WBSワインブックススクールの定期試験が鬼のように難しい理由

【最終更新日】2024年8月4日

WBSワインブックススクールの定期試験はソムリエ協会教本から出題していて、大変難しいと知られています。

なかには「あんな鬼問題出るわけない」と思われることも多いです。

ですが、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験の問題が「ソムリエ協会教本から出題されます」とされている以上、教本の記載事項は出題される可能性は絶えずゼロではありません。

 

受験合理性を考えた場合、「想定していた難易度よりも本試験の難易度の方が高かった」となるのは最も避けたい悪手です。

逆に理想的なかたちは「高く難易度を想定していたけど、本試験の難易度は思ったほどでもなかった」くらいがちょうどいいと考えています。

 

スクールによってお考えはまちまちですので、この考えがベストだとは思っていませんが、少なくとも定期試験の難易度と問題の質は受講生の質に直結していることは運営する側として身をもってわかっています。

WBS生の質の高さは本試験の結果にも現れています。大変優秀な生徒様に恵まれています。

 

そのような優秀な受講生の方に、本試験での難易度を見誤らないように定期試験の難易度を高く設定しています。

今回は、オーストラリアのマウントロフティレンジスの練習問題を例にとっWBSワインブックススクールの定期試験の難易度が難しい理由を解説します。

なお、記事の途中に池田先生の問題作成能力の高さを引き合いに出して、ユーモアを交えて記載しています。

記事の内容そのものはWBSのスタンスのままを記載しておりますので、予めご了承ください。

 

 

*この記事は、WBSワインブックススクールの代表前場が、インスタグラムに毎日投稿するソムリエ・ワインエキスパート試験のお役立ち情報を抜粋し、スタッフが記事にしています。

【過去の記事はこちら】

 

WBSワインブックススクールの定期試験の難易度

トップのひとが半分とれるか?を想定して問題作成

次の生産地域のうち、Mount Lofty Ragesのエリアに属さないものを選んでください。

① Kangaroo Island

②Barossa Valley

③Adelaide Hills

④Eden Valley

 

WBSの定期試験は代表の前場と、担当してくださっている池田先生と問題を作成していますが、その難易度は想像を絶します。

この問題は2023年度に池田先生が作成したのですが、問題文は教本本文をしっかり読み込み、表などを作成して覚えないと絶対に解けない難易度の問題で、最初見たときに驚愕したのを覚えています。

 

WBSの定期試験は「トップのひとが半分正解出来たら良いね」というレベルの問題を作成しています。

もちろん問題はすべて教本から出題しますので、作成する方もかなり綿密に調べ上げないと問題作成できません。

池田先生はチャーミングで、聡明で、明るく前向き、「この人にワインをお勧めされたらそりゃ美味しいよ」と言う方です。

 

ところが作成する問題は鬼のように難しく、「突き落とし」といってこれまで多くのWBS生を文字通り突き落としてきました。

定期試験後に回答を分析し、一人も正解がいない場合もあり、この状況をWBSでは「ハマる」「ハマった」と呼んでいます。

 

↓正解はインスタ投稿の下↓

 

【正解】②Barossa Valley

Mount Lofty Ragesは南オーストラリア州にある山脈一帯で、100~200万年前に地形の押し合いによってできたとされています。

Kangaroo Islandに始まり、いちど海に入り、Clare Valleyまで連なり、フリンダー山脈に続きます。

 

アデレード周辺6産地では、

アデレードヒルズ、イーデンヴァレー、クレアヴァレー

の三つはMount Lofty Rages上にあり、

バロッサヴァレー、マクラーレンヴェイル、ラングホーンクリーク

の三つはMount Lofty Rages外にあると教本に記載があります。

 

池田先生の問題作成能力

定期問題を作成する側にすれば、本試験はCBT試験なので「どんな問題が出るかはわからない」を想定して問題作成します。

ですが、最初に池田先生の今回の問題を見たときに、「さすがにここまでえげつない問題は出ないだろう」と思ったのを覚えています。

ところが本試験が終わりしばらくして、こんな声があったのです。

 

「そういえば定期試験のMount Lofty Ragesの問題、出ましたよ。」

 

僕はびっくりすると同時に池田先生の予知能力に驚きました。

WBSの突き落としがハマった問題ではありますが、本試験は何が出題されるかはわからず、試験出題側は真剣に問題作成をして受験生と対峙しているのだと思いました。

試験作成側の真摯な姿勢に背筋が伸びる思いがしたと同時に池田先生の問題作成能力には敵わないと思いました。

 

 

定期試験の難易度を高く設定するメリット

ソムリエ・ワインエキスパート試験の模擬試験を本試験よりも高い難易度に設定することには、いくつかの重要なメリットがあります。

まず、受験生の準備を徹底させる効果があります。

模擬試験が難しいことで、受験生は試験対策としてより深い知識を習得しようと努力します。

これは、知識の広がりと深まりを促進し、本試験で問われる可能性のある範囲を十分にカバーする助けとなります。

また、難しい模擬試験を通じて、自分の弱点や不足している知識を早期に発見することができるため、効率的な学習計画を立てることが可能となります。

 

次に、受験生の精神的な準備を整える効果もあります。

模擬試験で難しい問題に直面することで、試験に対する緊張感やプレッシャーを経験し、これに対処する方法を学ぶことができます。

本試験での精神的な負担を軽減し、冷静に問題に取り組むためのメンタルスキルを養うことができるのです。

実際の試験が模擬試験よりも容易に感じられることで、自信を持って臨むことができ、良好なパフォーマンスを発揮する可能性が高まります。

 

さらに、競争力を高める効果も期待できます。

難易度の高い模擬試験を経験することで、受験生同士の切磋琢磨が促され、より高いレベルの知識と技能を身につけることが求められます。

これは、全体的なソムリエ試験・ワインエキスパート試験の受験生の質の向上につながり、業界全体のレベルアップに寄与できると考えています。


 

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