【ソムリエ・ワインエキスパート試験】ブドウ品種は何位まで覚えるべきか?

【最終更新日】2024年8月7日

ソムリエ・ワインエキスパート試験の勉強で、単純な暗記が苦手な方は多く、特にこの手の「ブドウ品種の上位問題」は悩ましく映ることでしょう。

マイナーな国や生産地域にも順位がつけられて教本に記載があるので、どうしても「覚えるべきかどうか」を考えてしまうものです。

 

僕はソムリエ・ワインエキスパートは暗記型から理解型へシフトしようといっていますが、とはいえ暗記も重要なのは事実です。

もちろん、試験には理解が大事ですが、どうしても覚えなければならないこともありますよね。

 

単純に暗記しか方法がないとき、その時は、短時間で効率的に覚える工夫をしましょう。

例えば、繰り返し書いたり、声に出して読んだりすると記憶に残りやすくなります。

また、フラッシュカードを使って、隙間時間に反復するのも効果的です。

覚えるべきことを小分けにして、一度に大量に詰め込まないようにすると、負担が減ります。

 

さらに、関連する内容をストーリー仕立てで覚えると、意外とスムーズに記憶できます。

おすすめは、手書きでいいので地図を書いて、これに手書きでブドウ品種の1~3位を書いていくことです。

こうすることで、特にヨーロッパは地続きなので、立地と関連して覚えることができます。

 

余り詰め込み過ぎて、焼き切れては元も子もありません。

休憩を取りながら、リラックスした状態で学ぶことも重要です。

暗記は苦手でも、工夫次第で克服できます。一歩一歩、着実に進んでいきましょう。

 

今回は、ブルガリアのブドウ品種の栽培面積の練習問題を例題にして、ぶどう品種の栽培面積は何位まで覚えるべきか、具体的な覚え方とともに解説します。

 

 

 

*この記事は、WBSワインブックススクールの代表前場が、インスタグラムに毎日投稿するソムリエ・ワインエキスパート試験のお役立ち情報を抜粋し、スタッフが記事にしています。

【過去の記事はこちら】

 

 

【ソムリエ・ワインエキスパート試験】ブドウ品種の順位は何位まで覚えるべきか?

結論、3位までは愚痴らず覚えよう

ブルガリアのブドウ品種のうち、栽培面積が黒ブドウの2位のものを選んでください。

①Merlot

②Pamid

③Mavrud

④Cabernet Sauvignon

 

ソムリエ・ワインエキスパート試験の頻出中の頻出の問題で「栽培面積順位」があります。

分かりやすいのが「フランスの栽培面積1位の白ブドウは」などの問われ方でしょう。

 

じゃあここから

「じゃあ1位を覚えればいいから、簡単じゃないか」

となるかもしれませんが、

そうは問屋が卸さないのがここ数年の傾向です。

 

ブドウ品種の順位問題は、近年の傾向を踏まえますと、全ての国、記載の生産地域は3位までは覚えるのが正攻法です。

中には順位に差がほとんどなく、誤差の範囲の場合もありますし、「こんなの覚えても数年後には変わっているよ」と愚痴りたくなるのも分かります。

僕もこの手の「数年後は通用しない知識」については弱く、適当な理由をつけて覚えるのを割けていたのを覚えています。

ただし、それはそれ、これはこれです。

この試験はソムリエ協会教本の再現性が求められていますので、点が欲しければ覚える、これしか選択肢は無いのです。

 

↓正解はインスタ投稿の下↓

 


この問題は、単純に2024年度教本748ページの表を覚えていれば回答できますし、王道中の王道の問題です。

ですが、ブルガリアというただでさえマイナーな国の、しかも2位品種になると覚えていない人も多いはずです。

つまらない表現ですが、これは試験合格を考えれば理屈ではなく、ただ暗記するだけで正解できる問題です。

 

いろいろ頭で「覚えない正当な理由」をつけたくなるのもわかります。

ただし、こういうところを覚えていない人が合否ラインに多いのも経験上わかっています。

1点に泣きたくないのであれば、頑張って覚えましょう。

 

忘却曲線

ソムリエ・ワインエキスパート試験において、単純な暗記が求められる場面は少なくありません。

そのため、効率的な暗記方法を身につけることが重要です。ここで役立つのが「エビングハウスの忘却曲線」です。

これは、人がどのようにして記憶を忘れていくかを示したもので、初めて学習した内容を時間とともにどの程度忘れてしまうかをグラフ化したものです。

 

エビングハウスの忘却曲線によると、人は新しい情報を学習した直後から急速に忘れていきます。

例えば、学習から1時間後には約56%、1日後には約66%、1週間後には約75%を忘れてしまうと言われています。

しかし、適切なタイミングで復習を行うことで、この忘却を防ぐことができます。

 

具体的には、学習直後に復習を行い、その後、1日後、1週間後、1ヶ月後といったタイミングで繰り返し復習することが効果的です。

このように繰り返すことで、記憶の定着率が飛躍的に向上します。

 

試験対策としては、まず学習内容を細分化し、短時間で学習できるようにしましょう。

そして、エビングハウスの忘却曲線に基づいて復習の計画を立てます。

例えば、毎日の学習後にはその日の内容を復習し、翌日には前日の内容を再確認します。

さらに、1週間後にはその週に学んだ内容全体を復習することで、記憶を強固にします。

 

また、フラッシュカードやメモアプリを活用して、隙間時間に復習するのも良い方法です。

これにより、短時間でも頻繁に復習を行うことができ、記憶の定着が促進されます。

暗記が苦手な方でも、エビングハウスの忘却曲線を意識した学習法を取り入れることで、効率よく記憶を定着させることが可能です。

ぜひ、試験勉強に役立てて、合格を目指しましょう。


 

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