ソムリエ試験練習問題【イタリア】イタリアの歴史

【最終更新日】2024年7月14日

こんにちは!今回はイタリアの歴史からの出題です。

イタリアの歴史はフランスよりも古く、紀元前2000年以上前に遡るとされています。

そのため他の国よりも歴史からの出題が若干多い印象があります。

 

練習問題 イタリアの歴史

Q:次のうちChianti、Pomino、Carmignano、Val d’Arno di Sopraの境界線を定めた人物を選んでください。

①ベッティーノ・リカーゾリ男爵

②コジモ3世

③ヴィットリオ・エマヌエーレ2世

④サンテ・ランチェリオ

この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

正解は②のコジモ3世です!

トスカーナ大公コジモ3世は1716年にキアンティ、ポミーノ、カルミニャーノ、ヴァルダルノ・ディ・ソプラの生産地の線引きを行いました。

なぜこの出来事がそこまで重要視されるのかというと、これが世界初の原産地呼称制度と言われているからです。

 

これら4つの生産地は現在でも原産地呼称として名前が残っています。

キアンティとカルミニャーノはD.O.C.G.、ポミーノとヴァルダルノ・ディ・ソプラはD.O.C.です。

 

ちなみに①のベッティーノ・リカーゾリ男爵は1870年前後にFormulae(フォルムラ)と呼ばれるキアンティワインのベースとなる品種構成(サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、マルヴァジア・デル・キアンティ10%)を定めました。

これも重要事項ですので覚えておきましょう。

 

③のヴィットリオ・エマヌエーレ2世は1861年にイタリアが統一されイタリア王国が建国された際の初代国王です。余裕がある方は頭に入れておきましょう。

 

④のサンテ・ランチェリオは16世紀の歴史学者でありソムリエの先駆けような存在とされる人物で、モンテプルチアーノを好んだとされています。この人物は覚える必要はありません

非常に古い歴史を持つイタリアですが、そんなイタリアの歴史は世界最初の原産地呼称が誕生するなど、世界的に見ても重要です。

年号なども含めて押さえておきましょう。


 

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