ソムリエ・ワインエキスパート二次試験 そのほか飲料 判別の仕方【色別解説】

【最終更新日】2024年10月1日

そのほか飲料で、色調を理解することは重要です。

本試験では配られた瞬間に色調である程度選択肢を絞れるので、特徴的な色調の飲料についてはあらかじめ押さえておきましょう。

 

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黄色系

黄色系は、

①ガリアーノ

②スーズ

③リカール

などがあります。リカールはパスティス系飲料で、ぺルノーもおおむね同様の色調です。

このうち、スーズはジャンシャンヌ(リンドウの根)の香り、ガリアーノはハーブスパイス系、リカールはアニスの香りで一発でわかります。

 

赤色系

赤色系は基本的にカンパリとアペロールが出題されやすいです。

見てお分かりの通りカンパリのほうがいろが濃く、かつ、赤色が強いです。

ただし本番は比較することができないですし、本番の照明はかなり明るく、現在のブラウザの色調と見え方が違う可能性があります。

そのため、アルコール度数で判断するのがいいでしょう。

 

アペロールは10%ちょっとしかないのに対して、カンパリは20%超のアルコール度数なので、そこから判別することができます。

 

 

シェリー系

シェリーは

・フィノ(ドライシェリー)

・アモンティリャード

・ミディアム

・オロロソ

の特徴を見てみましょう。

フィノは産膜酵母(フロール)をつけて熟成をさせますので、産膜酵母がワインと空気の間にあることで酸素が遮断され、結果として淡いペール色の色調になります。

産膜酵母下で熟成させるため独特のシェリー香がつくことになります。

 

 

アモンティリャードとミディアムは産膜酵母をつけるものと酸化熟成をさせるものを合わせて造ります。

そのためフィノの色調や香りの特徴と、酸化熟成により茶色く褐変し、蜜っぽさがでる両方の特徴を併せ持つことになります。

 

オロロソは最初から産膜酵母を除去しますので、最も酸化熟成の度合いが強く、そのため茶色の強い外観になります。

 

濃色系

濃色系は

・チェリーヒーリング

・アマ―ロ

・チナール

・イエガーマイスター

 

がありますが、チェリーヒーリングはアマレットみたいなチェリー香、アマ―ロはハーブスパイスの養命酒の印象、チナールはアーティチョーク、イエガーマイスターはミントの風味の強い印象

で判断します。

 

茶色系リキュール

茶色系のリキュールもわかりやすいです。

見てお分かりのとおり、左から二つは色が淡く、真ん中が中間、右の二つは濃いめになります。

 

左から

フランジェリーコ:ヘーゼルナッツの香り

ドランブイ:スコッチウイスキー+蜂蜜+ハーブスパイス

グランマルニエ:コニャック+オレンジ

サザンコンフォート:ウイスキー+ピーチ

 

のわかりやすい香りがあり、すぐに判別ができます。

 

 


 

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