【最終更新日】2025年1月22日
こんにちは。WBSの前場です。
昨日2024年度試験のワインエキスパート試験の結果が発表され、これに伴い、受験者数、合格者数、合格率が公開されました。
結論を言うと2024年度ワインエキスパート試験の受験者は3381人、合格者は1399人、合格率は41.4%となりました。
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これを適切な形で受講生にフィードバックをすることで、ワインエキスパート試験合格の再現性を最大化をさせています。
今回は、ワインエキスパート試験の2024年度結果を受けて受験者数、合格者数、合格率について解説をしてみたいと思います。
ソムリエ試験の2024年度結果についてはこちらをご参考ください→
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【2025年度試験のお役立ち情報一覧】
- 【2025ソムリエ・ワインエキスパート試験】リベンジ!不合格→翌年に合格するステップ
- 【2025ソムリエ・ワインエキスパート試験】試験前年の年末にするべきこと
- 【WBSでこれから学習される方へ】ワインと認知バイアス
2024年度ワインエキスパート試験の受験者・合格者・合格率の分析
結論と要約
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2016年 | 3238 | 1238 | 38.2 |
2017年 | 3174 | 1051 | 33.1 |
2018年 | 3214 | 1054 | 32.8 |
2019年 | 3249 | 1437 | 44.2 |
2020年 | 3213 | 1390 | 43.3 |
2021年 | 3490 | 1421 | 40.7 |
2022年 | 3469 | 1143 | 32.9 |
2023年 | 3499 | 1465 | 41.9 |
2024年 | 3381 | 1399 | 41.4 |
このような結果となり、2024年度は受験者数が3381人、合格者は1399人、合格率は41.4%となりました。
2024年度ワインエキスパート試験についてはテイスティングのワインが難化した傾向がありましたが、受験生はそれをものともせず、昨年度と同程度の合格率となった形です。
受験者数の推移
↑のグラフを見てもお分かりの通り、若干の変動はありながらも受験者数は3000人を超えるところで安定しており、試験の人気が現れた結果となりました。
ただしこれはワインエキスパートだけを見ると安定していると映りますが、ソムリエと比較した場合はまた別の見方ができるようになっています。
ソムリエ資格の受験者はこのグラフから見てわかる通り右肩下がりとなっていて、急激な受験者離れが起きていることが見てわかります。
これには様々な要因があると考えますが、一番大きなものは社会的なトレンドと試験のコスト価値の相対的な低下によるものが大きいと感じています。
ワイン業界は嗜好の低アルコール化や食事のライト志向も重なり、社会的なトレンドがシュリンクしている傾向にあります。
ところがワインエキスパート試験の受験者は一定しているということは、ワインファンの間でワインエキスパート試験は根強い人気があり、社会トレンドの逆風に比較してしっかりと拡大をしている、という見方もできます。
合格率の推移
2024年度の合格者は1399人、合格率は41.4%ですが、これもほぼ毎年安定していると言えます。
この試験は一次試験、二次試験ともに合格点が決められている絶対評価の試験であり、かつ、テイスティングについては官能試験の為、完全に試験運営側が合格率をコントロールすることはできません。
そのうえで、ここまでの安定した合格率については評価できる結果で、受験生は安心して資格取得に向けて準備ができる素地があると言えるでしょう。
難易度の推移
ワインエキスパート試験の受験生としては気になるのは合格率とともに難易度の推移でしょう。
これについては難易度は急激な難化傾向にあるのは経験上事実で、ここ数年の試験傾向の変更や個別の問題には苦戦する受験生も多いはずです。
ただし、試験問題の難化以上にワインエキスパート試験の受験生は対策がとれていて、試験難易度の上昇を織り込んで準備をしているとの見方もできます。
WBSの様なオンラインスクールの質も上がりましたので、これによって情報の差はなくなり、誰でも質の高い講義が受けられる環境が整っています。
ワインエキスパート受験生は資格要件がないため、ワインに強い関心がある方におのずとスクリーニングがされる傾向にあります。
おそらく今後も「試験は難化するけど、合格率は安定している」の傾向は続くでしょう。
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