【最終更新日】2024年11月10日
この記事を見ていただいているということは、ワインエキスパート試験を受けたいけど、自分にできるのか不安…
おそらくあなたは今、そんな気持ちかと思います。
・勉強しても、不合格になったら嫌だなあ
・興味はあるけど、勉強できるかどうかわからない
・情報が溢れすぎているので何を信じていいかわからない
こんな気持ちの方も多いはずです。
私はワインブックススクールWBSで学習し、2023年度に一発でワインエキスパート試験に合格した経験があります。
こちらではその経験を包み隠さず、すべてフィードバックをさせていただきます。
今回はワインエキスパート試験合格に向けての「勉強時間」について記載していきます。
今後の意思決定の一助となれば幸いです。
最初にお断りになりますが、勉強時間といってもどこからが勉強時間でどこからが勉強持間でないのかについては人それぞれでしょう。
電車の中でワイン関連の本を読んだからと言って、それを勉強時間に組み込む人もいれば、いやいやこれは純粋な試験勉強ではないから勉強時間には入れない、という人もいるはずです。
また、本格的に勉強を始める前の情報収集の時間も勉強時間に入れるか入れないかは、ほとんどの方は曖昧になっているはずです。
そのため、ここで紹介する勉強時間は参考程度にしていただき、最終的にはあなた自身でご判断いただき、ご自身の学習に組み込んでいただけますと幸いです。
WBSワインブックススクールのワインエキスパート試験対策講座はこちら→
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また、おそらく学習を始める前だと「独学か、ワインスクールか?」についても気になるところだと思います。
ワインエキスパート試験が独学で可能かについてはこちらをご参考ください。
ワインエキスパート試験の「勉強時間」はどれくらい?
ワインエキスパート試験とは?
はじめにワインエキスパート試験について考えてみます。
ワインエキスパート試験は日本ソムリエ協会が主催する呼称資格認定試験の一つです。試験は1年に1回。
満20歳以上の方であれば職歴などに関係なく、誰でも受験が可能です。
合格率はソムリエ協会のホームページにあるように32.9~44.2%であり、概ね3~4割程度となっています。
この数字だけみても簡単な試験ではないことが想像できると思います。
また、ワインエキスパートは「酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有する者をいう。」とホームページに明記されています。
これはワインエキスパートがワインを中心としたお酒に関するジェネラリストであり、スペシャリストとしての入り口でもあると私自身は解釈をしています。
そのため、テスト範囲は広くなりますし、内容は多岐にわたります。
ワインエキスパートというくらいだからワインさえ知っていればいい、は通用しない試験です。
そのような試験において、どの程度の勉強時間が必要かは非常に気になるところかと思います。
確かにワインエキスパートといえば近年では有名人でも受験する人も増えていますし、テレビなどでも耳にする人はいるかもしれません。
それであれば自分でもできるかも、と思いたくもなるでしょう。ここまで読んだあなたであればそう思っているはずです。
しかし、とはいえ合格するために努力の量がわからなければ決断の仕様がありません。
いざ勉強を始めても、何年もかかってようやく合格するような試験ではあなたのプライベートや本職に影響が出てしまうからです。
では、必要な勉強時間について見ていきましょう。
具体的な勉強時間には幅がある
ワインエキスパート試験対策を謳っているワインスクールは多数存在しています。
そのスクールが提示している時間をWeb上で確認してみると80~400時間程度とかなり幅があるのがわかります。
実際に学習を始めるとわかりますが、学習範囲は広く、それぞれの単元でも内容は多いです。
教本はもちろん専門書ですので、聞きなれない単語も多く、1ページ読むだけで疲れてしまうほどです。
教本とは毎年3月に募集開始がされるのに合わせて発売されるソムリエ協会が発行する資料のようなもので、ここから試験は出題がされると明記がされています。
それが2023年の教本で862ページもあります。
この膨大な情報量に対して、初学者でも80時間で出来ます!とは、残念ながら口が裂けても言えません。
これから学習を始めるあなたがイメージをしやすいように、ここからは、私の体験談を少しお話しします。
私が本格的に勉強を始めたのは1月からです。
前年にワイン検定のブロンズ、シルバーを受講していたこともあり、全くの無知ではなかったことはここで付言させていただきます。
毎日1~2時間を目標に勉強していましたが、もちろん全く勉強できない日もありました。
平均すると概ね1日1.5時間程度だと思います。
1次試験は7月後半に受験したので、勉強時間をざっくり計算すると、210日間×1.5時間=315時間となります。
これで、1次試験時に手堅く正解が導けた問題が6割程度でした。
そう考えると、基礎の知識量にもよりますが、300時間程度が妥当な時間だと思います。
基礎的な知識がある私が300時間とすれば、全くの初学者であればやはり400時間をめやすにするのが妥当でしょう。
なお、勉強時間とともに、ワインエキスパート試験の難易度についても気になるところかと思います。
ワインエキスパート試験の難易度についてはこちらをご参考ください。
[blogcard url=”https://winebooks-media.com/wine-expert-nanido/”]
重要なのは方向性
ここで少し効率のお話しをします。
先ほどもお話ししたように、ワインエキスパートはお酒のジェネラリストです。
ワインの栽培から醸造、各国の特徴、その他のお酒の知識など覚えることは山のようにあります。
幅広い知識を要求されるため、方向性を間違えて勉強していると時間はいくらあっても足りません。
では、”間違った方向性”とは何なのか?
当たり前ですが、試験には出題者がいます。ここではソムリエ協会になります。
協会側の意図を汲み取り、過去の傾向などを元にどこが必要で、どこが不要かを確認して勉強を進めていくことになります。
・・・え、何言ってんの?そんなこと言われても、「どこが」とかわからない
・・・。
正直、その通りです。私もわかりませんでした。
なので、知識や経験が豊富な先生のもとで学習をしよう。こう落ち着きました。
方向性を定めてくれると、後は迷いなく勉強に打ち込むことができる。無駄な勉強時間を削減できる。
これってすごいメリットだと思いませんか?
勉強時間の確保について
ずばり、ワインエキスパート試験は可処分時間との闘いです。
可処分時間とは、あなたが自由に自分の裁量で使える時間のことをさします。
当然ではありますが、静かな環境で集中をして勉強をする。それが1時間、2時間と続けられるなら文句なしですよね。
でも、全ての方がこの環境を作ることは困難な場合も多いと思います。
実際に私もフルタイムで働く薬剤師で、家庭では2児の子育て真っ最中です。時間はいくらあっても足りません。
家事、育児、仕事を行いながらの勉強になりますので、時間と場所が固定されるスクーリング形式のワインスクールはもちろん無理です。
WBSではいつでも、どこでも勉強ができるため、早朝、移動時間、仕事のお昼休み、子供が寝静まった後など時間を見つけて勉強を行っていました。
それでも、うまく勉強時間を確保できることはほとんどなく、毎日が焦る日々でした。
それでも、「効率的に勉強を進めることが出来ているんだ。」そう思うことで、落ち着いて勉強に取り組めたと思います。
まとめ
いかがですか?
試験の概要と勉強時間に関して、なんとなくイメージが湧いてきましたか?
まとめますと、ワインエキスパート試験の勉強時間は300~400時間で、ある程度の素地がある方で300時間、全くの初学者の方であれば400時間を目安にするのがよろしいかと思います。
また、効果的な学習ができるかできないかはかなり勉強時間を左右しますので、できれば知識や経験が豊富な先生にならうのがベストでしょう。
このイメージが出来ていると、出来ていないとでは取り組み方に差が出てきますので、しっかりと検討してみてくださいね。
ここまでご一読いただきありがとうございます。
次回はワインエキスパート試験の難易度についてご紹介しますね。
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