【最終更新日】2024年7月23日
ソムリエ試験の地図問題で名称を記述させる問題は、ワインの生産地に関する知識と地図読み取り能力を評価するための重要な形式です。
これらの問題では、特定のワイン生産地域やブドウ畑の名前を地図上で正確に特定し、記述することが求められます。
例えば、フランスのボルドー地方やブルゴーニュ地方、イタリアのトスカーナ地方など、ワインの主要生産地が地図に示されます。
受験者は、地図上の特定のエリアや区画に対応するワイン生産地の名称やAOCを記述する必要があります。
この形式の問題は、ワインの産地に関する知識だけでなく、その地理的配置や特徴を理解しているかどうかを確認するために設計されています。
こうした問題を解くためには、ワイン生産地の基本的な地理知識に加えて、それぞれの地域の特性や主要なブドウ品種を理解していることが重要です。
というのも、ワインの特徴を捉えずに地図問題をいきなり覚えるのはただの暗記になってしまい、効率が悪く記憶の質も低いです。
逆にワインの特徴を捉えたうえで産地をとらえることで、産地の立地とワインに整合性が生まれ、理解が深まるからです。
例えば、ボルドー地方のメドック地区やブルゴーニュ地方のコート・ドール地区など、詳細な地域区分とその特徴を把握していることが求められます。
ソムリエ・ワインエキスパート試験においてこの形式の問題は、ワインの専門知識を持ち、その知識を実践的に応用できる能力を評価するために使用されます。
これにより、受験者の地理的知識、記憶力、そしてワインに関する総合的な理解が問われることになります。
*この記事は、WBSワインブックススクールの代表前場が、インスタグラムに毎日投稿するソムリエ・ワインエキスパート試験のお役立ち情報を抜粋し、スタッフが記事にしています。
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ソムリエ・ワインエキスパート試験の地図問題の記述式
ローヌ北部の地図問題
この地図にある、④のAOC名をカタカナで記述してください。
WBS多くの方が参加されるため、様々なデータが蓄積され、可視化して共有をしています。
地図問題は、ヴォラティリティはありますがおおむね3~4問程度は出題がされ、いくつかの問われ方がされているようです。
地図問題は、これと言った学習のショートカットがなく、かつ、日ごろの努力が現れやすい設問です。
また、ワイン法によって区画がはっきりと定められているため、出題側としても「出題がしやすい」「出題したい」問題なのです。
今のところ出題形式としては選択式と記述式があり、
選択式であれば「この場所は何のAOCか」を選択させ、
記述式であればAOC名を記述させる問題です。
記述の方は曖昧な記憶では当然正解ができません。
↓正解はインスタ投稿の下↓
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フランス語は単語の末尾が子音の場合は発音しないことも多く人によっても発音はバラバラなこともあります。
僕がフランスで働いていたころ、マネージャーのM.アランはジゴンダス(Gigondas)のことをジゴンダとよんでいました。
今回のコルナスもCornasなので、末尾は子音です。
試しにGoogle翻訳で発音すると「コルナ」と発音します。
こうなるとどっちが正しいとかで議論になることもありますがこの試験の本質はソムリエ協会教本の再現性ですから、本試験では必ず教本によせて記述するようにしましょう。
コルナスはローヌ渓谷地方にあって、シラー100%の赤ワインのみのAOCです。
僕は実際に街をバスで通過したことがあってLavandesのバス停で停車したときに愕然としました。
街らしいものは平屋の家くらいで、しかも小ぶりで決して派手さはなく、清貧そのもの。
娯楽施設も一切なく、若者が集う場所もありません。
産業はいいとこワインくらいでしょう。
急斜面にあるブドウ畑の畑作業が楽なわけありません。
コルナスの生産者の人生を考えると、ワインを飲むときの手が震えたことを覚えています。
地図問題の重要性
ソムリエ・ワインエキスパート試験の地図問題は、ワイン生産地の知識と地図読み取り能力を評価するために非常に重要です。
これらの問題では、特定のワイン生産地域やブドウ畑の名称を地図上で正確に特定し記述することが求められます。
これは、ワインの産地に関する知識だけでなく、その地理的配置や特徴を深く理解しているかどうかを確認するためです。
地図問題を通じて、受験者は各地域の特性や主要なブドウ品種、地理的特徴を理解する能力が問われます。
これにより、地理的知識、記憶力、そしてワインに関する総合的な理解が評価され、実務での応用力が確認されます。
地図問題は、ソムリエやワインエキスパートとしての専門知識を実践的に応用するための重要な要素なのです。
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