【最終更新日】2024年12月26日
こんにちは。WBSの前場です。
今回は、ソムリエ・ワインエキスパート試験で不合格・受けられなかった方などの、残念な結果だった方が翌年に合格するためのステップを解説します。
WBSは多くの方が参加されますので、多くの方が合格をする一方で、残念な結果になった方も当然いらっしゃいます。
もちろん一時は残念な結果になったとしても、しっかりとWBSのアドバイスを参考にしていただき、その翌年にしっかりと合格を勝ち取られる方がほとんどです。
その一方で、またその次も残念な結果になる方もいらっしゃって、そこについてはWBSはサンプルサイズが大きいので、ある程度の経験の蓄積があるので、パターンがわかっています。
ここでは
①不合格・受験できなかった→合格
と
②不合格・受験できなかった→同じ結果
の場合では何が違うのか、また、②の結果にならないためには何をどうすればいいのかについて具体的に解説します。
今回の記事は、残念な結果だった方に向けた記事のため、なかには耳が痛いであろう内容も含まれていますし、カチンとくる内容もあるかもしれません。
不愉快に感じた方には大変に申し訳なく思いますが、とはいえ多くの方にとって最も参考になるのはより直截的な具体論かと思いますので、なにとぞご了承くださいますようお願いします。
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目次
【2025ソムリエ・ワインエキスパート試験】不合格→翌年に合格するためのステップ
負けには「良い負け」と「悪い負け」がある
ソムリエ・ワインエキスパート試験に挑戦し、不合格という結果に直面すると、多くの方が失望感や自信喪失を感じるかもしれません。
しかし、不合格という「負け」は、必ずしもネガティブな結果ではありません。
それが「良い負け」であれば、翌年の合格につながる重要なステップとなります。
「良い負け」とは、自分の弱点や準備不足を客観的に振り返り、次に向けて改善できる負けのことです。
このタイプの負けは、自分の成長の糧となり、次回の挑戦で成功するための具体的な課題を明確にします。
たとえば、「暗記が不足していた」「テイスティングの分析が甘かった」「試験対策の時間配分が悪かった」など、自分の改善点を見つけるきっかけとなります。
一方で、「悪い負け」は、自己分析を避け、単に結果だけに落胆してしまう負けです。
このような負け方をすると、同じ失敗を繰り返し、モチベーションも低下しがちです。
たとえば、「自分には向いていない」「運が悪かった」といった感情的な反応で終わらせると、本質的な原因に目を向けられません。
不合格を「良い負け」に変えるためには、冷静に自分の結果を振り返り、次に進むためのアクションプランを立てることが重要です。
不合格は単なる終わりではなく、新たなスタート地点なのです。
このブログでは、あなたの負けを「良い負け」に変え、翌年の合格をつかむための具体的なステップをご紹介していきます。
「不合格」よりも悪手なパターンは?
ソムリエ・ワインエキスパート試験に挑戦する中で、不合格という結果は、実は決して恥ずかしいことではありません。
それは挑戦した証であり、自分の現時点での実力を知るための重要な経験です。
しかし、もっとも避けるべき状況は「試験を受けることすらできなかった」という状態です。
これは、合格に向けた道のりから最も遠ざかってしまう悪手と言えるでしょう。
試験を受けられなかった理由として、仕事の忙しさや体調不良、モチベーションの低下、準備不足などが挙げられることがあります。
しかし、これらの理由の多くは、実際には計画の立て方や自己管理で回避できるものです。
試験を受けないことで、まず得られなくなるのは「本番での経験」です。
本番の緊張感や制限時間内での回答ペースを体験することは、次回の試験に向けた大きな財産となります。
さらに、試験を受けなかった場合、不合格以上に自分を責めてしまう傾向があります。
「挑戦する勇気がなかった」「努力が足りなかった」と感じ、次のステップを踏み出すための自信を失いがちです。
不合格であれば、結果を分析し、改善策を立てることができますが、試験を受けていなければ、そのスタート地点すらありません。
重要なのは、不完全な準備であっても「挑戦すること」を選ぶ姿勢です。
失敗を恐れて行動を止めるのではなく、不十分な結果から学ぶという意識を持つことが、合格への最短ルートです。
試験を受けるというアクション自体が、次回の成功につながる第一歩なのです。
結果を冷静に受け止める
ソムリエ・ワインエキスパート試験に不合格となったとき、多くの人が最初に感じるのは悔しさや落胆、あるいは焦りかもしれません。
しかし、そのような感情に支配され続けると、次の挑戦に向けた建設的な行動が阻まれてしまいます。
結果を冷静に受け止めることは、次の合格に向けた第一歩であり、成功への土台を築くために不可欠です。
冷静に結果を受け止めることで、自分の弱点や課題を客観的に分析する余裕が生まれます。
不合格の理由は人それぞれですが、例えば「知識の暗記が不十分だった」「テイスティングの訓練が足りなかった」「本番で緊張して力を発揮できなかった」など、原因を正確に見極めることで、次回の試験に向けた具体的な対策が立てやすくなります。
一方で、感情的な反応に終始してしまうと、失敗の本質を見失い、「自分には才能がない」「もう一度挑戦しても無駄だ」というネガティブな思い込みに陥る危険があります。
これでは、前向きな改善や成長のチャンスを自ら手放してしまうことになります。
試験の結果は過去の一部にすぎません。
冷静な分析と計画的な行動が伴えば、不合格という結果も成功への貴重な経験に変えることができます。
結果を受け止める際に大切なのは、「なぜうまくいかなかったのか」を探る前向きな姿勢です。
冷静さを保つことで、不合格の経験が次の挑戦への強力な武器となるのです。
一次試験で不合格だった場合のアクションプラン
筆記試験で不合格になった場合、ただ落ち込むのではなく、具体的なアクションプランを立てることが翌年の合格に向けた重要な一歩となります。
不合格を次の成功に変えるための3つのステップを実行しましょう。
1. 弱点の分析を行う
まず、筆記試験の成績表や振り返りを基に、自分の弱点を明確にしましょう。
どの分野で点数が伸びなかったのか、またはどの問題形式が苦手だったのかを洗い出します。
例えば、地域ごとのブドウ品種や法律に関する知識が不足していた場合、それを重点的に学習する計画を立てる必要があります。
2. 効率的な学習計画を作成
試験範囲を分野ごとに分割し、優先順位をつけて学習計画を立てましょう。
具体的には、1日の勉強時間を確保し、週単位で達成すべき目標を設定します。
また、参考書や過去問を活用し、繰り返し問題演習を行いながら知識を定着させることが重要です。
WBSの毎週のウェブ講義を受講して、学習計画について講師に相談するのも効果的です。
3. 模擬試験を活用し本番力を強化
試験本番の形式に慣れるため、定期的に模擬試験を実施しましょう。
模擬試験は、時間配分や問題を解く順序を試す絶好の機会です。
結果を分析し、どこで時間が足りなかったのか、どの分野にさらに力を入れるべきかを把握することで、試験当日のパフォーマンスを向上させられます。
これらのアクションを実行することで、不合格を学びに変え、翌年の合格へとつなげる準備が整います。
挑戦を続けることで、必ず結果はついてきます。
二次試験 テイスティングで不合格だった場合の具体的なアクションプラン
二次試験のテイスティングで不合格となった場合、感覚の曖昧さや経験不足を解消し、精度を高めるための計画が必要です。
以下の具体的なアクションプランを実行して、次回の合格に向けた準備を整えましょう。
1. テイスティングの記録を徹底する
テイスティング力を向上させるには、経験を積むだけでなく、それを正確に記録し分析する習慣が重要です。
ワインをテイスティングするたびに、香りや味わいの特徴、酸味やタンニンの強弱、余韻の長さなどを具体的に書き残しましょう。
記録を振り返ることで、自分の感覚のズレや、表現における弱点を客観的に把握できます。
2. ブラインドテイスティングの頻度を増やす
日常的にブラインドテイスティングを実践し、ラベルや価格の情報に頼らずワインを評価する力を鍛えましょう。
友人や同僚とグループを作り、意見交換をしながら練習することで、新たな視点や表現方法を学べます。
WBSにはブラインドテイスティング通信講座もありますし、さらに上級のテイスティングコースもありますので、賢くご利用ください。
3. 基本的なワインに絞る
テイスティングの正確さを高めるためには、様々なワインを味わうことが重要だと言われます。
もちろんこれは正しいのですが、ただし、ただ闇雲にワインの幅を広げるのは、同時にノイズも増えてしまうため、逆効果になる可能性もあります。
白ワイン:シャルドネ(ステンレス・樽)、ソーヴィニョンブラン、リースリング、甲州
赤ワイン:カベルネソーヴィニョン、ピノノワール、シラー/シラーズ、マスカット ベーリーA
試験で出題されるワインのほとんどはこれらの基本的なブドウなので、これらに絞ってしっかりと判別ができるようにする方が効果的です。
4. プロからの指導を受ける
経験豊富なソムリエや講師の指導を受けることで、自分の評価基準が試験の求める基準と一致しているか確認できます。
講師からのフィードバックは、弱点の改善に非常に効果的です。
WBSであれば毎週のウェブ講義があるので、そこで不安な場合は直接相談することができます。
5. 模擬試験で本番感覚を鍛える
模擬試験を繰り返し行い、本番の制限時間内で的確な評価を行う練習をしましょう。本番環境を意識した訓練が、自信と集中力を高めます。
WBSのブラインドテイスティング通信講座は毎回点数が成績表に反映されるので、模擬試験感覚で本番環境の経験ができるようになっています。
何度も不合格の場合:方向性が間違っている可能性の検討
ソムリエ・ワインエキスパート試験で何度も不合格・あるいは受けようと思って受験が出来なかった続く場合、その原因は努力不足ではなく、学習の方向性や取り組む姿勢が誤っている可能性があります。
どれだけ時間をかけても、間違った方向に進んでいては成果が出にくいものです。
そこで、学習方法や重点を一度見直すことが必要です。
まず、不合格が続く理由の一つとして、そもそものモチベーションが不足している可能性があります。
試験合格への強い動機がないと、学習が表面的になり、努力が結果に結びつきにくくなります。
本当に合格したい理由や、資格を取得した後の目標を改めて考えることが重要です。
「なぜこの試験に挑戦するのか」を明確にすることで、行動の原動力が生まれ、より効果的な学習が可能になります。
次に、自己学習だけに頼りすぎていないかもチェックポイントです。
独学はコスト面でメリットがありますが、試験対策講座や模擬試験を活用することで、より効率的に弱点を補うことができます。
専門家からのフィードバックや試験の最新トレンドを取り入れることで、学習の方向性を修正できます。
また、「知識を詰め込むだけ」の学習になっていないかを振り返ることも大切です。
特に筆記試験やテイスティングでは、知識を実際の問題や状況に応用する力が求められます。
過去問を解く際に、単に答え合わせをするだけでなく、どのようにしてその結論に至るのかを考える習慣を持ちましょう。
最後に、自己分析だけでは解決しない場合は、学習のプロセス自体を大きく見直すことも視野に入れましょう。
新しい勉強法や学習ツールを試し、結果を記録して改善を続けることで、着実に合格へと近づくことができます。
まとめ
ソムリエ・ワインエキスパート試験において、不合格は決して失敗ではありません。
それは、合格への道を見直し、より効果的な努力をするための貴重な機会です。
重要なのは、結果を冷静に受け止め、自己検証を徹底的に行い、学習の方向性を適切に修正することです。
まず、自分がどの分野でつまずいたのかを具体的に把握することから始めましょう。
筆記試験であれば知識の不足、テイスティングであれば感覚や表現力の改善が必要かもしれません。
厳しい表現ですが、学習の方向性が最初から間違っている、モチベーションが根本的に足りないなどの基礎的な問題を抱えている可能性もあります。
また、正しい努力の方法を選ぶことが合格への近道です。
単に長時間勉強するだけでなく、効率的な学習計画を立て、模擬試験や実践練習を通じて本番さながらの経験を積むことが重要です。
独学だけに頼らず、試験対策講座や専門家からのアドバイスを活用するのも効果的です。
何より、自分がこの試験に挑戦する理由を見失わないことが大切です。
モチベーションを保ちながら、日々の努力を積み重ねていくことで、確実に合格への道が開けます。
試験は挑戦の連続ですが、しっかりと自己検証を行い、適切に努力を続ければ、必ず合格を手にすることができます。
努力は苦痛が伴なうものではありますが、必ず未来の成功につながると信じてください。応援しています。
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