公開!ソムリエエクセレンス合格者のテイスティングコメント

こんばんは。

ワインブックスメンターでソムリエ・エクセレンスのなーなです。

 

今回は、シャブリスタイル(樽なし)のシャルドネを想定してエアテイスティングコメントをつくりました。

参考までにご覧ください!(お目汚しですが。。。)

 

シャルドネ(樽なし)テイスティングフルコメント

◆注意このコメントはあくまで私が想定して作ったものです。100点の回答ではないです。

あくまでどのようにテイスティングコメントを組み立てるのか?の参考までにしてください!

 

外観は淡いグリーンがかったイエロー。輝きは高く、澄んでおり、粘性はやや高い。気泡はなく若々しい印象。

香りの第一印象はニュートラルでフレッシュ。

レモン、ライム、グレープフルーツなどの柑橘の香りが主体。

若干の白い花の香り、、ヨーグルト、火打石のミネラルのニュアンス。樽は使用していないと考えられる。

第一アロマ主体の若々しくフレッシュな印象。近代的な設備のステンレスタンクにて醸造、マロラクティック発酵をしていると予想される。

味わいの第一印象はやや力強い。

(ボーンドライ)or(辛口)で、酸味は力強く、溌剌としてワインの骨格を作る。アルコール度数は12.5%で、ボディは引き締まっている。

流れるような質感。苦みはワインにコクを与える。口中のフレーバーは柑橘系の香りが主体でイキイキとしている。余韻は中程度の5から6秒。

飲み頃は今から3年以内。供出温度は6から8度でグラスは小ぶりのものを。デキャンタージュの必要はない。

相性の良い料理はカンパチなどの白身魚のカルパッチョにグレープフルーツの柑橘をドレッシングのように使ったものを。

カンパチのさっぱりとした味わいとワインのフレッシュさ、柑橘の香りが同調する。

(T.P.O.)夏の日に友人たちと海辺でシーフードのバーベキューパーティの時に、よく冷やしたこのワインを楽しむのもおススメ。

キリっと冷やしたワインの爽やかさが食欲をそそり、暑い日に涼やかな印象を与えてくれるだろう。

フレッシュ感をカジュアルに楽しむために造られたワインと予想される。

結論ブドウ品種はシャルドネ。ブルゴーニュ、シャブリ地区。上代価格は約3,000円

 

 

 

このコメントを10分以内で書ききる!これがエクセレンスの二次試験です。

 

ポイントは、赤字の項目です。

外観→香り→味わい→ワインの飲み方→ペアリング→TPO→結論(シャブリ地区)

この順で見本を見ずに書く練習をしてください。

 

結論ですが「言語で回答してください。」と問われる場合もあります。

そのときは、

Chardonnay、France Bourgogne Chablis

とブドウ品種とアペレーションまで書けるようにする練習が必須です。

私の受験時は指定がありませんでしたが、「言語で回答してください。」と指示がある可能性もあります。

地域名、ブドウ品種はスペル通り書けるように準備してください!

 

この内容を書いていると、手が痛くなります。(笑)

文房具大切。筋力大切。これはしみじみ痛感しました。

まずできることから始める

1日1アイテムでいいです。目の前にワインがなくてもいいです。

ですので1日10分~15分あればテイスティングコメントの練習ができますね!

そして、テイスティングフォームは一朝一夕では確立できるものではないです。

三次試験までの合格を睨めば、今から練習しても早すぎることはありません。

ぜひ、今日から始めてください。

 

ご質問があれば、ワインブックス内のフォーラム、このブログのコメント欄、もしくは下記アドレスにお寄せください!

テイスティングコメント作ったけど、見てほしい!というのも歓迎です!

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練習問題コーナー

前回答え合わせ

1.Torrontés Riojano, Torrontés Sanjuaninoは何の自然交配でできた品種と言われていますか?(教本161P)

→マスカット・オブ・アレキサンドリア×クリオージャ・チカ Muscat of Alexandoria×Criolla Chica

トロンテスの華やかな香りはマスカットから来ているのも納得ですね。クリオージャ・チカは、チリだとパイス、カリフォルニアだとミッションです。教本ではクリオージャ・チカと表記があるので、これで覚えていただくのが一番いいです。

余談ですが、クリオージャとは、スペイン語でクレオール。現地で産まれた、その土地で育ったなどを意味します。(中南米で生まれ育った白人という意味も)

 

2.アルゼンチンにおいて、ワインに芳香物質や甘みを加えたワインのことを何と呼びますか?(教本161P)

→Vino Compuesto(ヴィノ・コンプエスト)

Compuestoは化合物という意味合いです。ヴェルモット、キニーネ、トニックなどを指します。

 

3.Chichaとは何ですか?簡潔に説明してください。(教本161P)

→アルコール発酵途上の甘いワイン

Chichaはスペイン語で子供という意味合いも持ちます。似たような飲料で、オーストリアの発行途中のワインSturm(シュトゥルム)がありますね。これも頻出ですので、押さえておいてください。

 

4.アルゼンチンにおいてGran Reservaと表記のある場合、赤ワインと白ワインそれぞれの熟成規定を回答してください。(教本162P)

→赤ワイン;オーク樽で2年以上熟成、白ワイン;オーク樽で1年以上熟成

難問です。この場合はオーク樽でなくても、オークチップなどの使用も認められています。

 

5.世界で最も高地にあるとされるアルゼンチンのI.G.ブドウ畑を回答してください。(教本163P)

→Quebrada de Humahuaca(ケブラダ・デ・ウマワカ)

「世界で最も高地」というのがポイントです。アルゼンチンやチリなどでは、アルティメット・クライメットと呼ばれる、厳しい条件下の元でブドウを栽培する手法がよくとられます。

技術の発展はもちろん、そのような厳しい条件下で育て上げられたブドウは価値のあるワインになりますので、こういったニューワールドでも価格帯とクオリティの高いワインの生産がこれからは注目されます。

 

練習問題

  1. アルゼンチンで最も個性的で高品質と評価されるトロンテスの産地はどこですか?(教本163P)
  2. Uco Valleyのサブリージョンを全て原語で回答してください。(教本164P)
  3. 2019年1月に活動を開始した、生産者団体「PiPA」の発足したI.G.名を回答してください。(教本164P)
  4. 2019年12月にウコ・ヴァレーで新しく認証されたI.G.を回答してください。(教本164P)
  5. パタゴニア地方で、2019年に認証された、パタゴニア・アンデスの丘陵地にあるI.G.を回答してください。(教本165P)

練習問題難しいですね(汗)

今回もここまでご覧いただき、ありがとうございました!

 

ではまた!

 
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