【ソムリエ・ワインエキスパート試験】優秀な人は自分で勝手に勉強し、優秀でない人は他人に勉強させられる

【最終更新日】2024年8月6日

ソムリエやワインエキスパート試験に挑戦する人々の中で、優秀な人々は主体的に、自ら学び方を見つけ出し、自主的に勉強に取り組みます。

一方で、そうでない方は他人に勉強方法を教えられ、指示待ちで指示に従って学ぶことになります。

WBSワインブックススクールでは、指示待ちではなく、主体的に学習することの重要性を強くアドバイスしています。

 

自己主導で学ぶことの重要性は、ソムリエ・ワインエキスパート試験の対策においても成功の鍵となります。

試験は広範な知識と実践的なスキルを求めるため、自分自身で効率的な学習方法を見つけることが重要です。

 

この記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験の学習における自己学習の利点とその方法について説明しています。

練習問題と、WBSエクセレンス講師のなーな先生を例にして解説します。

 

 

*この記事は、WBSワインブックススクールの代表前場が、インスタグラムに毎日投稿するソムリエ・ワインエキスパート試験のお役立ち情報を抜粋し、スタッフが記事にしています。

【過去の記事はこちら】

 

【ソムリエ・ワインエキスパート試験】優秀な人は自分で勝手に勉強し、優秀でない人は他人に勉強させられる

学習のモチベーション

【練習問題】

次のパトラスの甘口ワインのうち、黒ブドウから造られ、VDNの製法で醸造され、オーク樽で何年も熟成されるものを選んでください。

①Mavrodaphne of Patras

②Muscat of Patras

③Muscat of Rio Patras

④Monemvassia-Malvasia

 

この問題は先日開催されたWBSのエクセレンス対策講座のなーな先生が作成した練習問題からの抜粋です。

エクセレンス対策講座はかの高名ななーな先生が担当して、2023年度は全合格者のうち、4割をWBSが占めるという実績を誇る講座になっております。

 

なーな先生はWBS1期生で、ユーチューブで知ってくださった様です。

1期の頃はエクセレンス講座はなく、一般呼称の試験のみでした。

にもかかわらずWBSのコンテンツの質に価値を感じ、自身の学習方法を編み出して1次試験を合格したのです。

 

毎年何百人と受験指導をしていますので、その方の学習のモチベーションは一目でわかります。

(もちろんここでいう優秀者とかモチベーションの高さとは、WBSが良しとするモチベーションですので、判断は人それぞれになります)

結論、モチベーションが高く優秀な方は主体的で、自分で考えて勝手に勉強します。

なーなさんは典型的な「主体型の学習」をする方だったのです。

 

エクセレンス1次試験合格を報告いただいたので、「それじゃあ二次試験以降は任せてください」とアドバイスをさせていただいたことを覚えています。

なーなさんも池田さん同様聡明でキュートで行動力のある、大変に優秀なソムリエエクセレンスです。

決断力も素晴らしく、WBSの良いロールモデルとなっています。

 

↓正解はインスタ投稿の下↓

 

【正解】①Mavrodaphne of Patras

この問題は、マヴロダフネが黒ブドウであることを知っていれば、それだけで回答できる問題です。

エクセレンス試験では筆記回答なので、全部を覚えて、かつ、綴りまで合っていないと正解できません。

ですが、一般呼称であればおそらく出題はこの形式になるでしょう。

 

マヴロダフネが黒ブドウであることを知らないと様々なノイズが邪魔をして、別の選択肢を選びがちな問題です。

マヴロダフネのマヴロはギリシャ語で「黒」の意味です。

ギリシャはここ数年で急激に注目を集める生産国ですし、ブドウの白か黒かは頻出ですので、これを機に押さえておきましょう。

 

本当に優秀な人は勝手に自分で勉強する

なーなさんもエクセレンス試験のときに、一次試験までは特に個別のケアはしませんでしたし、そもそもエクセレンス試験を受験することすら知りませんでした。

僕はこれまで多くの方の受験指導をして、コンクールの優勝者にも多数アドバイスをさせていただいています。

 

そんな中で一つの結論があって、WBSの運営方針にもなっています。

それが「優秀な人は自分で勝手に勉強する」です。

僕もそうでしたが、目的意識と実行力が強い人にとって、画一的で自分で考えないでやる勉強は窮屈で退屈なのです。

 

「WBSはもともと優秀な人が集まっているから」

と揶揄されるときがあります。実際にWBS生の皆様は主体的で意欲的、本当に優秀な方々が集まってくださっています。

だでは、からと言ってなにかを強制したり、入会にスクリーニングがある訳でもありません。

「優秀な人は勝手に勉強する」こと意識して、そういう方々にとって居心地の良い環境を追求した結果だと感じています。

 

「優秀な人」とは?

誤解がないようにご説明しますが、ここでいう優秀な人とは、何も結果が合格とか優勝とか、そういう画一的なものではありません。

自身に価値の軸をしっかり持ち、見出した価値にしっかり行動する人のことを意味しています。

逆にどれだけ結果が出ていても、自身の中に価値がはっきりしていなく、実行も他人任せの場合は決してこのようには表現をしません。

 

合格とか優勝とかの結果は他人が決めるものなので、極端な話、どうでもいい問題です。

それ以上に、その目的、目標に立ち向かった自身にどのような意味を与えるのかの方がよほど重要です。

 

これはスポーツ選手であればイメージしやすいでしょう。

今はオリンピックの開催中ですので、オリンピックチャンピオンを例にしましょう。

 

他人にやらされ、自分では何も考えずただ恵まれた才能だけでオリンピックで優勝したチャンピオンと、

自分で考え、地道に努力をした結果、もともとの才能には恵まれなかったけど優勝できたチャンピオン、

あなたはどちらを応援したいですか?

 

もちろん競争の厳しい現代社会では前者の様なチャンピオンは稀でしょう。

ですが、おそらく同じチャンピオンでも話す言葉の重みや説得力、理論だてたものは後者の方がかならずあるはずです。

 

WBSの考える「主体的な学習」とは?

ソムリエ・ワインエキスパートの受験勉強において、優秀な人は主体的に自分に合う学習方法を編み出し、自分で計画を立てて学習を進めます。

彼らは自分の弱点や強みを把握し、それに基づいた効果的な学習法を模索し続けます。

このようなアプローチは、自律的で創造的な学習姿勢を育み、結果的により深い理解と長期的な知識の定着をもたらします。

また、自己評価を通じて学習の進捗を調整し、必要に応じて戦略を変更する柔軟性も持っています。

 

一方、優秀でない人は他人が用意した練習問題や教材に依存しがちです。

彼らは与えられた課題をこなすことに集中し、自らの学習スタイルや効果的な勉強法を見つけ出す努力に目を向けることに、相対的に低い傾向があります。

 

このような態度は、他責主義の傾向を強め、自分の成績が上がらない原因を外部に求めがちです。

例えば、教材の質が悪い、指導者が適切なサポートをしていない、などといった理由で自分の失敗を正当化することがあります。

 

このような他人任せの学習態度は、受動的な姿勢を強化し、自ら問題解決の方法を探る力を養う機会を失うことを意味します。

その結果、応用力や創造力が育ちにくく、試験においても一度習ったことしか対応できないという結果を生むことがあります。

また、自分で考え抜く経験が相対的に少ないため、予想外の問題に対する対応力も低くなる傾向があります。

 

ワインライフは、ソムリエ・ワインエキスパート試験の合格で終わりかというとそうではありません。

WBSは試験合格はスタートだと考えていますので、合格後は自分で自分に合ったワインライフを考えなくてはなりません。

 

総じて、主体的に学ぶことの重要性は、ただ知識を詰め込むだけでなく、自己成長や問題解決能力を高める点にあります。

ソムリエ・ワインエキスパート試験において成功するためには、自己主導の学習姿勢を身につけ、自分自身の学習法を絶えず見直し、改善していく姿勢が求められると考えています。


 

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