ソムリエ・ワインエキスパート試験の悪問・奇問対策

【最終更新日】2024年8月2日

資格試験において、良問、難問、悪問にどう対応するかは重要です。

まず、良問は自信を持って解答し、得点を確保します。

次に、難問は冷静に取り組み、すべての問題で正解を狙うのではなく、そのうちの何割かを狙うことが大切です。

難問については受験合理性から言えば全ての解答に時間を費やすより、他の問題にも時間を残すことを心掛けます。

 

悪問に対しては、まず問題文を再確認し、不明瞭な点を見つけ出し、それに対して推測を働かせます。

真正面から向き合っても回答できそうにない問題の場合、メタ的に見ると回答が見えてくる場合も出てきます。

 

また、試験後には復習を行い、悪問に対する適切な対策と準備を練ることも大切です。

冷静な対応と戦略的な時間配分が、試験全体の成功に繋がります。

 

今回は、ソムリエ・ワインエキスパート試験の奇問・悪問と出会った場合の対応について、練習問題を例題にして解説します。

 

 

 

*この記事は、WBSワインブックススクールの代表前場が、インスタグラムに毎日投稿するソムリエ・ワインエキスパート試験のお役立ち情報を抜粋し、スタッフが記事にしています。

【過去の記事はこちら】

 

ソムリエ・ワインエキスパート試験の悪問・奇問対策

悪問・奇問に出会ったら・・・

【練習問題】

山梨県の白ブドウのトップと黒ブドウのトップを合わせた生産量の、全体から見た割合を選んでください。

① 約6割

② 約7割

③ 約8割

④ 約9割

 

悪問・奇問は「必ず出会うもの」

ソムリエ・ワインエキスパート試験は資格試験です。

資格試験の世界には「問題の質」が話題になることも多く、「良問」「難問」「奇問」「悪問」などの言葉が存在します。

ワインの世界はこの手の話はアレルギーのある人も多くあまり触れられてこなかった経緯がありますが、ここについても念のため押さえておきましょう。

 

一般的に資格試験の世界の問題では

難問とは 『答えるのが難しい問題」

奇問とは 『奇抜な問題、変な問題」

悪問とは 『一般的に解けない問題」

とされています。

 

今回の例でいえば

山梨県のトップの品種のパーセントまで覚えていないといけません

「パーセントまで覚えさせるなんて難問だ」

「二つを足した問題を答えさせるなんて奇問だなあ」

「こんなの本番では答えられるはずがない悪問だ」

このようにいろいろな考えがあることでしょう。もちろんどれが正しい、というものではなく、個々で考えればいい問題です。

 

↓正解はインスタ投稿の下↓

 

【正解】約8割

2024年度教本に主要産地のブドウ品種の生産比率があって、山梨県は白ブドウの1位が甲州で54.7%、黒ブドウの1位がMBAで24.6%となっています。

この二つを足すと79.3%ですので、8割が正解となります。

おそらくほとんどの受験生は数値については「何となくこのくらい」にしか覚えていないでしょう。

 

毎年変動があるため今年覚えても来年以降は使えませんし、最悪な場合数年後には間違った数値になる蓋然性が高いです。

僕だったら「覚える必要のない単なる数字」として逆に「そこに記憶を割り当てるくらいなら他を覚える」と考えるでしょう。

 

難問・奇問に踊らされない

今回の様な問題を、難問とするか、あるいは奇問や悪問と捉えるか、これは人それぞれですのでいろいろな考えがあって良いでしょう。

ただし、戦術面を考えればそれぞれに意見を持てるくらいには試験問題を研究して欲しい問題でもあります。

 

この試験の本質は可処分時間との戦いなので、「ここまでは覚える」「ここからは覚えない」の決断を常に迫られます。

自分が「ここからは覚えない」と決断した以上、覚えていない個所から出題があったとしても一切気にしないという力も受験生の心理面としては重要です。

 

ネットやSNSでは悪問や奇問が話題になりやすく、これを見て踊らされるユーザーもいるかもしれません。

この手の問題はどの試験にもありますし、騒いでも何も変わりません。

WBS生の皆様には釈迦に説法ですが、念のため押さえておきましょう。

 

 

質の低い情報に踊らされないために・・・

ソムリエ・ワインエキスパート試験関連の記事やSNSの中には、もちろん上質なものも多いですが、中には質やモチベーションが低く、参考にしてはならないものも見受けられます。

資格試験の受験生がネットやSNSの質の低い記事に踊らされないためには、以下の点に心がけることが重要です。

 

まず、信頼性の高い情報源を選ぶことが基本です。

実績のある情報発信者や信頼性の高いひとが提供する情報を優先し、不明確な情報源や個人の無責任なブログなどは避けるべきです。

特にSNSでは、誰でも情報を発信できるため、信憑性の低い情報が流通しやすいです。

信頼できるアカウントを早めに見つけて、いたずらに動揺させたり落ち着きのない記事をスクリーニングするように心がけましょう。

 

次に、情報を批判的に評価する力を養うことも大切です。

一つの情報を鵜呑みにせず、複数の情報源を比較し、一貫性や根拠のある情報を見極めることが求められます。

また、情報の提供者の背景や意図を考慮し、その情報がどのような立場から発信されているのかを理解することも重要です。

 

さらに、学習の基本に忠実であることが成功の鍵です。

試験対策の本質は、公式の教科書(この試験ではソムリエ協会教本)に基づいた学習です。

ネットの情報は補助的な役割として利用し、基本的な学習は教本に基づいて進めるべきです。

 

最後に、時間管理とメンタルケアも大切です。

ネットやSNSの情報に振り回されると、時間を無駄にし、ストレスが増加する可能性があります。

計画的な学習スケジュールを立て、定期的に休憩を取ることで、集中力を維持し、効率的な学習が可能になります。

 

これらの心がけを実践することで、受験生はネットやSNSの情報に惑わされることなく、効率的かつ効果的な学習を進めることができるでしょう。

WBSの皆様には釈迦に説法ですが、念のため押さえておきましょう。


 

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