【最終更新日】2022年11月10日
スパゲティミートボールに引き続き、ワインに合う家庭料理その②は、鮭のムニエルです。
いつも家で食べている家庭料理も合うけど、ちょっと雰囲気を変えてみたい、やはりワインには洋風な料理を合わせてみたい…。
そんなワイン愛好家中級者のみなさんに、ぜひトライしていただきたいお勧めメニューです。
今年は秋鮭が豊漁とのことですので、今夜のメニューにいかがでしょうか?
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白ワインに合う!ご家庭で簡単にできる鮭のムニエル
鮭のムニエルの作り方
ムニエル(meunière)なんてお洒落な響きですが、ムニエルとは食材に小麦粉をまぶしてバターで焼いた料理のことで、要は“粉をまぶした鮭のフライパン焼き”を意味するフランス語です。
フランスでは非常に一般的な調理法で、鮭やマスなどのムニエルはスーパーの冷凍食品コーナーでも見かけることが出来る人気メニューです。
シンプルな材料で、凝ったソースを作る必要もなければ、付け合わせは冷凍のミックスベジタブルなどがあれば映える、ワインにもピッタリのムニエル、ぜひお試し下さい!
鮭のムニエル 材料(2人分)
鮭の切り身 2切れ
薄力粉 少々
塩コショウ 少々
オリーブオイル 少々
無塩バター 40グラム
白ワイン 50㏄
レモン汁 4分の1個分
レモンスライス 飾り用
パセリ (乾燥でも生でも)
材料はたったこれだけ。
出来立ての熱々をお楽しみいただきたいので、付け合わせの野菜やパン、ライスなどが必要であれば、先に準備しておきましょう。
まずは鮭の切り身全面に塩コショウを振り、薄力粉をまぶします。
焼き色が均一につくように、出来れば茶こしなどを使って薄力粉を薄く、均一にまぶします。
味の濃いソースなどを使わない料理なので、塩は少々多めに振りましょう。
フライパンを中火で熱し、オリーブオイルを適量注ぎます。
バターのみで焼くのが本格派ですが、バターは焦げやすく、長く加熱すると色も香りも悪くなりますので、まずはオリーブオイルで鮭に火を通します。
鮭の皮目を下にして焼きます。皮がない切り身の場合は、盛り付ける際に上になる面から先に焼きます。
心地よいシュワシュワという音が聞こえる程度の中火で、皮に焼き目を付けます。
鮭の厚みの3分の1ほどまで火が通り、皮に焼き目がついたら上下を返します。
同様に厚みの3分の1まで火を通し、表面に焼き色を付けます。切り身が厚い場合には、側面も軽く焼いてうま味を閉じ込めましょう。
すべての面に焼き色がついたら、バターと白ワインを加え、蓋をして30秒から1分ほど蒸らします。
鮭は火を通し過ぎると食感がパサつきますので、ここで蒸らし過ぎないようにしましょう。
蓋を開けたらレモン汁を加え、煮汁をスプーンですくって鮭全体にかけ、鮭全体にバターの香りをなじませます。
これで出来上がりです。
皿に盛り付けたら、煮汁もまんべんなくかけましょう。お好みでレモンスライスやパセリを添えてもいいですね。
樽熟成の白ワインと一緒に
今日は私の大好きな、樽熟成の白ワインと共にいただきます!
このワインのために、鮭を焼いたようなものです。(ワイン好きあるあるですね。)
グラスに注ぐと、黄金色に輝くワイン。
この輝きを見ると、どんなに風味豊かな白ワインなのだろう、早く料理と共に試してみたい!とワクワクします。
オリーブオイルやバターを含んだ鮭の身はふっくらしており、塩気やレモンの酸味を心地よく感じます。
ワインは爽やかで鮭の脂を上手く洗い流してくれますが、同時に熟成ワインのコクが、鮭の脂分と非常によくマッチしています。
そして鮭の脂の香りがワインのフルーティさや苦みを引き出し、ワインをより味わい深く感じることができます。
鮭の皮はパリパリ、塩気を強く感じられてまるでおつまみ!
私は鮭の皮は最後まで取っておいてから食べる派ですが、皆さんはいかがでしょうか?
今回はオリーブオイルと塩コショウのみで炒めた野菜と、エアーフライヤーで揚げたポテトを添えました。
お忙しい場合はお好きな冷凍野菜を茹でたものでも大丈夫です。
家での食事はやっぱりご飯!というご飯派の方には、温かいご飯に有塩バターとガーリックパウダー、乾燥パセリを混ぜたバターライスなどもお勧めです。
今回のように白ワインを合わせるのが定番のマリアージュと思えますが、脂気や塩気の強いムニエルのような料理には、ピノノワールなど軽めの赤ワインもお勧めです。
ムニエルのバリエーションには、ソースにおろしにんにくや醬油を加えるレシピもあります。
その場合には、ぜひピノノワールを合わせたいですね。
【マリアージュについてはこちらをご覧ください】
[blogcard url=”https://winebooks-media.com/mariage/”]
薄めの鮭を使えばフライパンで数分焼くだけ、の気軽な時短メニュー。
秋鮭は身が引き締まっているため、油を多めに使うムニエルやフライに向いているそうです。
鮭以外にも、マスや鱈などもムニエルに向いています。この機会に、ぜひおウチワインの定番のお供にしてみませんか?
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