【最終更新日】2025年4月9日
フランスワインを代表する2大銘醸地といえば、ボルドーとブルゴーニュ。
ワイン好きの間では定番の知識ですが、「何がどう違うの?」と聞かれると意外と説明が難しいものです。
この記事では、「人に話したくなる!」をキーワードに、ボルドーとブルゴーニュの違いを初心者にもわかりやすくまとめました。
これを読めば、飲み会やレストランでちょっと語りたくなること間違いなしです!
【動画でも解説しています】
目次
【人に話したくなる】ボルドーとブルゴーニュの違いをわかりやすく解説!
■ ボルドーとブルゴーニュってどんな場所?
まずは、2つの地域の基本情報から見ていきましょう。
– ボルドー:フランス南西部、大西洋沿いに位置し、広大なブドウ畑が広がる世界最大級のワイン産地。
– ブルゴーニュ:フランス中東部、やや内陸寄りに位置し、歴史ある小規模なワイン畑が密集しています。
どちらもフランスのワイン文化の象徴でありながら、その気候・地形・歴史の違いが、ワインのスタイルにも大きく影響を与えています。
■ なぜボルドーはブレンド、ブルゴーニュは単一品種なの?
この違いには、自然環境と歴史的背景が深く関わっています。
ボルドーは大西洋の影響を受け、天候が変わりやすく安定しづらい地域です。そのため、複数のブドウ品種をブレンドして、年による品質のばらつきを調整する伝統が根付いています。
一方のブルゴーニュは内陸性の気候で、特にピノ・ノワールやシャルドネがその土地に非常によく適していたため、単一品種での表現が追求されるようになりました。
さらに、中世の修道院が畑を管理していたこともあり、「この畑のピノ・ノワールがどんな個性を持つか」というミクロな視点でのワイン造りが発展しました。
■ 味わいの違いを知っておこう
味の違いも非常に個性的です。
– ボルドーのワイン:フルボディでタンニンがしっかり、長期熟成に向いており、力強い味わいが魅力。
– ブルゴーニュのワイン:繊細で香り高く、エレガント。余韻の美しさが特徴で、感性に訴えるワインと言えます。
どちらが「良い」「悪い」という話ではなく、好みやシチュエーションによって選びたいところですね。
■ 使われるブドウ品種の違い
品種にも大きな違いがあります。
– ボルドー(赤):カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランなどをブレンド
– ブルゴーニュ(赤):ピノ・ノワール単一
– ブルゴーニュ(白):シャルドネ単一
– ボルドー(白):ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンなどのブレンド
この違いが、味わいのキャラクターの違いにも直結しています。
■ ワイン選びや価格帯の違いもおさえよう
ボルドーとブルゴーニュでは、価格の付き方や選び方のコツにも差があります。
– ボルドー:有名シャトー(ワイナリー)がブランド化されており、名前で選びやすい。価格帯も広く、比較的入手しやすいものも多いです。
– ブルゴーニュ:畑単位で評価されるため、同じ村の中でも価格差が大きい。希少性の高さから高価になることも多いです。
特にブルゴーニュは、ラベルの読み方や格付け(村名・1級・特級など)を知っておくと、より楽しみやすくなります。
■ 初心者におすすめの選び方は?
いきなり高級ワインに手を出すのはハードルが高いですよね。
そんな方には、まずは以下のような選び方がおすすめです。
– ボルドー:スーパーやワインショップで2000〜3000円の「シャトーもの」から試してみる
– ブルゴーニュ:ブルゴーニュ地方の中でも「コート・シャロネーズ」や「マコン地区」のリーズナブルなものがおすすめ
実際に飲んでみて、「ボルドーの力強さが好き」なのか、「ブルゴーニュの繊細さに惹かれる」のか、体感してみましょう。
■ まとめ|どちらも知ってこそワインの面白さが広がる!
ボルドーとブルゴーニュは、対照的な存在でありながら、どちらもフランスワインの魅力を語るうえで欠かせない存在です。
– ボルドー:大規模・ブレンド・力強い
– ブルゴーニュ:小規模・単一品種・繊細でエレガント
それぞれの背景や個性を知ることで、ワインの世界がぐっと広がります。
「人に話したくなる」ワイン知識として、ぜひ覚えておいてくださいね。
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