エクセレンス試験必勝日記。ソムリエエクセレンスの三次(実技・サービス)試験について

こんにちは。ワインブックス、メンターのなーなです。

今回はソムリエ・エクセレンス試験の三次試験についてお話させていただきます。

 

一次試験、二次試験については過去記事をご参照ください。

 

ソムリエエクセレンスの三次試験

三次試験のお題

三次試験はサービス実技です。今回の記事の対象はソムリエの方となります。

試験のお題は主に2つです。

 

  1. ワイン抜栓・サーブ、ワインの説明
  2. ワイン、その他飲料についての説明・ペアリング

 

ソムリエさんなら日常の業務をしっかりやっていればサービス試験にも対応できるでしょ?という空気感が漂っておりますが、そんなことは断じてございません(笑)

三次試験用の対策をしっかりしなければいけません。無対策では合格の可能性は低いままでしょう。

 

・・・逆に言うと、対策をしっかりしなければならない、ということは、対策法があるということですよね。

ということは販売やインポーター、料理人など普段からサービスを行っていない方でも十分に対策が可能ということです。

 

では具体的にお題を、見ていきましょう。

 

1.ワイン抜栓・サーブ、ワインの説明

では過去のお題を参照してみましょう。サービス実技の内容については例えば

  • スパークリングワインの抜栓→2名にサーブ(2分半~3分)
  • 赤or白ワインのエアレーションないしはデキャンタージュ→二名にサーブ(3分~3分半)

が出題されました。

いずれのお題も制限時間は約3分です。

 

3分間という時間は実際にストップウォッチで図り実践していただくと分かりやすいと思います。タイムトライアルですね。

私の本番の時はホストテイスティングで時間切れとなってしまいました。

 

時間切れとなったホストテイスティングのタイミングは、たぶん全体の8割ほどの進行具合だと思います。

それでも合格はできましたので、時間内に全てをかならず終わらせなければならないということではないと思います。

いくつかパターンを想定し、状況を判断し、素早く丁寧にサーブする練習を重ねる必要があります。練習です。

 

実技のあとは質問に答えます。

「なぜデキャンタージュをしたのか?」

「お題のワインに合わせる料理とその理由」

この2つに対する回答を2分以内で。

 

質問に対する答えも予めいくつかの回答のパターンを作っておき、スラスラと説明できるようにするのが効果的です。

私の場合はスマートフォンアプリの録音機能を使い、時間を図りながら答える練習をしました。

喋ると2分は結構長く感じます。

 

2分が長いと感じるということは、普通にしゃべると時間が余ってしまうということです。

わかりますよね?無言の時間を審査員と共有するんですよ。

あのプレッシャーは相当なものなので、ここはできれば時間いっぱいしゃべり切って終わるのがベストでしょう。

 

2.ワイン、その他飲料についての説明・ペアリング

お題の飲料を4アイテム(内訳:ワイン3アイテム、その他飲料1アイテム)が記された紙を渡され、それぞれの飲料についての説明とペアリング、合わせた料理についての説明を3分以内で。という内容でした。

 

2020年度も2021年度もお題のワインは全てフォローアップセミナーから出題されています。なんとかなりそうですよね!

 

その他飲料については何が出題されるかは分かりません。

日本酒や焼酎、ハードリカーなど教本に乗っているアイテムは確認してこれらについても回答パターンを用意しておくと良いでしょう。

私はこちらの対策も同様に、時間を図り録音しながら喋る練習をしました。

 

 

今回のまとめ

いかがでしたでしょうか??

エクセレンス試験攻略できそう!と少しでも感じていただけたら幸いです。

今、合格ラインに立つ必要はありません。

日々の積み重ねは必ず実を結びます。一日10分でもいいので今日できることをやる。それに尽きます。

 

トップソムリエと呼ばれる方たちは、みんな先天的な才能があり抜きんでたわけではないはずです。

日々の積み重ねと努力の賜物です。

 

練習問題回答

1、テキーラの原料の竜舌蘭の学名を原語で回答してください。(2021年教本47P)

→Agape azul tequilana weber

アガペシロップというものをご覧になったことはあるでしょうか?シロップという名の通り甘いですのでアルコールに転換します。原料名はBlue Agape 学名にあるazulは青という意味のスペイン語です。

 

2、1830年に連続式蒸留器の改良をした人物の名前を回答してください。(2021年教本39P)

→イーニアス・カフェ

連続式蒸溜機は連続的に蒸溜を繰り返す構造になっているので、単式蒸溜機で蒸溜するよりも雑味などが取り除かれ、アルコール濃度が凝縮されます。そのため、アルコール度数90度前後の、すっきりクリアなスピリッツが生成されるのが特徴です。

 

3、WHOが定めた、アブサンに含まれるツヨンの許容量は?(2021年教本49P)

→10PPM

PPMとは、parts per million(パーツ・パー・ミリオン)」の頭文字をとった言葉で100万分の1を表す言葉です。

アブサンはゴッホやピカソにも愛されたことで有名ですね。

 

4、茅台酒の生産される地域はどこですか?(2021年教本53P)

→貴州省(きしゅうしょう)

茅台酒(マオタイチュウ)は国賓に振舞われる蒸留酒です。一度ググってみてください。国賓レベルの値段です。(笑)

 

5、ノン・アルコールカクテル、シンデレラの一般的な原料を回答してください。(2021年教本56P)

→オレンジジュース+レモンジュース+パイナップルジュース

2021年実際に出題されました。オーソドックスなカクテルのレシピは配合までは覚えなくてもいいですが、使用されている内容は書けるようにしておくと良いでしょう。

 

③練習問題

1.マロラクティック発酵の化学式を書いてください。(教本19P)

2.Micro-oxygénationを開発した人物の名前を言語で回答してください。(教本31P)

3.グレーンウイスキーに使用される酵母の名前を答えてください。(教本37P)

4.Cynarの原産国、アルコール度数、主原料を答えてください。(教本51P)

5.ミネラルウォーターの硬度とは( ① )イオン及び( ② )イオンの量を、( ③ )の量に換算したもの。(教本57P)

(   )に入る言葉を回答してください。

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

回答は次回に。ではまた!

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