Savoie サヴォワ地方

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サヴォワは、スイス、イタリアと国境を接し、アルプス山脈の麓に位置するワイン生産地域であり、フランス南東部の県である。

アロブロージュの国と呼ばれることもある。フランスで唯一の高山ワイン産地である。

県庁所在地はシャンベリー。サヴォワ公国は1860年、トリノ条約の調印によりフランスに併合された。この地域は、数多くのスキーリゾートで知られている。

歴史

紀元前1世紀にはサヴォワ地方にブドウ畑が広がっていたと考えられ、中世には修道士の手によりブドウ畑が広がり、農奴の解放とともに土地が分割され、ブドウ畑が拡大した。

16世紀〜18世紀の間には、平地から標高1,000mの斜面までブドウ畑に覆われるようになったがワインの質は玉石混交で供給過剰に陥ってしまった。

1860年にフランスと併合されると南フランスのワインとの競争にさらされ、さらにフィロキセラ禍が追い打ちをかけた。現在は2,200haのブドウ畑がある。

 

気候

山々に囲まれたサヴォワ地方において、ブドウ畑は谷間に有る標高250〜500mの写メに位置する。

気候的には意外にも海洋性であり、西風の影響により雨が多く、気温差は小さい。

 

ワインの特徴

白ブドウは、ジャケール、ルーサンヌ、アルテス(ルーセットとも)、シャスラ。

ジャケールはサヴォワ地方の栽培面積の約半分を占める。

 

黒ブドウは、モンドゥーズ、ガメイ、ピノ・ノワールなど。

モンドゥーズはサヴォワを代表する黒ぶどう品種で、色が濃く、酸が高いため長期熟成のポテンシャルを持つ。

 

料理

サヴォワは牛の産地として有名で、数多くのチーズが作られている。

ボーフォール(Beaufort)・・・AOPチーズ、牛乳、半加熱圧搾

ルブロション(Reblochon)・・・AOPチーズ、牛乳、非加熱圧搾、小型の円盤系

トム・ド・サヴォワ(Tomme de Savoie)・・・IGPチーズ、牛乳、非加熱圧搾、素朴な外皮の中型チーズ

またチーズを利用した料理が有名である。

フォンデュ・サヴォワイヤルド(Fondue Savoyarde)・・・ボーフォールやエメンタールを使ったチーズフォンデュ

タルトフレット(Tartiflette)・・・ルブロションを溶かして乗せたジャガイモと玉ねぎのグラタン


 

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