【高級クラブとワイン】どんなところで、どんなワインが飲まれているのか?

【最終更新日】2024年8月1日

こんにちは。ワインブックスの前場です。

この記事は銀座の高級クラブで勤務をしながらWBSで学習をされ、2022年にソムリエ試験にみごと一発合格をされたしのさんが「高級クラブとワイン」について紹介してくれています。

 

僕自身は行政書士という職業でもあり、風営法の業務で銀座のお店の許可はよく取得していました。

そのなかで「もっとナイトビジネスの方もワインを本格的に勉強するといいのに」と思ったことがあり、しのさんの合格は嬉しいご報告だったのです。

 

しのさんはワインブックスメディアでも執筆をご協力いただいている関係で、ユーチューブチャンネルにもご出演いただきました。

高級クラブとはどのようなところなのか?どのようなワインが楽しまれているのか?をできる限りわかりやすく説明してくれています。

動画とともに、ぜひご覧になってみてください。

 

 


 

 

高級クラブはホステスと呼ばれる女性スタッフが男性の隣に座り接客をするお店です。

東京では銀座・六本木、大阪では北新地、九州では中洲などに集中しています。

 

キャバクラやガールズバーとの違いは

①紹介制・会員制である事が多いこと

①入店時にかかる席料が五万円ほどと高額にはなりますが時間制では無いので、長時間滞在してもさほど料金が変わらないこと

等があります。

 

クラブでは通常ウィスキーやブランデーなどをボトルごとキープし基本的にはそれらのお酒を飲みます。

顧客の層は、銀座は特に年齢層が高い傾向にあります。

また大企業の役員クラス、また会社のオーナーが接待で使用する事もあります。

 

高級クラブとワイン

どんなお酒が飲まれているか

ヴィンテージウィスキーがキープされる事が多いです。

以前は高級クラブではブランデーも良く飲まれて居ましたが現在では圧倒的にウィスキーの人気が高いです。

山崎12年、響ブレンダーズチョイス、白州12年、マッカラン12年、ロイヤルハウスホールドなどが良く見られ、高級なものでは響21年、響30年、山崎18年、マッカラン18年など貴重なウィスキーも取り揃えられています。

ブレンデッドウィスキーよりもシングルモルトが好まれる流れがあります。

 

高級クラブのワイン

クラブでワインを飲まれる際には圧倒的にシャンパンが多いです。

クラブはお祝いの席(昇進祝いや誕生日など)で使われることも多いので、華やかでお祝いらしい雰囲気を演出するのにシャンパンはぴったりですし、シャンパンであれば単体でも楽しみやすい事が要因だと考えられます。

 

シャンパン以外ではボルドー(5大シャトーからメドック格付け2・3級のものなど)、ブルゴーニュワインが主流です。

そのほかにはカリフォルニアの高級ワインなどが取り揃えられています。

 

華やかさの演出という意味では「隠れた銘酒」「コスパの良いワイン」と言うよりはネームバリューがあり王道なものが好まれる傾向にあります。

 

人気のワイン

シャンパン

・ローランペリエ社のプレスレージキュヴェであるローランペリエ・グランシエクル

・ローランペリエ・アレクサンドラロゼ

・ドンペリニョン

・ドンペリニョンP2

・クリュッグ

・クリスタル

 

ボルドーワイン

・シャトーラグランジュ

・シャトーカロンセギュール

・シャトーパルメ

 

ブルゴーニュワイン

・ドメーヌ・フーリエ ジュヴレ・シャンベルタン

・ドメーヌ・ペロミノ ヴォーヌロマネ

・ロベール・グロフィエ シャンボールミュジニー

・ドメーヌ・ド・モンティーユ ムルソー

・エティエンヌソゼ ピュリニーモンラッシェ

 

カリフォルニアワイン

・オーパス・ワン

・オーパスワンのセカンドワインであるオーヴァーチャー

・カリフォルニアのロマネ・コンティとも称されるカレラ・ジェンセンのピノ・ノワール

・ケンゾーエステート あさつゆ

 

最も高級なワイン

お祝いの際にはベルエポック・ブランドブラン、サロン、ドンペリニョンレゼルヴ・ド・ラベイなどの最高級のシャンパンも出ます。

クリュッグ・クロドメニル、クロダンボネなどが出るクラブがあると言う噂もありますがかなりの高額ですし、値付けも各店舗でかなり幅がある事が予想されます。

 

上場祝い、お客様の還暦などの節目のお祝い、オーナーママの誕生日などの特別なシーンで稀に出るのがDRCロマネ・コンティやDRCエシェゾー、コルトン、モンラッシェと言ったものです。

これらのワインはどんなに安くても100万円から、と銀座の高級クラブでもかなりレアなアイテムになります。

 

銀座のワインバー

クラブではホステスが出勤前にお客様と食事をしたり、営業後にバー等に行く事がありますが、銀座には深夜まで営業しており食事も楽しめるワインバーがたくさんあります。

カジュアルな所から、一見ではちょっと入りづらいような所まで様々です。

豊富なワインがグラスで頂け、マスター達のお話を聞きながらゆっくり過ごす時間はとても優雅で勉強にもなります。

 

シノワ

シノワズリ(17世紀以降ヨーロッパで流行した東洋趣味)の店内でフランス中心に取り揃えられたワインと和洋折衷の創作料理楽しめます。

深夜営業ではありませんが、系列店のビストロ「ヌガ」もおすすめです。

正統派のビストロ料理が頂け、テイクアウトも充実しているので自宅でのワイン会などに。

 

カフェドペルル

すずらん通り、路面店に佇むシャンパンバー。夏にはドアが開け放たれ、開放感があります。

夕方5時にオープンするので食事前の待ち合わせにも。

とても良い雰囲気なのにリーズナブルにシャンパンが頂けるのも魅力の一つ。

 

アムルーズ

乾杯のクリスタルから食後のシャトーディケムまでグラスで頂け、お料理も素晴らしいワインバーです。

フレッシュなマッシュルームのサラダ、牛肉100%のハンバーグ、秋にはサンマのコンフィなどがおすすめです。

 

ワインバー池田

かなり上級者向けのワインバーです。

高級ワインのみを扱うワインバーで、お値段も張りますが愛用者からは「高級ワインが適正価格で飲める」との評判。

いつか行ってみたい憧れの一件。


 

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