【最終更新日】2024年7月14日
こんにちは!今回は南アフリカのプロフィールについて学習しましょう!
練習問題 南アフリカのプロフィール
Q:次のうち、正しいものを選んでください。
①1918年に設立されたKWVは現在も公的機関として機能している。
②2002年には労働環境改善を目的とするIPWが設立された。
③南アフリカで造られるワインの約8割は輸出されている。
④2018年に高樹齢の畑を保護する活動を行う「OVP」が開始された。
この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。
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問題の正解はこちら!
正解は④の2018年に高樹齢の畑を保護する活動を行う「OVP」が開始された。です!
OVPとはオールド・ヴァイン・プロジェクトの略です。
樹齢35年以上の畑から造られるワインに世界で初めて植樹年を記載したシールを発行しました。
似たような活動にオーストラリアのバロッサ・オールド・ヴァイン・チャーターがありますが、規定の樹齢以上のワインに名称を与えるというもので、植樹年を記載する南アフリカの手法は世界的にも非常に珍しいです。
①のKWV(南アフリカブドウ栽培者協同組合)は1997年より民間企業となりましたので公的機関は誤りです。
さらに2002年には完全に私企業化されています。
②はIPWが誤りです。
IPWは減農薬や減酸化防止剤など環境への配慮を盛り込んだガイドライン「環境と調和したワイン生産」のことです。
労働環境改善を目的として設立されたのは「ワイン産業倫理貿易協会(WIETA)」です。
③は約8割が誤りです。
南アフリカにとってワインは重要な輸出品目ではありますが、輸出は約5割に落ち着いています。
これは、白人主体だったワイン消費が、ミレニアル世代が飲酒するようになり、黒人向け市場が成長していることが要因です。
環境問題への取り組みや樹齢のラベル表記など画期的な取り組みを行う南アフリカのワインは非常にコストパフォーマンス優れており、日本でも根強い人気があります。
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