ソムリエ試験の勉強法|フランスワインを効果的に覚える具体的方法

こんにちは。ワインブックススクールで学習しているokaraです。

前回はワイン概論のオススメ勉強法をお伝えいたしましたが、今回のテーマはフランスワインです。

実際に2022年の試験で合格した生の声なので、来年度以降に続く受験生の方のご参考になれば幸いです。

 

フランスワインはソムリエ教本の中で最も内容の多く、試験でも出題頻度の高い分野です。

ここを得意分野にすることは得点を大きく伸ばすことに繋がるでしょう。

全般的にフランス以外の国に配点がばらけている傾向はありますが、それでもフランスワインが最も重要な学習対象であることには変わらないと思います。

 

フランスワインがワインの学習では最も大事な分野だということは理解されている方も多いでしょう。

しかしその出題範囲の広さ故になかなか記憶の定着が進まないという方も多いのではないでしょうか。

今回はフランスワインのポイントと私なりの勉強法をご紹介させていただきます。

 

ソムリエ試験・ワインエキスパート試験の具体的な勉強方法【総論】はこちらをご参考ください→
ワイン概論の学習方法はこちらをご参考ください→

 

【ソムリエ試験の勉強法】フランスワイン

フランスワインのポイント

フランスワインの勉強で意識すべきポイントはずばり「いかに不要な情報を切り捨てるか」です。

すべての分野を細かく正確に学習できればそれに越したことはありません。

しかし普段の生活とのバランスを考えると「すべての分野を学習する」ことが合理的な判断だとは思えなかったからです。

 

試験対策としてのフランスワインの特徴は冒頭でもお伝えした通り出題範囲の広さです。

教本のフランスの範囲を開いて、その情報量の多さに驚く方も多いと思います。

 

しかし試験本番で出題される範囲はある程度限られ、勉強すべき分野も絞られます。

ボルドーやブルゴーニュなどメジャーな産地は細かい範囲まで出題されることが考えられますが、アルザスやジュラ・サヴォアなどややマイナーな産地は出題範囲が限られている印象です。

また、試験勉強は可処分時間との戦いでもあります。

すべてのリソースを試験勉強に注げるわけではありませんので、そこは勘違いをしないように心がけました。

教本全てを読み込み丸暗記できればたしかに合格はできるでしょうが、そんな時間はなかなか取れません。

ワインブックススクールでこの可処分時間については散々教えられたので、早めのうちに受け入れることができてよかったです。

 

何が重要で何が重要でないか

可処分時間を検討するとフランスワインのすべてのエリアにおなじ努力をするのは合理的ではない、この判断がついたとします。

ではどうやって「何が重要な分野で何が重要でないか」を判断するか?

 

ここはさすがに自己流では判断には限界がありますし、仮に間違っていた場合に修正をするのが大変になります。

もちろん自分でも検討することは大事ではありますが、重要なのはその情報が正しいのか、仮に正しいとしてどこまで信頼できるのかです。

 

これについてはWBSで講師が最初に解説しますし、ねんのためセカンドオピニオンとして問題集も参考にしました。

正しい情報だとはわかっても、その情報を腹落ちして理解ができるかどうかは重要です。

腹落ちができているから頑張って覚える気になるわけですから。

 

では具体的にはどのようにして限られた時間で学習範囲を絞り記憶を定着させていくのか。

私が実践していたのが「ワインブックススクールのウェブ講義」と「自分だけのオリジナル問題集作成」です。

 

オススメ勉強法①ワインブックスのウェブ講義

まずおすすめ勉強法の1つめがウェインブックススクールのウェブ講義です。

教本全てを読み込み丸暗記できればたしかに合格はできるでしょうが、そんな時間はなかなか取れません。

となると、試験の重要箇所に絞って学習することが大切です。その点においてウェブ講義は大きな効果がありました。

 

教本の中で、どこが重要箇所なのかはなかなか独学では判断がつきにくいものですが、ウェブ講義では試験に頻出の項目を紹介した上で重要度の低い箇所については飛ばすという戦略的な提案もしていただけました。

例えば同じボルドーでもメドックの格付けは61シャトー全て格付けとAOC名を紐づけて記憶しましたが、サンテミリオンの格付けはプルミエ・グラン・クリュ・クラッセのAのみしか記憶しない、といった具合です。

 

もちろん重要箇所以外飛ばしてばっかりではやや難易度の高い問題に対応できなくなってしまいます。

そのためにワインブックススクールでは難問や珍問を集めた高難易度問題対策資料も用意されていました。

 

オススメ勉強法②自分だけのオリジナル問題集を作る

上記のウェブ講義で重要論点以外の箇所について切り捨てることができました。

次に記憶を定着させていく作業の段階でおすすめしたいのが「自分だけのオリジナル問題集を作る」です。

フランスワインは範囲が広く、配点も多いのでここはなんとしても得意分野にしたかったのです。

 

よく試験勉強となると、何冊も問題集を買って解いていくという人がいますが、既に解けたことがある問題を他の問題集で解くということがしばしばあります。

私はこの作業は時間の無駄と考えます。

なぜなら問題集を解く作業は自分が分かっているトピックの確認のためではなく、自分が分かっていないトピックの記憶の定着のために行うからです。

 

ですので用意する問題集は1つか多くても2つに留めましょう。

私は主にワインブックススクールの問題集と模擬試験を使っていました。

実際に問題集や模擬試験を解いたときに私が実践したのが、1冊ノートを用意し、間違えた問題をノートの左半分に写し、答えを赤ペンで右半分に写すことです(答えを赤色で書くことで赤い下敷きなどで答えを隠しながら復習することができます)。

 

この作業を繰り返すことで自分が記憶できていない問題のみが集まったオリジナル問題集が完成します。

このオリジナル問題集を解く日を定め(私は毎週末にしていました)、記憶できたと思ったらその問題は線を引くなどして消します。

 

最初は量も多く解いていくのが大変かもしれませんが、回数を重ねていくうちに問題数も減っていき、自分の記憶できた問題が増えていっていることも目に見えて実感でき学習にスピードが出てきます。

この勉強法は他の分野でも使えますが、とりわけ出題範囲の広いフランスワインで有効だと思います。

 

まとめ

繰り返しになりますが、試験勉強は可処分時間との戦いです。

今回ご紹介した方法を活用して重要度の低い情報、自分が既に記憶した不要な情報を切り捨て、学習を効率よく進めていきましょう。


 

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