【生産地に行こう!畑を歩こう!】WBS生の皆様にボルドーからお伝えしたいこと

【最終更新日】2024年1月18日

こんにちは。WBSの前場です。

いま、フランスのボルドー市にいて、2時間後にはポイヤック村に出発します。

WBSは本当に素晴らしい生徒様に恵まれていて、質の高い運営ができています。いつも本当にありがとうございます。

 

さて、今回はそんなWBSで学習をされる皆様に向けて、学習の一つの指標をご紹介したいと思います。

それがタイトルにもある通り、生産地に行く、畑を歩く、です。

別にフランスでなくてもどこでも構いません。もちろんお近くの日本のワイナリーでも収穫は大きいです。

 

なぜわざわざこんなことをフランスから言うのか?

もちろん生産地域に来て畑を歩くことで今回もまた大きな学びがあったからです。

ひょっとしたら数年後、人によっては数十年単位で実現することもあると思いますが、学習の息抜きにぜひ最後までお読みください。

 

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生産地に行こう!畑を歩こう!

なぜ生産地に行くのか?

ソムリエ試験、ワインエキスパート試験はもちろん、エクセレンス試験であっても生産地に行かなくても合格することはできます。

専門職のソムリエであっても生産地に行かずともワインをお勧めすることはできますし、実際に僕自身は初めて生産地に行ったのはソムリエ資格を取得後数年たった26歳の時でした。

 

20代の頃の僕はそれこそ競争心の塊で、面倒くさいことは避けて、結果ばかりを追い求めていました。

だから「別に生産地に行かなくてもデータが頭に入っているほうが的確にワインをお勧めできる」くらいに考えてたのです。

ところがそれから20年以上たち、現在ではそのころの自分がいかに甘い考えだったのか、いかに世間しらずな若造だったのかを思い知りました。

 

生産地域に行かずに他人が作った参考書やデーターで情報を取得しても、結局その知識は二次情報だし、すでにどこかにある情報をお伝えしているだけになります。

これではいくら頑張っても限界はあるし、生産者の言葉にはいつまでたっても勝てません。

にもかかわらず僕は何とか二次情報で伝えようとするから、ない経験に上塗りして話すことになり、結果として浅い知識を披露してしまうことになっていたのです。

 

これを大きく変えてくれたのが、「生産地を歩く」ことでした。

フランスの銘醸地、日本ワインの畑を歩くことで情報は一次情報になり、自分の言葉で話すことができるようになったのです。

 

別にフランスでなくてもいい

もちろん、WBS生の皆様にもいろいろな事情があるはずです。

ご家族のことや仕事、未来の予定や、人によっては育児などもあって、そう簡単に身軽に生産地に行くなんてできるわけないひとも多いでしょう。

ただし、生産地とはいっても別にフランスでもイタリアでもなく、もっと身近なところで構いません。

わかりやすいのは日本でしょう。日本では現在、全国どこの都道府県にもワイナリーが運営しています。

 

東京などの都心部であればアーバンワイナリーでもいいでしょう。

WBSの卒業生にもアーバンワイナリーでご勤務され、ご活躍をされている方もいらっしゃいます。

できればアポイントを取った方がいいですが、別にアポイントを取らなくても、ワイナリーを覗いたり、畑を歩くくらいならできるかもしれません。

 

グラーヴ地区は、砂利質土壌?

例えば、↑の画像はシャトーオーブリオンの畑の表土です。小さな石がコロコロしているのがわかるでしょう。

ボルドーワインを学習した人であれば「グラーヴ地区は砂利質土壌だ」と覚えている人は多いはずです。

メドック地区は粘土質土壌だから、砂利質土壌のグラーヴとは味わいがちがう、という風に棲み分けをして理解していると思います。

ですが、こちらはシャトーマルゴーの畑の表土ですが、シャトーマルゴーでも畑には小石がコロコロしていて、パッと見るとグラーヴとマルゴーでは大きな違いは見出せないはずです。

おそらく普通にワインの学習をしていると、メドックは粘土、グラーヴは砂利と理解して、はっきり分かれていると理解している人も多いでしょう。

また、普通砂利というと↑の画像のような小石ばかりをイメージする人は多いはずです。

グーグルの画像検索では同じ砂利でもグラーヴの砂利とはかなり乖離をしているのがわかるでしょう。

 

ガロンヌ川の川面の霧

↑の画像を見てください。これはボルドー市街にあるピエール橋です。

よく見ると川面にうっすらと霧がたっているのが見えるでしょう。これは写真ですからわかりづらいですが、実際に見てみるとよりくっきりと霧が見えます。

これが収穫の時期に立ち込めることで貴腐菌が繁殖しやすくするとなると、イメージがしやすいし、確かにここまで露骨に霧がたつと、なんとなく湿っぽいというか、うっすらじめっとした印象を感じます。

 

これもワインの学習では「ソーテルヌは貴腐ワイン」で終わらせてしまうところを、実際に生産地に行くことで実際に見て感じることができるようになるのです。

 

それまでの二次情報を、一次情報にする

もちろん学習し初めは二次情報で問題ありません。教本でも参考書でも、WBSのテキストでも学習をしてまずは基礎知識をつけることが重要です。

逆にそれらの基礎知識がないまま生産地を訪れても表面的な理解をすることになってしまうかもしれません。

だから、これは経験上、5年は一次情報の学習でいいです。

 

ただし、5年くらいするとある程度経験がかさなり、おそらくワインを教わるよりも教える方が多くなるはずです。

こういうフェーズになってくるともう二次情報では限界で、ほかにもっと現地で経験を積んだ人のほうが説得力があるし、なんとなく差をつけられたような気になるでしょう。

こんな時こそ、意を決して生産地に足を踏み入れましょう。

 

空気、風、湿気、空、土壌、その地域の人の生活、ワイン産業、ありとあらゆる経験が皆様のなかに残ります。

そして、そこから伝えることで、これまでは二次情報であったものを、あなたの口で一次情報で伝えることができるようになるのです。

 

まとめ

生産地に行くことのメリットは大きいのですが、早まるのは絶対にやめた方がいいので、もう少し読んでください。

当たり前ではありますが、いきなりボルドーの生産地に行ってもフランス語がある程度話せないとおそらくシャトーにもたどり着けません。

運よくシャトーにたどり着いてもコミュニケーションが取れませんから「なんか変なのがきた」みたいな扱いでおわってしまい、決していい対応はされません。

 

危険を察知することができないと、知らない間に治安の悪いところに足を踏み入れるかもしれません。

ボルドーも決して表通りだけではなくて、裏通りにはかなり怖い雰囲気のところも多いです。

 

言葉については何もペラペラでなくても構いません。

・数、時間、生年月日、自己紹介

・ホテルやレストランの予約をする

・道を聞く

・簡単なワインの会話

位ができれば何とかなりますし、数え上げれば100個くらいフレーズを覚えれば数日間の旅行では問題ないでしょう。

これをノートに書きだして、「こういう時にはこういう」といった、あなたなりの参考書を作って覚えてしまうのです。

 

「えー、今の時代スマホで翻訳できるから覚えなくてもいいんじゃない?」

これこそ経験のないニ次情報です。実際のコミュニケーションでは相手も時間がないのでわざわざスマホで翻訳する時間を付き合ってはくれません。

また、相手もしっかりと言葉を勉強しているか、それともスマホでショートカットをしようとしているのかは見抜きますし、前者の方がいい対応が望めます。

 

いかがですか。数年後、あなたのこれまでの二次情報を、一次情報にしてみませんか。

WBSはあなたの一次情報の思い出話を、心待ちにしています。


 

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