【最終更新日】2022年9月30日
繊細で華やかな味と香りのピノ・ノワールは世界でも大人気です。
ですが生産地域はフランスをはじめとして世界各地に散らばっていて、ラベル表記も微妙に違います。
こうなると「何を飲んでいいかわからない」ということにもなりますし、どう選んでいいかわからないこともあるますよね。
今回は、
ピノノワールのワインの選び方と、おすすめ人気ランキングをご紹介します。
リーズナブルで初心者にもお勧めなピノノワールのワインから、プレゼントやイベントにもピッタリな高級ワインまでご紹介します。
ぜひ自分にぴったりのピノノワールのワインを探してください。
【ピノノワールの基礎知識はこちらをご覧ください】
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ピノノワールのワインの選び方
自宅のみとイベント、プレゼント用で分けて考える
ピノノワールのワインはおおむね2000円前後のリーズナブルなものから一本数万円する高級なものまで幅が広いです。
なかには数百万円なんてワインもありますが、さすがにそれは現実的ではありませんよね。
もちろん金銭感覚は人それぞれですが、初めての人であれば自宅のみでいきなり数万円もするワインを開けるよりは、
まずは数千円程度のワインで飲みなれてから高価なワインを飲む方が価値がわかって、より味わいが楽しめます。
逆にイベントやプレゼントであれば、価格を優先するあまりに気持ちが躍らないなんてことにもなるかもしれません。
どんなシチュエーションなのか、どんな目的でワインを飲むのかを確認しましょう。
価格で選ぶならニューワールドのワインを
もし、「ピノノワールを楽しみたいけど、価格はできる限り押さえたい」と思っている場合には、フランスやイタリアなどの伝統国ではなくて、ニューワールドのワインを試してみてはいかがでしょうか。
ニューワールドは、アメリカやオーストラリア、ニュージーランドなどの国のことを指しますが、
これらの国はフランスなどのヨーロッパの国に比べて価格は安く、かつ、品質が高いことで知られています。
要するにコスパがいいのです。
ソムリエ・ワインエキスパート試験でもフランスワインの高騰でブルゴーニュのピノノワールは選ばれにくくなってきています。
練習用としてのワインであってもニューワールドのピノノワールはお勧めです。
ヴィンテージは5年以内
ヴィンテージとは、ブドウが収穫された年のことを指しています。「○○年もの」とか言われますよね。
よく、「○○年もの」というと雰囲気も良く気分が盛り上がるものですが、正直ニューワールドのワインであればどのヴィンテージでも品質は安定していますし、大きく外すことは少なくなっています。
ただし、ピノノワールは渋みや味わい全体が繊細でソフトに仕上がっているので、あまり長い期間の熟成には耐えられないようになっています。
よほどの高級なピノノワール以外は、5年以内のヴィンテージを選びましょう。
ブルゴーニュのワインでは、ネゴシアンものもお勧め
確かに価格を考えればニューワールドのワインの方がいい、というのは分かる。
でも、それであってもやっぱりフランスワイン、それもブルゴーニュワインがいい、こういう場合もありますよね。
この場合はネゴシアンものと言って、ブドウを栽培農家さんから買い受けて、それをワインにするタイプの生産者のピノノワールをお勧めします。
ネゴシアンもののワインは近年品質も高く、かつ、安定していることが多いので
これからブルゴーニュワインを楽しみたいという人にはうってつけのワインです。
また、ある程度の量を生産していることからお飲みになった人も多く、感想を共有しやすいというメリットもあります。
イベント、プレゼントにはドメーヌもの
普段飲みやコスパを考えた場合はニューワールドやネゴシアンものがワインがいい、となりますが、逆にイベント時やプレゼントであれば話は変わってきます。
せっかくのイベントであれば気分を盛り上げて、思い出に残るワインを楽しみたいものですよね。
また、プレゼントであればワイン好きなあの人に気に入ってもらえるようなワインを選びたいと思っているはずです。
こんな場合はドメーヌものと言って、ブドウ栽培からワイン造りまでを一貫して行う生産者のワインがお勧めです。
ドメーヌものは生産量も少ないので、希少価値があったり、ワインファンであればあこがれのワインにも出会いやすくなります。
ただし近年のブルゴーニュワインの価格高騰はすさまじく、1本1万円~5万円程度は見ておいた方がいいかもしれません。
もちろん金銭感覚は人それぞれですので、数万円のワインが大したことはないという人もいらっしゃると思うので、この場合はいきなりドメーヌものから始めてもいいでしょう。
ピノノワール お勧めランキング
まずは基本のACブルゴーニュ
ピノノワールと言えばなんといってもフランス、ブルゴーニュ地方のワイン。
世界中で造られていても、基本のピノノワールをまずは知りたいという場合は、ACブルゴーニュから試してみては。
ここでは、品質が高くて、安定していて、そして共有がしやすいACブルゴーニュをご紹介します。
現在、品質でも人気でも断トツに人気なのはやはりフランス、ブルゴーニュです。
リッチな口当たりでエレガントながらもパワフルさもあるのがカリフォルニアです。
品質と注目度、コスパを検討するとお勧めなのはニュージーランドです。
ジョセフドゥルーアン ACブルゴーニュ ピノノワール
ジョセフドゥルーアンはブルゴーニュでも大手ネゴシアンに属しますが、品質は高くて安定しています。
ブルゴーニュワインを初めて飲む、あるいはこれからワインを楽しんでみたいという方は、まずは最もブルゴーニュワインらしさを表しているワインから始めるのがお勧めです。
アンリボワイヨ ACブルゴーニュ ピノノワール
名門ドメーヌ、アンリボワヨが手掛けるネゴシアンもののピノノワールです。
もともと村名クラスレベルのブドウを使っていますが、それを格下げしてACブルゴーニュとして売り出しています。
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ルイラトゥール ACブルゴーニュ ピノノワール
コルトンシャルルマーニュで有名なルイラトゥールですが、ACブルゴーニュでも品質は高く、最初の一本として最適なワインです。
価格も手ごろで、かつブルゴーニュのピノノワールらしさがよく出ているので、ソムリエ・ワインエキスパート試験対策としても最適です。
コスパを考えてニューワールド
フランスワインが高騰しているので、できれば美味しいピノノワールを飲みたいけど価格は押さえたい。そんなときでもワインライフは楽しめます。
ニューワールドのピノノワールは、ブルゴーニュに比べてリッチな口当たりになりやすく、華やかな味わいを楽しめます。
オー・ボン・クリマ ピノ・ノワール サンタ・バーバラ ツバキラベル
カリフォルニアを代表する生産者で、ブルゴーニュに比べてリッチな口当たりで、かつピノノワールらしい果実の風味の醍醐味を感じるワインです。
酒質が充実していて、しなやかさの中にもパワフルさを味わえるピノノワールです。
カリフォルニアワインでは著名な生産者で、様々なキュヴェのワインを出しています。
その中でもピノノワールが品質も高く、かつ価格も手ごろでお勧めです。
アミスフィールド ピノ・ノワール
ニュージーランドのピノノワールは、黒ブドウの栽培面積でトップ。
品質が高く、かつ、気候や土壌がピノノワールに向いているため、ピノノワールの醍醐味をコスパ良く楽しめます。
評論家の評価も高く、ニュージーランドのピノノワールを代表する品質のワインです。
ニュージーランドは高級ワインでもスクリューキャップが採用されているため、こちらもスクリューキャップです。
しっかりとした口当たりではありますが、同時に果実味と酸味の繊細なバランスを楽しめる味わいになっています。
マクマレー セントラルコースト ピノノワール
マクマレーはカリフォルニアでは比較的大きな規模で良質なワインを生産しているワイナリーです。
ブルゴーニュのピノノワールに比べてリッチな口当たりで噛み応えのある風味を楽しめます。
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イベント、プレゼントに高級ワインを
せっかくのイベントや大事な人へのプレゼントにはやっぱり高級ワインが気になりますよね。
ドメーヌもののワインは選び方が難しいですが、ここでは比較的知名度が高くて、かつ高級ワインとしては購入しやすいワインをご紹介します。
アルマン ジョフロワ ジュウ゛レ シャンベルタン ウ゛ィエイユ ウ゛ィーニュ
リッツカールトン東京のグラスワインで提供されていました。
大変に品質が高く、ジュヴレシャンベルタンの真骨頂が楽しめます。
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ヴォーヌ ロマネ/モンジャール・ミュニュレ
モンジャールミュニュレは大変に評価の高い生産者で、多くのソムリエから信頼のあるワインを造っています。
ヴォーヌロマネは世界中のワインファン垂涎のワインが密集していますが、その中でも伝統と歴史のある生産者です。
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フランソワ ラマルシュ ヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ レ スショ
ヴォーヌロマネの特級畑、ラグランドリュの単独所有者であるラマルシュ家のレ・スーショです。
先代のフランソワラマルシュからニコルラマルシュに代替わりしましたので、フランソワラマルシュはこれが見納めになるかもしれません。
レ・スーショはヴォーヌロマネの特級畑に隣接している1級畑で、15年程度は熟成によって品質が上がります。
ワイン好きの方へのプレゼントにも最適です。
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