【ソムリエエクセレンス2021】実録!一発合格した私の必勝方法①

【最終更新日】2022年5月8日

こんばんは。ワインブックスメンターでソムリエ・エクセレンスのなーなです。

今回は私が日々意識していた、合格するための方法についてお伝えします。

 

  • 継続すること
  • 合格すると公言する
  • 諦めない

 

大まかにいうとこの3つです。

 

ソムリエエクセレンス2021私の必勝法

継続する

誰でもそうだと思いますが、モチベーションの維持は一番のネックです。

ワインの学習はなんでもそうですが、とくにエクセレンス試験は”継続すること”そのものに重きを置きました。

 

実際の私なりの具体的な継続方法ですが・・・

休みの日に一日8時間勉強!というより、一日15分の隙間時間をみつけて4回に分ける。

などの方が効果的だと感じました。大きな学習時間は取れなくていいので、細切れの時間を積み重ねるということです。

これが最初はなかなか思うようにいかずやきもきしましたが、慣れればそこまで苦ではありませんでした。

 

この「細切れの時間」を利用するのには、もちろん飲食店勤務のためまとまった時間が取れないというのが一番の理由です。

ですが、繰り返していくうちに逆に私には「細切れ型」の方がメリットが多いように感じました。

その理由に、集中力の継続と忘却曲線。この2つがあります。

 

短時間で全集中

人間の集中力は長く保てて90分と言われています。

テレビドラマでも45分くらいですし、深い集中力を保ててもせいぜい15分です。

しかし、この15分という尺を甘く見てはいけません。貴重な15分です。

15分もあれば様々なことができます。具体的に私がこの15分を意識して取り組んだのは、

 

  • 一次試験の対策の問題を60~80問をざーっと解く。(わからない問題はどんどん飛ばして。笑)
  • 二次のテイスティングの練習。1アイテムのフルコメントを10分以内を目標に書く(目の前にワインがなくてもできる練習)
  • 三次の実技、水でデキャンタージュからサーブまでの練習(2,3回は練習できます。)
  • 三次試験口頭試問の喋る練習。(一つのお題につき所要時間は2,3分。これも2,3回は練習できます。)
  • エキスパートの方の場合は論述。テーマを決めて原稿用紙に向かえば1記事15分で書く練習にもなります。

 

15分内でできることは山のようにありますよね。これを繰り返し行うことによって、富士山の頂上へ向かって一歩ずつ進むように合格に近づけます。

忙しくて時間がなくても、この中のどれか一つが出来れば今日は大丈夫!と自分を褒めてください。

 

忘却曲線

人間には「忘却曲線」という物忘れのグラフというものがあるらしいです。

私が勝手に造ったものではなくて、ウィキペディアにもきちんと紹介されています。

そのグラフがこれ↓

 

たぶん赤線は1回、緑戦は複数回の記憶の定着率だと思います(たぶん)。

 

1回しか学習しないでも記憶が定着する人は、いるところにはいると思います。

ですが普通は赤線の記憶をたどるのが一般的な感覚だと思います。

逆に複数回やれば定着率は上がるということです。

 

人は何かを学んだとき20分後には45%忘れ、一時間後には56%忘れます。(せっかくDOCG覚えたのに、、、)

 

しかし!

 

学習したあと24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻り、次回を一週間以内に5分でも勉強し、一か月以内に2~4分復習すれば記憶はより深く刻まれるそうです。

 

なので、1日15分10個DOCGを覚えたら、翌日に10分でおさらい。

1週間以内にさらに5分でもいいから見直して、一か月以内に2~4分復習すればかなり定着します。

 

私の場合はこのパターンで、一週間以内に同じ問題集を3回は解きなおし、一か月以内にもう一回解きなおすということを繰り返し行い、記憶を定着させました。

 

次回は公言することの重要性についてお伝えします。

今回もここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

練習問題コーナー

前回答え合わせ

1.2021年から施行されたドイツのワイン法について簡潔に説明してください。(2022年教本133P)

→収穫時の果汁糖度から地理的呼称範囲へと変わり、フランス、イタリアなど他のEU生産国と足並みを揃えるようになった。

「地理的表示」と変化したことがキーワードです。2021年に出題されました。

 

2.ドイツにおいて単独所有畑のことを何と呼びますか?(2022年教本135P)

→Lage im Alleinbesitz(ラーゲ・イム・アラインベジッツ)

Alleinbesitzは単独所有という意味です。

 

3.Federweißerとは何ですか?簡潔に説明してください。(2022年教本135P)

→白ワインの濁り新酒

赤ワインの場合はFederroterと称します。収獲を終えて新酒の出る時期、9月上旬から10月にかけて楽しまれます。玉ねぎとベーコンのキッシュ(Zwiebelkuchen)と合わせて楽しまれます。

 

4.ドイツにおいて赤ワインの生産量が約80%を占める地域を回答してください。(2022年教本136P)

→Ahr

全体の生産量の約8割が赤ワインです。ほかにドイツの生産地域で赤ワインの生産が多い地域は Württembergです。

 

5.Moselにおいて最も北に位置するBereichを回答してください。(2022年教本138P)

→Burg Cochem

ベライヒが沢山ある地域は最北や最南、最大、最小など特徴のあるところだけまずは抑えましょう!

 

練習問題

  1. Rheinhessenのベライヒを全て回答してください。(教本125P)
  2. 世界遺産にも登録されたビンゲンからコブレンツまでの景観を有するBestimmte Anbaugebiteを回答してください。(教本138P)
  3. 若手醸造家を育成するガゼンハイム大学があるBestimmte Anbaugebiteを回答してください。(教本140P)
  4. ドイツ最大のワイン生産地域を回答してください。(教本142P)
  5. 1980年年代に「ブドウ畑を徹底して世話をするが、セラーではできるだけ介入しない」と説いた醸造家の名前を回答してください。(教本144P)

 

今日も最後までご覧いただきありがとうございました!

練習問題も日々の積み重ねです!今日一日がんばった自分を褒めてあげてください!

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