ソムリエ試験練習問題【日本】交雑・交配品種

【最終更新日】2024年7月14日

こんにちは!今回は日本の交雑・交配品種について学習しましょう!

まず交雑と交配の違いですが、交雑は異なる種を掛け合わせることであり、交配は同じ種を掛け合わせることです。

例えば、欧・中東系品種と欧・中東系品種を掛け合わせれば交配、欧・中東系品種とアメリカ系品種を掛け合わせれば交雑となります。

 

練習問題 日本の交雑・交配品種

Q:次のうち、アルモ・ノワールの交配元として正しいものを選んでください。

①カベルネ・ソーヴィニヨン×ツヴァイゲルト

②メルロ×ピノ・ノワール

③カベルネ・ソーヴィニヨン×ヤマブドウ

④メルロ×カベルネ・ソーヴィニヨン

この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。

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問題の正解はこちら!

 

正解は①のカベルネ・ソーヴィニヨン×ツヴァイゲルトです!

問題のアルモ・ノワールは交配品種で、③は冒頭で書いた通り交雑になりますので、選択肢から除外できます。

 

日本のブドウ品種は諸外国と比べて交雑・交配品種が多いです。

以下に重要な品種と交雑・交配元を紹介します。

 

・バッフス=(シルヴァーナー×リースリング)×ミュラー・トゥルガウ

・ケルナー=スキアーヴァ・グロッサ×リースリング

・ミュラー・トゥルガウ=リースリング×マドレーヌ・ロイアル

・ドルンフェルダー=ヘルフェンシュタイナー×ヘロルドレーベ

・キャンベル・アーリー=ムーア・アーリー×(ベルビデレ×マスカット・ハンブルグ)

・ベーリー・アリカントA=ベーリー×アリカント・ブスケ

・ブラック・クイーン=ベーリー×ゴールデン・クイーン

・甲斐ノワール=ブラック・クイーン×カベルネ・ソーヴィニヨン

・マスカット・ベーリーA=ベーリー×マスカット・ハンブルグ

・山幸=ヤマブドウ×カベルネ・ソーヴィニヨン

・甲斐ブラン=甲州×ピノ・ブラン

・リースリング・リオン=甲州三尺×リースリング

・信濃リースリング=シャルドネ×リースリング

 

ここまで交雑・交配品種がおおいというのは、日本という本来であればブドウ栽培に向いていない気候を持つ土地に順応するための品種開発研究の賜物ですね。

そんなことを考えて日本ワインを飲むとより一層味わい深く感じられるかもしれません


 

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