方のほうが僕より正解率は高いはずです。
昔は僕もブラインドテイスティングにおいては「当たる」「当たらない」で一喜一憂してきましたし、はずせば全身でくやしさを表していました。
自分よりも正確にテイスティングができる人に教えを請いたり、ありとあらゆる手段を用いてテイスティング能力を磨いていたことを覚えています。
そんな僕が今こだわっていること。
それは「ワインの初心者を増やす」ことです。
ワイン業界はどうしても「難しい」「敷居が高い」と思われがちですが、これはもう何十年も同じことがいわれています。
そりゃあそうでしょう。カタカナだらけ、知識がないと楽しめない、これじゃあこう思われても仕方ありません。
だからブラインドテイススティングについても、「まずは初心者でも楽しめること」にこだわります。
ここでは、あなたがブラインドテイスティングをするにあたって、初心者でも楽しめるように最低限「ここだけ押さえておけば大丈夫」というポイントだけに絞ってご紹介します。
ほんの少しのポイントを押さえるだけで、あなたのブラインドテイスティングの能力はぐんと上がりますし、ブドウが当たると飛び上がるほど嬉しいものです。
できる限り初心者の方にもとっつきやすいように解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
なお、僕の運営するワインスクールでは、ブラインドテイスティングの通信講座も好評です。
もしよろしければ覗いてみてください。
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- 【ブラインドテイスティングとは?】初心者にもできるやり方を解説!
目次
【ブラインドテイスティングとは?】初心者にもできるやり方を解説!
用具類:最初はこれだけそろえましょう
ブラインドテイスティングをするにあたって、どうしてもこれだけは必要だという用具類を押さえましょう。
もちろん追求し始めるともっといろいろな用具が欲しいとか、もっと高価なもので試したい、などのこともあると思いますが、当初はこれだけで大丈夫です。
ワイン
まず、ブラインドテイスティングといってもワインのテイスティングなので、何はなくともワインが必要です。
ワインは何も高いものでなくて構いません。ただしあまり安すぎると個性が出ていないものもあるので、目安としては2000円台から3000円台をボリュームゾーンにしましょう。
もちろんコンビニやスーパーの1000円台のワインでもできますし、逆に数万円のワインでブラインドテイスティングをする人もいらっしゃいます。
ですが、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験でも2~3千円くらいの価格帯のワインが選ばれますし、安すぎても個性が見出しにくいですが、逆に高過ぎても先鋭化されてしまい、ブラインドテイスティングには不向きなことも出てきます。
一番のヤマ場のブドウよりも、さらに先の畑の位置とか生産者とかの話になると、初心者ではとっつきにくくなります。
その点からもやはりワインは2千円台、3千円台がいいでしょう。
グラス
グラスはワイングラスであればなんでもいいですが、基本的にはISO国際規格といって、↑の形状のグラスです。
アマゾンリンクをはっておきますので、もしよろしければご参考ください。
ワイングラスについては正直凝りだすときりがなく、鉛の含有量とか形状とか、薄さとか口にあたる部分の面積とか、プロのテイスターの方ですとそこまでこだわる方もいらっしゃいます。
ですが、ブラインドテイスティングといっても、ワインテイスティングの一つなので、煎じ詰めれば他者とのワインコミュニケーションです。
そのため国際的に一定の規格があった方がコミュニケーションとしては適切ですし、↑この形状でのテイスティングが最も汎用的だと判断されたのでしょう。
なお、グラスについては1個ではなく、できれば2~3個は購入することをお勧めします。
というのも、ブラインドテイスティングは通常はいくつかの種類をテイスティングすることが多く、一つでは都度洗わないといけないので、不便なのです。
アマゾンリンクでは6個セットになりますが、6個でも5000円ちょっとで購入できますし、割らない限り使えますので、一度ご検討ください。
窒素・アルゴンガス
ブラインドテイスティングをするとなると、できれば何日かに分けて味わいたいと思うことも出てきます。
1本を飲み切るのであれば最後のほうは酔っ払ってしまい、最後のほうはテイスティングどころではないでしょう。
そのためワインを注ぎましたらアルゴン・窒素ガスを噴霧して、そのままスクリューキャップやコルクで密閉をすれば、2~3日は品質は保てます。
こうなると一日に飲む分も減りますので健康的ですし、より一層集中してワインと向き合えるメリットがあるのです。
アルゴン・窒素ガスがない場合は翌日には厳密には味わいは変化してしまいます。
この場合は二日目以降は品質に変化があることを前提でワインをお飲みいただければ問題ありません。
ブラインドテイスティングは一人では難しい
ブラインドテイスティングは、目の前に銘柄がわからない状態でワインがあることが前提になります。
こうなると一人ではなかなか難しく、例えばグラスに注ぐ際には色がわかってしまいますし、自分が購入したワインであればそもそも銘柄がわかったうえで注ぐことになります。
そのためブラインドテイスティングは複数人でのイベントか、あるいは勉強会や僕が運営するブラインドテイスティングの通信講座を活用することになります。
頑張れば自分でわからないようにグラスに注ぐこともできるかもしれませんが、それであってもワインは銘柄を見たうえで購入するものでしょう。
完全にブラインドテイスティングを一人でするのは最初からあきらめる方が早いかもしれません。
「ブドウ品種を当てる」のがポイント
おそらくブラインドテイスティングというと
「このワインはフランス、ボルドー地方、マルゴー村のワイン、シャトー○○の2018年」
というようなドンピシャであてるシーンを思い浮かべるかもしれませんが、あれは完全に漫画の世界です。
世界のナンバーワンのソムリエを決めるコンクールでも銘柄までドンピシャで当てる人は見たことがありませんし、そもそも銘柄まで言わない人も多いです。
ブラインドテイスティングも追及すると畑の位置や収穫年の違いなども分かるようになりますが、半分名人芸の粋でしょう。
おおむねブラインドテイスティングといえば、ブドウ品種の正解がもっともポイントが高く設定されています。
銘柄や収穫年はもう少し経験を積んでからにしましょう。
ブラインドテイスティングのメリットとデメリット
ブラインドテイスティングにはいくつかのメリットとデメリットがありますが、これは箇条書きのほうがわかりやすいでしょう。
ブラインドテイスティングのメリット
純粋な評価
ブラインドテイスティングでは、ワインのラベルや価格、ブランド名などの先入観を排除し、純粋に香りや味わいだけで評価できます。
これにより、真に優れたワインを見つけることができます。
発見の喜び
普段選ばないようなワインに出会うチャンスが増えます。
新たなブドウ品種やワイン産地の魅力を発見することで、ワインの知識と経験の幅が広がります。
公平な比較
ブラインドテイスティングは、公平な比較を可能にします。
同じカテゴリーのワインを比較する際、バイアスなく評価できるため、各ワインの真価が明らかになります。
学びと成長
ブラインドテイスティングを繰り返すことで、テイスティングスキルが向上します。
香りや味わいのニュアンスを正確に捉え、表現する能力が磨かれ、ワインの理解が深まります。
楽しい体験
友人や同僚と一緒にブラインドテイスティングを行うことで、楽しさが倍増します。
意見交換やディスカッションを通じて、ワインに対する新たな視点を得ることができます。
ブラインドテイスティングのデメリット
ある程度の知識が必要
先入観を排除するために行うブラインドテイスティングですが、時にはその先入観が役立つこともあります。
例えば、ワインの産地や品種に関する情報がないと、そのワインの真価を理解するのが難しくなることもあります。
ある程度のワインやブドウ、生産地域の知識がないと、深くは楽しめないケースも出てきます。
ストレス
初めてブラインドテイスティングを行う人にとっては、他者の評価や意見が気になることがあり、プレッシャーを感じることがあります。
特に、経験豊富なテイスターの中で自分の意見を述べるのは緊張することがあります。
準備の手間
ブラインドテイスティングを行うためには、ワインをラベルが見えないように準備する必要があります。
これには時間と手間がかかり、場合によっては特別な道具が必要になることもあります。
飲み過ぎのリスク
多くのワインをテイスティングする際、適量を超えて飲んでしまうリスクがあります。
酔いすぎると、テイスティングの精度が落ちるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
結果の偏り
経験豊富なテイスターが最初に意見を言った場合に、どうしてもそのテイスターの意見に自身の意見が吸い寄せられてしまうことはよくあることです。
できれば結論については影響されずに言えるような工夫も欲しいところです。
ブラインドテイスティングは、ワインの真の価値を見極め、新たな発見を楽しむための素晴らしい方法です。
しかし、いくつかのデメリットも考慮し、適切な準備とマインドセットで臨むことが重要です。
最初はこの品種から始めよう
白ワイン用品種
最初からいろいろなブドウやワインを詰め込んでも、基礎ができていないと逆に経験がノイズになることも多いです。
通常は白ワインは3種類のブドウがしっかり当てられるようになることを目指しましょう。
白ワインのブラインドテイスティングにおいて、シャルドネ、ソーヴィニョンブラン、リースリングの特徴を理解することは重要です。
それぞれの品種には独自の風味と香りのプロファイルがあり、これを把握することで、ブラインドテイスティングがより楽しくなります。
シャルドネ
シャルドネは、世界中で広く栽培されている白ワイン用のブドウ品種で、非常に多様なスタイルのワインが作られます。
香りはリンゴ、レモン、ピーチ、バター、トロピカルフルーツなどが感じられ、樽熟成されるとバニラやトースト、ナッツの香りが加わります。
味わいはフルボディからライトボディまで幅広く、酸味は中程度から高め。
テロワールやワインメーカーの意図によって、大きく変わるのが特徴です。
ソーヴィニョンブラン
ソーヴィニョンブランは、鮮やかな酸味と強い香りが特徴の白ワイン品種です。
一般的な香りは、シトラス、青りんご、パッションフルーツ、グレープフルーツ、そしてハーブや芝生のようなグリーンなノートがあります。
特にニュージーランドのマールボロ地域のソーヴィニョンブランは、非常に強いグーズベリーやトロピカルフルーツの香りで知られています。
味わいは、ライトからミディアムボディで、爽やかなフィニッシュが特徴です。
リースリング
リースリングは、冷涼な気候で最もよく育つ品種で、非常に高い酸度を持つのが特徴です。
香りは、シトラス、リンゴ、ピーチ、アプリコット、花のようなフローラルなノートが一般的です。成熟が進むと、ペトロールやハチミツの香りが加わることがあります。
味わいは、ドライからスイートまで幅広く、酸味の高さがフレッシュさを保ちます。
特にドイツやフランスのアルザス地方のリースリングは、高品質なものが多いです。
まずはこの3品種でいいので、これらの特徴を頭に入れながらブラインドテイスティングを行うと、それぞれの品種の個性を見極めやすくなります。
ワインの色、香り、味わいを丁寧に観察し、これらの特徴を思い出すことで、シャルドネ、ソーヴィニョンブラン、リースリングの違いを楽しむことができます。
赤ワイン用品種
赤ワインについても最初は3品種で構いません。
カベルネソーヴィニョン、ピノノワール、シラーをまずは試しましょう。
カベルネソーヴィニョン
カベルネソーヴィニョンは、世界中で広く栽培されている赤ワイン用のブドウ品種で、フルボディのワインが多いです。
香りはブラックカラント、ブラックチェリー、プラムなどの濃厚な果実のノートに、シダー、タバコ、鉛筆の芯、カシス、スパイスの香りが加わります。
樽熟成によるバニラやココアのニュアンスも特徴です。
味わいはタンニンが豊富で、しっかりとした酸味と濃厚な果実味がバランスしています。
長い熟成ポテンシャルを持つことが多く、テクスチャーは力強く複雑です。
ピノノワール
ピノノワールは、エレガントで繊細な赤ワインを生むブドウ品種です。
香りは、ラズベリー、チェリー、クランベリーなどの赤い果実のノートに、バラやスミレのようなフローラルな香りが特徴です。
また、熟成によりキノコ、森の下草、スパイスのニュアンスが現れることもあります。
味わいは、ライトからミディアムボディで、柔らかなタンニンと鮮やかな酸味が特徴です。
テクスチャーはシルキーで、フィネスとバランスが求められます。
シラー(シラーズ)
シラー(シラーズ)は、濃厚でスパイシーな赤ワインを生むブドウ品種です。
シラーはフランス、特にローヌ地方で広く栽培され、シラーズはオーストラリアで非常に人気があります。
香りはブラックベリー、ブルーベリー、ブラックプラムなどの黒い果実のノートに、ブラックペッパー、スモーク、ハーブ、リコリス、チョコレートの香りが加わります。
樽熟成によるバニラやコーヒーのニュアンスもよく見られます。
味わいはフルボディで、しっかりとしたタンニンと高めのアルコールが特徴です。
テクスチャーはリッチで、濃厚な味わいが長い余韻をもたらします。
これらの特徴を理解することで、ブラインドテイスティングでそれぞれの品種を識別しやすくなります。
ワインの色、香り、味わいを丁寧に観察し、これらの特徴を思い出すことで、カベルネソーヴィニョン、ピノノワール、シラー(シラーズ)の違いを楽しむことができます。
ブラインドテイスティングの最低限のマナー
ワインのブラインドテイスティングを楽しむためには、いくつかの基本的なマナーやエチケットを守ることが重要です。
特にイベントでのブラインドテイスティングにおいては自己研鑽とともに他者の尊重も重要になります。
以下に、ブラインドテイスティングの際のマナーをまとめました。
準備編
1. 適切な環境:
テイスティングは、静かで落ち着いた環境で行うことが望ましいです。
強い香りや音楽があると、ワインの香りや味わいを正確に評価する妨げになります。
2. グラスの選択:
清潔で無臭のワイングラスを使用しましょう。通常はISO国際規格のグラスで十分です。
そのうえで、ワインの種類に合わせた適切な形状のグラスを選ぶと、香りや味わいがより引き立ちます。
3. ワインの温度:
適切な温度でワインを提供することが重要です。
白ワインは冷やして、赤ワインは室温(15-18度)で提供します。
ただしあまり厳密に温度を追求しすぎると、リラックスして楽しめない場合もありますので、ここはほどほどにしておきましょう。
テイスティング中のマナー
1. 香りを尊重する:
他の参加者が香りを楽しんでいるときには、声を出さずに静かにしましょう。
また、きつい香水などは香りをわからなくさせてしまいます。
自分のみならず、他者への配慮もかけることになりますので、できる限り香水は控えましょう。
2. 順番を守る:
テイスティングの順序が決められている場合、その順序を守りましょう。
通常、軽いワインから重いワインへと進むのが一般的です。
3. 口直し:
味覚をリセットするために、水や無味のクラッカーを用意しておくと良いです。
ワインはアルコールですので、空腹時に飲むと案外酔っ払うものですので、クラッカー程度は合ってもいいかもしれません。
コミュニケーション
1. 意見の共有:
テイスティングの後に意見を共有する際は、他者の意見を尊重しましょう。
ワインの味わいや香りの感じ方は人それぞれであり、異なる意見を受け入れる姿勢が大切です。
2. 批判を控える:
他者の評価や意見に対して否定的なコメントを控え、建設的なフィードバックを心がけます。
どうしても頭ごなしに否定する人もいるところにはいますが、正直そういう人はコミュニティでは長続きしません。
その他のポイント
1. 飲み過ぎに注意:
ブラインドテイスティングでは、飲み過ぎに注意し、適度に吐き出すことも重要です。
特に多くのワインをテイスティングする場合、酔いすぎないようにしましょう。
2. 清潔感:
手や口元を清潔に保ち、グラスに触れる際には指紋がつかないように気をつけます。
終了後
1. 感謝の気持ち:
ホストや主催者に感謝の気持ちを伝えましょう。
ワインの準備や提供には多くの手間がかかっているため、その労力に感謝を示すことは大切です。
2. 片付けの手伝い:
可能であれば、片付けを手伝うなど、協力的な態度を示しましょう。
これらのマナーを守ることで、ブラインドテイスティングがより有意義で楽しい経験になります。
他の参加者と協力し合いながら、ワインの魅力を最大限に楽しんでください。
他者の尊重
最後になりますが、ブラインドテイスティングは自分だけでは完結しづらいので、複数人で楽しむものになりやすいです。
こうなると独善的な態度は嫌われますし、最悪な場合、次から呼んでもらえなくなります。
できれば他者を尊重し、その結果自分もしっかりと楽しめる、こういうスタンスが求められるといえるでしょう。
ブラインドテイスティングを楽しむうえで、他者を尊重することがなぜ大事なのか、最低限のポイントを知りましょう。
多様な意見の尊重
ワインの香りや味わいの感じ方は人それぞれです。
同じワインでも、異なる人が異なる特徴を感じ取ることがあります。
他者の意見や感想を尊重し受け入れる姿勢を持つことで、より豊かなディスカッションが生まれ、各自のワインの理解が深まります。
ポジティブな雰囲気の維持
尊重の精神を持つことで、ポジティブな雰囲気を保つことができます。
否定的なコメントや批判的な態度は、参加者を萎縮させ、意見交換を妨げることになります。
互いの意見に耳を傾け、建設的なフィードバックを心がけることで、全員が安心して自分の感想を共有できる環境を作り出します。
学びと成長の促進
他者を尊重することは、学びと成長を促進します。
異なる視点や感じ方を知ることで、自分自身のテイスティングスキルも向上します。
多様な意見を取り入れることで、新たな発見や気づきを得ることができ、ワインの理解が一層深まります。
チームワークの向上
ブラインドテイスティングは、協力して行うアクティビティです。
他者を尊重することで、チームワークが向上し、よりスムーズで効率的なテイスティングが可能になります。
お互いの役割や意見を尊重し合うことで、全体の調和が取れ、より良い結果が得られます。
長期的な関係の構築
尊重の精神を持つことで、長期的な関係を築くことができます。
ワインのテイスティングを通じて築かれる友好関係やネットワークは、今後のワイン探求や楽しみにおいて大きな価値を持ちます。
総じて、ブラインドテイスティングにおいて他者を尊重することは、個人の成長とグループ全体の成功に繋がる重要な要素です。
互いに尊重し合うことで、より深い学びと豊かな体験を得ることができます。
ブラインドテイスティングをしよう!
ブラインドテイスティングの素晴らしさは、純粋にワインの本質に向き合える点にあります。
ラベルや価格に惑わされず、香りや味わいをじっくりと楽しむことで、新たな発見や驚きを体験できます。
また、異なる意見を尊重し合うことで、ワインの多様性や奥深さを共有でき、参加者同士の交流が深まります。
さらに、テイスティングスキルの向上や知識の幅が広がり、ワイン愛好者としての成長も促進されます。
ブラインドテイスティングは、ワインの世界をより深く楽しむための貴重な機会です。
ここまでお読みのあなたであれば、きっと素晴モチベーションでブラインドテイスティングができるはずです。
さあ、ブラインドテイスティングをしましょう!
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