ソムリエ試験合格後の副業とは?具体例と難易度の解説

こんにちは。ワインブックスの前場です。

ソムリエ試験に合格すると、まずはぶつかる壁は「合格しても毎日何も変わらない」という問題でしょう。

勿論、会社によっては試験合格によってポジションが高くなったり、あるいは給与に若干の上乗せがあるかもしれませんが、ほとんど場合は目に見える違いはないはずです。

 

僕の場合は、

ソムリエ試験合格⇒ソムリエコンクール入賞⇒ソムリエコンクール優勝

の順で経験をさせていただきましたが、ソムリエコンクールの入賞であってもいきなり生活に変化があるかというとそういうわけではありません。

また、優勝後であってもさすがに1年間はメディアなどで取り上げられることも多いかったですが、2年目以降はまったくお誘いもなくなったことを覚えています。

 

ワインエキスパートの副業についてはこちらをご参考ください→

 

何がいいたいかというと、ソムリエ試験の合格は、まぎれもなく登竜門であって、ようやくスタートラインに立ったということで、「合格後に何するか」が重要だということです。

これはワインブックススクールでも口を酸っぱくして言っていますが、合格ゴールの人は見ればわかりますし、もったいないし、さあこれからって時を逃してしまうことになります。

 

「そんなことは分かっている。でも何をしていいかわからないじゃないか」

こういう人もいるでしょう。もちろんいきなり華々しい成功は合格だけでは足りません。

それでは、まずは手始めに副業を始めてみて、目の前の副業からコツコツスタートをしてみてはいかがでしょうか?

 

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ソムリエ試験合格後のお勧め副業

チャンスはつかみに行くもの

1990年代くらいまでは日本にワインの情報はほとんどなく、あっても高級ホテルやレストランの一部の限られたところだったり、あるいは本当のコアなワインファンに限定されていました。

ところが1990年代に本格的なワインブームが起きると、それまでにソムリエコンクールで活躍された方や直近で入賞された方は一躍スターソムリエになり、メディアでも引っ張りだこになったのです。

 

しかし、では現在はどうでしょうか?ソムリエコンクールで入賞したくらいでメディアは取り上げてくれますでしょうか?

あるいは新規ホテルの開業でシェフソムリエとして迎え入れられるなんてことがありますのでしょうか?

 

もちろん中にはラッキーでそんな方もいるかもしれませんが、ラッキーを待っているのであれば、いつラッキーが訪れるかを運任せにすることになります。

業界そのものが拡大期にあるときは待っていてもチャンスは訪れたかもしれませんが、そうでない場合は、チャンスはつかみに行くのがセオリーなのです。

 

「ずっと会社員」は幻想?

耳が痛い人も多いかもしれませんが、どれだけの大手ホテル、どれだけの大企業に勤めていても、今どき一生一つの会社に勤めるというのはかなりのレアケースです。

仮に大手ホテルであったとしても経営資本が入れ替わって簡単にクビになったり、あるいは望まない部署に配属をされるなんてざらにあります。

 

大企業であっても上が詰まってしまい、なかなか望むポストはあかないし、そうこうしている間にあなた自身の年齢が上がり、旬を逃してしまう可能性も大きいです。

これは何も飲食業界、ワイン業界だけではありません。すべての業界に同様のことが言われています。

 

ということであれば、ワインの世界であっても「いつかは自分が商品となって世に打って出る」こういう日が訪れる可能性が高いということなのです。

 

「自分が商品」になる?

では、自分が商品になって打って出るとはどのようなことでしょうか?

もちろんワイン好きであればワインバーの開業や専門料理店の開業、あるいはどこかのホテルやお店のシェフソムリエになって広報活動も任されるなんてこともあるでしょう。

 

または僕みたいに情報発信者になって、何万人も登録者がいるようなユーチューブチャンネルを運営する人も出てくるかもしれません。

ユーチューブでなくてもウェブサイトを運営し、収益化に大成功する人もいるかもしれません。

 

これらは結局自分自身に価値がなければ成功はしないし、当たり前ですが自分に価値がなければそのプロジェクトは失敗に終わる可能性が高いです。

いつかはあなた自身が商品になって、飲食店なり、ワインショップなり、あるいはウェブ上で自分の価値を問う日が来るかもしれません。

 

副業の勧め

では、そんなこと言ってもいきなり飲食店の開業とか、ホテルのシェフソムリエに迎え入れられるような知名度とか、そんな大げさなことはここでは本筋からずれてしまいます。

ここではその第一歩。副業をしてはいかがでしょうかというご提案です。

 

副業というとどうしても「何となく怪しい」「隠れて小遣い稼ぎをしている」などの悪いイメージがあるかもしれません。

しかしそれは誤解というものです。

 

先ほども言いましたように現代社会は会社が一人の人生を最後まで守ってくれる時代ではありません。

会社の経営がうまくいかなければ大胆なリストラをするかもしれないし、会社そのものだっていつまで続くのかわからない状態で運営しているところがほとんどでしょう。

これはすべての業界で常識になっているし、だから「副業」のキーワードはどんどん一般化しているのです。

 

そんなこと言ったって・・・

飲食業界は特に「全員で一致団結してお店を盛り上げよう」という雰囲気のところが多いです。

だから副業なんてとんでもないというところも少なくないでしょう。

でも、じゃあそのお店や会社は一生あなたを守ってくれるかというとそうではありません。

特にこれからの時代はその傾向は顕著になるはずです。

 

あなたは会社の決算書を見たことはありますでしょうか?

飲食業界であれば利益率はいいとこ5%もあれば優良企業でしょう。

つまりちょっとの風向きの変化でどうなるかはわからないし、にもかかわらず「俺についてこい」的な雰囲気を醸成して進んでいるところが多いはずです。

 

じゃあ、あなたはどうするべきか?自分の価値を自分で上げるのが最善の方法なのです。

会社に価値を任せていたら、会社が沈んだらもうそれで終わりです。

でも、あなた自身に価値があれば、別に会社なんてどうでもいいと思えるはずです。

 

お勧めの副業 ワインライター

では、「何となく副業を始めてもいいかな」と思っても、いきなりドラスティックに毎日を変化させるのはさすがに冒険が過ぎます。

なので、仮にワイン業界でも、ソムリエ業界であっても隙間時間でできて、再現性の高い副業をご紹介します。

まずはなんといってもウェブライターです。

 

ウェブライターとは、メディアサイト内の記事を執筆する人のことで、ソムリエであればワインの情報サイトの記事執筆をすることになります。

例えば「ジュヴレシャンベルタンとは?」で検索すれば、サイトがジャンジャン出てくるはずです。

これらのサイトから依頼を受けて、記事を書き上げるということになります。

 

具体的な依頼の受け方については後に回しますが、これであれば難易度は高くはないし、最も再現性が高いです。

 

ワインスクールの講師

では、ワインスクールの講師はどうでしょうか?これは正直かなり狭き門です。

今どきワインスクールはどこも講師は余っているし、よほど本人に魅力がないと声はかからないでしょう。

そもそもワインスクールの講師はクローズ案件であることが多いので、何かしら人づてに決まることがほとんどです。

 

なかには悪徳ワインスクールとかになると講師になるための講義があって、それに高額な金額を払ってようやく講師業務を雀の涙でやらせてもらうなんてところもあります。

もちろん講師になるための講義がすべて悪徳ではありませんが、正直今どき講師になりたいのであれは他にもいくらでも方法はあるので、そこまでして講師になる必要があるのかは疑問です。

 

情報発信者

例えばユーチューブチャンネルを運営し、その広告収入で生活をする、あるいはブログを立ち上げてサイトを収益化させる。

情報発信者になって、それを副業にさせるということもあると思います。

 

ただしこれはかなり難易度が高いので、よほどの場合はお勧めできませんし、普通は途中で頓挫することになると思います。

ユーチューブで収益化をさせるのはおそらくどの副業よりも大変だし、ブログの収益化だって簡単なことではありません。

 

これはコツコツSNSなどで活動をして、結果として情報発信者になったくらいの気構えの方がいいかもしれません。

あるいはコンクールなどで名前がうれて、それをもとに活動を始めるくらいでも遅くはありません。

 

ウェブライターの始め方

では、ここまであげたうちで最も再現性が高く、難易度も低いのがウェブライターだとして、具体的にどう始めればいいのでしょうか?

これは今どき簡単で、頼みたい人と仕事を受けたい人のマッチングサイトがかなり機能しているので、それを利用するのがベストです。

 

ランサーズやクラウドワークスなどのサイトを見れば、「ワインの記事作成」とかで検索すればいくらでも仕事は見つかるはずです。

ワインを知っているということは、グルメの記事も対象になるはずなので、そうなるともっと可能性は広がるはずです。

 

ただし、いきなりウェブライターとはいっても、質の高い記事を書けるようになるまでにはやはり段階が必要ですし、簡単にスラスラ記事が書けるようになるかと言われればそれは違います。

逆に言えば少しの情報と少しの努力でライティング能力は一気に上がりますし、そうなると依頼もどんどん増えていくことになります。

 

なぜウェブライターがお勧めなのか?

ここまで見てお分かりのように、再現性が高くて、かつ現実的な難易度とするとウェブライター一択になりますが、なぜ僕がそこまでウェブライターをお勧めするのでしょうか?

これにはいくつか理由がありますが、大きく分けると二つあって、

①ウェブで完結する業務に慣れる②自己啓発に直結する

の二つが大きいです。

 

まず、ウェブで完結する業務に慣れる、ですが、特にワイン業界、飲食業界はリアル業種なので、ネット完結型の業務に極端に疎い人が多いです。

そんな中、ウェブで業務が完結できるようになるまでには、ネットでのやり取りは勿論、クラウドサービスを使った意思伝達も必須になります。

これらがお金を稼ぎながら習得できるのはかなりお得に感じるはずです。

 

そしてもう一つが自己啓発に直結する、です。

これはもうお分かりですよね。ウェブライティングができれば「他者にどうやって自分の考えを表現できるか」「どうすればわかりやすい文章を書くことができるか」がマスターできることになります。

 

おそらくここまで読んでくださったあなたであれば、長い文章であるにも関わらず不思議と読み込んでしまっていることに驚いているはずです。

これは僕がウェブライティングをマスターした結果、「どうすればユーザーは最後まで読んでくれるか」を研究したからです。

 

ウェブライティングのスキルは何もウェブライティングにとどまりません。僕の場合は「コンテンツ作成」の素地として、ユーチューブの運営にも大きく役に立っています。

また、おそらく僕と直接話したことがある人であれば、僕の説明がはいりやすく、理解しやすいことに気づくはずです。

これもウェブライティングで鍛えられた結果なのです。

 

まとめ

「おっ、なんかウェブライターよさそうだな」と思ったあなた。今回はここまでです。

ワイン界はインターネットに極端に疎いところがあるので、焦らなくてもしばらくは大丈夫です。

 

ワインブックススクールでは、ワインブックスメディアというメディアサイトを運営しています。

このサイトはWBSで学習をしながらウェブライティングのアルバイトができるというプログラムです。

 

・アルバイトしながら学習したい

・ウェブライティングのスキルを身につけたい

・WBSの費用を少しでも取り戻したい(笑)

 

こういう方はWBSでお待ちしております。

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