【最終更新日】2022年9月15日
こんにちは。ワインブックスの前場です。
あなたはワインを詰める材質と聞かれたときに何を思い浮かべるでしょうか?
おそらくほとんどの人、いやほぼすべての人は瓶を想像されると思います。
高級ワインからコンビニのリーズナブルなワインまで、ほぼすべてのワインは瓶に詰められ、流通し、そして瓶のまま消費者に届くという図式でしょう。
ですが、今回のワインは缶詰のワイン。缶ワインです。
ワインというと圧倒的に瓶のイメージが強いわけですが、よくよく考えると缶には缶のメリットもありますので、今回は実際に缶ワインを購入したので、味わってみたいと思います。
カルディさんで購入した缶ワイン”チャオ”
見た目はキャッチーでおしゃれな缶
今回、別件でたまたまカルディさんによったのですが、何かネタになりそうなワインないかなあと思っていたのでタイムリーでした。
多分缶ワインを飲んだことがある人ってそうそういないと思うので、絶好のネタじゃないですか。
商品棚にあってもワインの中ではひときわキャッチーな包装だし、ちょっと見かけない色使いがあったので、思わず手に取ってしまいました。
裏面を見ると、
VINO ROSSO TERRE DI CHIETI
と記載があります。TERRE DI CHIETIはトスカーナ州のIGTで、きちんとIndicazzione Geografica Tipica(IGT)と記載があります。
IGTはイタリアのワイン法で地酒の意味で、きちんとイタリア国内のワイン法を守って造っていますよということなので、俄然興味がわいてきました。
価格は缶一本で270円程度なので、ビールと同じか、少し高いくらいですかね?まあビールは半分以上税金なので、これが本当に美味しかったら目から鱗でしょう。
実際に色合いを見ると、特に赤ワインの方は少しオレンジがかっていて、熟成感がありますよね。
これ、普通に缶ワインだって知らないで飲んだら絶対に瓶のワインだって思うくらいに品質は本格的でした。
特に赤ワインの方は渋みもしっかりと合って、昔日本に入っていたマグナム瓶のキャンティよりもはるかに本格的な味わいです。
ぶどう品種は赤がサンジョヴェーゼ、白はピノグリ―ジョと明記されているので、これらの品種が85%以上含まれているということだと思います。
いいところと気なったところ
こちらのワインは缶ワインというイメージからするとかなり本格的な味わいで、どちらも普通にワイン好きな方が飲んでもそれなりに感じるワインに仕上がっています。
特に赤ワインはしっかりした造りで、これがワインファンにうけるかどうかは気になるところに感じました。
また、材質は缶なので持ち運びがしやすいし、なんといってもキャッチーで初心者にも手に取りやすい雰囲気が缶全体に感じます。
味わいも普通にワインファンが飲んでも楽しめるものに感じましたし、決して缶ワインイコールまずいという一刀両断できるものには感じませんでした。
その一方で、あまりにも缶のデザインがキャッチー過ぎるので、缶のキャッチーさで思わず手に取ったワイン初心者の人だと、逆に味わいが本格的過ぎてびっくりする人もいるかもしれません。
ジュースとか、パワーチャージ系のドリンクみたいなデザインの缶なので、かわいいと思って手にした人だと、特に赤ワインは渋みが強いので違和感を感じる人はいるかもしれません
それであっても味わいは本格的ですので、缶から直接飲んでしまうとちょっともったいないかもしれないですね。
やっぱりワインって色合いも楽しめるものなので、グラスに注いで楽しみたい味わいに感じました。
200mlなのでちょっと飲みにはちょうどいいし、この量だったら例えばご家庭の煮込み料理の隠し味に少し加えるのもいいと思います。
白ワインの方はきりっと冷やすと美味しさが増しますので、冷蔵庫で冷やして置いてグイッと飲んでみてもいいかもですね。
以上、カルディさんの缶ワインのレヴューでした!
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