スパークリングワインの残糖量|ラベルを見て味わいを想像しよう

【最終更新日】2022年4月29日

スパークリングワインは残糖量によってラベルに記載される表記が違います。

ここで注意してもらいたいのが一般のワイン(スティルワイン)の残糖量の表記とは違うことです。
試験勉強をしているひとは注意しましょう。

 

スパークリングの残糖量

3グラム未満

フランス Brut Nature ,Pas Dose, Dosage Zero

イタリア Brut Nature

ドイツ Brut Nature, Naturherb

スペイン Brut Nature

スパークリングワインで最も辛口のタイプがこれらです。

ただし、残糖量がほとんどないので好みが分かれます。

 

0~6グラム

フランス Extra Brut

イタリア Extra Brut

ドイツ Extra Brut

スペイン Extra Brut

0~6グラムの残糖は、これら四つの国は共通してExtra Brutなので覚えやすいです。

日本で出回っているのはほとんどがこのクラスかこの後のBrutクラスです。

 

12グラム未満

フランス Brut

イタリア Brut

ドイツ Brut

スペイン Brut

このカテゴリーは12グラム未満と言っても0に近いものはほとんどありません。

通常は5グラム程度の残糖があるものが多いです。

口当たりもよく、程よい辛口でもっとも多くリリースされています。

ここもすべての国がBrut表記なので覚えやすいでしょう。

 

12~17グラム

フランス Extra Dry

イタリア Extra Dry

ドイツ Extra Trocken

スペイン Extra Seco

この程度の残糖量になるとはっきりと甘みを感じます。

ただし、高級レストランではその甘味が食前酒に向かないと考えられていてほとんど使われません。

逆に口当たりがよく、ワインが苦手な方にもお勧めしやすい味わいといえます。

 

17~32グラム

フランス Sec

イタリア Secco

ドイツ Trocken

スペイン Seco

この辺りはグラム数は丸ごと覚える必要があります。

ただし、フランス・イタリア・スペインはなんとなく響きが同じなので覚えやすいでしょう。

 

32~50グラム

フランス Demi Sec

イタリア Semi Secco,Abbocato

ドイツ Halbtrocken

スペイン Semi Seco

この辺りはほぼ甘口ワインととらえていいでしょう。

特にイタリアのAbbocatoは個別の問題としても出題されやすいので押さえましょう。

 

50グラム以上

フランス Doux

イタリア Dolce

ドイツ Mild

スペイン Dulce

50グラム以上の糖分は相当甘いです。

食前酒としては向きませんのでデザートと一緒にお勧めするか、もしくは単体で楽しむかのどちらかでしょう。

ほとんど流通していません。


 

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