ソムリエ試験練習問題【ローヌ】主なブドウ品種

【最終更新日】2024年7月14日

こんにちは!今回はローヌ渓谷地方のブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 ローヌ渓谷地方のブドウ品種

Q:次のうち、ローヌ渓谷地方で主に使用される品種として誤っているものを選んでください。

①Grenache

②Syrah

③Mourvedre

④Pinot Noir

この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

正解は④のPinot Noirです!

Pinot Noirはフランス国内ではブルゴーニュ地方やシャンパーニュ地方、アルザス地方など、冷涼な気候で栽培されています。

ローヌ渓谷地方はフランスでも南部に位置し、特にローヌ南部は地中海性気候の影響が強く、暖かい気候です。

Chatillon-en-Diois(シャティヨン・アン・ディオワ)などで一部栽培されていますが、他の選択肢の3品種に比べるとごくわずかです。

 

正解の選択肢のGrenache(グルナッシュ)、Syrah(シラー)、Mourvedre(ムールヴェードル)はローヌを代表する黒ブドウ品種です。

南部ローヌでは全てブレンドにしようされ、北部ローヌではSyrahが使用されます。

また、これら3つの品種はローヌのみならず、ラングドック・ルーション地方やプロヴァンス・コルスなど南仏において非常に重要な品種となっていますので忘れないようにしましょう。

 

さらにスペインでは、GrenacheはGarnacha(ガルナッチャ)、MourvedreはMonastrell(モナストレル)と呼ばれ、生産量が多い品種となっています。

 

白ブドウ品種では、Viognier(ヴィオニエ)、Marsanne(マルサンヌ)、Roussanne(ルーサンヌ)、Clairette(クレレット)があります。

ただしローヌ渓谷地方では暖かい気候を反映し、赤ワインの生産の方が盛んです。

A.O.C.ワインに限っていえば、生産量の75%が赤、16%がロゼで、白は9%ほどです。

ロゼが白より多いのも意外なポイントですね。

ロゼの生産が盛んなプロヴァンス地方に近い立地であることも影響していると考えられます。

今回は基礎的な品種の問題でしたが、他の南仏の地方でも登場する品種ですので、あえて出題しました。

ラングドックやプロヴァンスの学習の際に思い出していただければ幸いです


 

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