【ソムリエ試験とカンニング】また来たか!いいことないのに絶えない理由

【最終更新日】2022年11月7日

ソムリエ試験の筆記試験はCBTといって、多数の問題が入力され、その中から出題者ごとに難易度が調整されランダムに出題される方式をとっています。

旧来のイメージの一斉型の試験ではないため、受験者ごとに問題は違うので例えば「隣の席どうして回答をシェアする」などの代表的カンニングはできないようになっています。

また、実際に試験を受ける際にはスマホも腕時計もなにもかも預けたうえで受験をするので、主催者側としてはできる限りのカンニング対策をしているといっていいでしょう。

 

また、カンニングをすることで公表のペナルティがあり、狭いワイン界でカンニングをすると「あいつはカンニングをしたやつだ」といううわさが広まる可能性も否定できません。

カンニングをしたくなる気持ちは分からなくもないですが、それでも合理的に検討すれば一時の「楽をしたい」「楽になりたい」という心理よりも、圧倒的にデメリットが大きいはずです。

 

デメリットが大きいにも関わらず、やる人が後を絶たないのは何もカンニングだけではありません。

普通に考えれば例えばスリや窃盗、暴力行為など、やってもいいことないにも関わらずこれらをついやってしまい、ニュースで名前と顔がさらされ、ネット越しに笑われる羽目になります。

ここで一方的に笑うのは簡単ですが、こういうことはだれでもやる可能性があるし、気持ち的に整理をしておかないと、最悪あなたがやりたくなってしまう可能性もあります。

 

ここではWBSの生徒様はもちろん、あなたがソムリエ試験でカンニングをしてしまい、嘲笑の的にならないために必要な情報をまとめています。

あなたがソムリエ試験を受けるのであれば、最悪自滅しないためにも押さえておきましょう。

 

ソムリエ試験とカンニング

実際のカンニング事例

ソムリエ試験では、毎年不正行為があった場合はそれをサイト内で発表しています。

ソムリエ協会の考える不正行為とは以下の通りです。

 

① カンニング(試験の出題内容に関するメモやコピーを机上等に置いたり見たりすること、教本、参考書等の書籍類の内容を見ること、他の受験者の答案等を見ること、他の人から答えを教わることなど)をすること。

② 他の受験者に答えを教えたりカンニングの手助けをすること。

③ 試験室において、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末、電子辞書、ICレコーダーなどの電子機器を使用するまたは手に持つこと。

④ 「試験開始」の指示の前に問題・解答用紙に手を触れたり問題を見たり解答を始めること。

⑤ 出題された問題をその試験室から持ち出すこと。

⑥ 解答用紙を試験室から持ち出すこと。

⑦ 出願申請・解答用紙に故意に虚偽の内容を記入すること。

⑧ 試験室において、他の受験者に迷惑となる行為をすること。

⑨ 「試験終了」の指示に従わず、筆記用具を持っていたり解答を続けること。

⑩ 試験官の指示に従わないこと。

⑪ その他、試験の公平性を損なうおそれのある行為をすること

 

不正行為の冒頭に「カンニング」の文言があることから、ソムリエ協会はカンニングに強いアレルギーがあることがわかります。

にもかかわらず、以下の不正行為が2022年度試験にありました。

 

以下、2022年度不正行為 ソムリエ協会HPを引用します。

ワインエキスパート受験者

◇ 紙の持ち込み・試験問題の取得:試験中に会場で渡しているメモ用紙でない私物の紙を持ち込み、試験問題を書き写しているところを試験官が確認した。

処分内容:2回受験者。1回目で当該行為、2回目は受験不可。本人に通知し失格とした。

本行為は勤務先である某スクールによる“試験問題の情報共有を目的”とした受験であり、当該勤務先の全ての雇用関係者(正社員、契約、パート・アルバイト、業務委託等)は今年度含め5年間の受験禁止とした。

 

◇ スマートフォンの持ち込み:試験中に電源の入っている状態のスマートフォン持ち込んでいるのを試験官が確認した。

処分内容:2回受験者。1回目で当該行為、2回目は受験不可。本人に通知し失格とした。

 

◇ カンニングペーパーの持ち込み:試験中にカンニングペーパーを持ち込み見ているところを試験官が確認した。

処分内容:2回受験者。1回目は不合格、2回目で当該行為。本人に通知し失格とした。

 

ソムリエ受験者

◇ スマートフォンの持ち込み:試験中にスマートフォンをお腹の辺りに隠し持ち、操作しながらメモ用紙に書き写しているところを試験官が確認した。 処分内容:2回受験者。1回目で当該行為、2回目は受験不可。本人に通知し失格とした。

 


ここまでやると涙ぐましいというか、その努力をなぜ普段の学習に活かさなかったのか心から悔やまれます。

 

WBSの生徒様であれば笑いのネタにしかならないかもしれませんが、とはいえ明日は我が身です。

なぜカンニングをしたくなってしまうのか?ここをしっかりとおさえましょう。

 

カンニングをしたくなる心理①確信犯タイプ

「試験なんて所詮は実践で役に立たないんだから、不正行為でもなんでもして受かったもんが勝ち」

こういう考えの人は一定数います。

 

確かにWBSでもソムリエ試験は登竜門だし、合格はスタートだといっています。

このロジックで検討すれば、「試験なんて受かったもん勝ち」の考えは許容したくもなるものでしょう(WBSでは絶対に許容しません)。

 

しょうもない細かい数値を覚えても実践で役に立たなければ意味がないわけだから、そもそも試験問題が悪い。

だったらカンニングでもなんでもしちゃえ。

こういう考えでカンニングをするのでしょう。

 

ずいぶんとこの試験を舐めているようですが、そんなことを容認したら世の中のすべての資格試験はカンニングだらけになってしまいます。

本質は試験がどうとかの問題ではなくて、あなたが不正行為をするかしないかなので、そもそもピンボケした理屈です。

この気持ちがある人は正直この試験は向いていません。早めに試験はあきらめましょう。

 

カンニングしたくなる心理②点数に縛られてしまう

「できる限り高得点をしよう」「不合格なんてありえない」

勝ち負けで試験をとらえ、他者との競争にのみ集中するとこのような考えになることもあるでしょう。

しかし、厳しいようですが現実はもっと残酷です。

 

合格をすれば、ソムリエであればお客様からの直接の評価が全方位から行われます。

どれだけ試験でいい点数をとっても目の前のお客様に信頼されなければ意味がありません。

見ている側にいっときのソムリエ試験に合格したかしないかはどうでもいい問題で、もっと現実的な満足不満足の方が重要なのです。

 

WBSでは試験について過度の競争は無意味だと考えていますし、手っ取り早く合格してもっと広くて深いワインの世界に踏み込んでほしいと考えています。

一時のカンニングで仮にあなたが高得点を取った、あるいは本来不合格だったけどカンニングで合格できた。

あなたはこれで救われるかもしれませんが、同時に「カンニングをして合格した棘」は一生消えることはありません。

 

あなたはカンニングして一発で合格したソムリエと、カンニングをしないで2回目で合格したソムリエ、どちらにワインを進めてほしいでしょうか。

僕だったらカンニングしたソムリエにはワインを勧めてほしくないし、カンニングの味がしそうなのでワインが美味しくなくなります。

二回目で合格したソムリエさんであればそれだけ地道に努力をした人だし、その努力の分もワインを味わいたくなります。

 

カンニングをしたくなる心理③ノリで軽くカンニングしてしまう

「カンニングなんて、学生時代に周りもやっていたから大したもんではない」

こういう思いでカンニングを軽いノリでやってしまう人もいます。

これは申し訳ないですがソムリエに一番大事な想像力に欠けますので救済の余地がないです。

 

ソムリエは他者の気持ちが読めないと務まりません。お客様にワインをお勧めする際にお客様の心を読めないとワインなんてお勧めできるはずがないのです。

その日の気分、ワインの好み、金銭感覚、ワインの知識経験、これらがつかめないで教科書通りのワインを勧められても何一つ価値はありません。

 

あなたがきついと感じている受験勉強は、ほかの受験生も同様に感じているのですが、その受験生があなたが不正をして合格したことをしって何を思いますでしょうか?

その心理が読めていないから身勝手な理屈でカンニングを自己許容してしまうのです。

 

まとめ カンニングいいことないよ

いかがでしょうか。WBSではカンニングを全否定していますので、もちろんWBS生にはカンニングはないと思います。

ただし試験勉強のきつい瞬間に頭によぎることはあるかもしれないので、念のためご紹介しています。

 

僕は行政書士なので、違法行為ともしっかりと向き合うことになります。

違法行為をしない心理としては、

「違法行為をすれば罰せられるからしない」

これがほとんどでしょう。当たり前です。悪いことをすれば怒られるからしない。当然の考えでしょう。

 

しかし、WBS生であればもう一歩踏み込みましょう。

もちろん罰は必要ですし、悪いことをすれば怒られるのは当たり前です。

しかし、そもそも悪いことはしてはいけない、という自律的な道徳心をもっていればカンニング程度は笑い話で終わるはずです。

釈迦に説法ではありますが、念のため、ご参考ください。


 

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