【最終更新日】2022年12月31日
こんにちは。ワインブックスの前場です。
おそらくあなたは独学でソムリエ試験、ワインエキスパート試験での合格を目指し、何か情報はないかと探っているのでしょう。
あるいはすでにある程度学習が進み、独学でこのままいけるかどうかを確認したいのかもしれません。
ソムリエ試験、ワインエキスパート試験は年々難易度が上がり、少しの準備で簡単に受かる試験ではなくなりました。
僕はWBSといういつでもどこでも誰でもワインの学習ができるオンラインスクールを運営しています。
毎年何百人というWBS生様と向き合っているため、どうすれば効果的に合格に足りる実力を得られるのかを日々研究しています。
だから、あなたが独学で合格を目指したいという気持ちも、普通の人よりは深く理解できているという自負があります。
ワインの学習でネックになってくるのは、
①時間の捻出
②お金の問題
③学習の方向性
でしょう。おそらくこの記事を読んでいる人であれば9割はこの中のどれか、あるいは複数に該当しているはずです。
これら①~③の問題点を克服するためには、できる限り費用を抑え、かつ、合理的な学習をすることにつきます。
そうなると机上に上るのが「独学かワインスクールか」の問題でしょう。
今回のテーマはここになります。
誰だって費用はできる限りかけたくないし、かといって適切な方向性で合理的に学習したい。もちろん合格がマストです。
でもグーグル検索で出てくるオープンコンテンツでは情報の質に限界があるし、そもそも何が上質な情報なのかがはっきりしない。
あなたが抱えているジレンマはこのようなところでしょう。
そこで今回は、あなた自身が独学でソムリエ試験、ワインエキスパート試験に合格するためにはどのようにして学習を進めればいいのかの具体策と考え方をできる限り丁寧に解説します。
この記事を最後まで読むことで、独学で合格するためにはどうすればいいのか、独学かワインスクールかを選ぶ基準はどこなのか、ここがはっきりするはずです。
結論から言えば方向性さえしっかりすれば独学での合格は十分に可能です。ただし情報の質には気を付けましょうという全体像です。
あなたが独学で合格ができるように、できる限りわかりやすく解説します。
ぜひ最後までお付き合いください。
なお、僕はWBSというワインスクールを運営しているので、場合によっては「都合のいいこといってスクールに誘導するんでしょ?」というご意見もあるかもしれません。
もちろん完全にスクールへのリンクを遮断することはできませんし、そこまでぼくは聖人君子でもありません。
そのうえでできる限り公平に記事を書いておりますし、我田引水はないように気を付けています。
ぜひ安心して読み進めてください。
ソムリエ試験、ワインエキスパート試験の具体的な勉強方法はこちらをご参考ください→
WBSのソムリエ試験・ワインエキスパート試験対策講座はこちら→
目次
ソムリエ試験、ワインエキスパート試験に独学で合格!は可能か?
どこからが独学か?
まず、独学とはどのような学習方法を指すのか?そこをはっきりさせましょう。
例えばWBSは月額2200円のみで学習し放題なのですが、WBSを利用することは独学に該当するかどうかは人それぞれかもです。
というのも、人によって「独学とは?」の定義は微妙に違うし、「独学」といってもいくつかのパターンに分かれてくるからです。
では、この2パターンをイメージしてください。
①通学型のスクールに通わないのが「独学」
②通学型もオンラインスクールも利用しないのが「独学」
このうち②のパターンはかなり厳しく独学を定義しています。
つまり市販の参考書で学習し、だれにも頼らずに自分だけで学習することを独学ととらえているのでしょう。
①のパターンは手堅い認識の人でしょう。もちろん通学型のスクールに通う場合はさすがに「独学」とは言いづらいですよね。
これはほとんどの人は独学とは言わないとイメージするはずです。
しかし、オンラインスクールは利用するだけであれば独学という人もいれば、そうでないという人もいるはずです。
例えばオンラインスクールのライブ講義もすべて受講して、定期テストも毎回提出し、個別レッスンも受ければ独学とは言いづらいでしょう。
しかしオンラインスクールの利用であっても主にスケジュール管理と参考程度であれば、これは独学といっても問題ないでしょう。
通学型のメリットとデメリット
通学型のスクールは歴史も古く、現在の日本のワイン文化の形成に大きく寄与したのはその通りでしょう。
しかし、オンラインスクールの出現でどうしても比較した場合にデメリットも顕在化をしているので、そこははっきりと理解をして決めるべきです。
通学型は歴史も古く、伝統のあるワインスクールも少なくありません。
そのため権威性も安心感もあるし、ある種の「ワインを勉強している感」はオンラインスクールには絶対にかないません。
同じ時間に同じ場所に集まって学習するため出会いの可能性も高く、これも通学型のワインスクールの魅力でもあります。
一方でオンライン型に比べどうしても設備投資がかかり、維持費用もかさむビジネスモデルであるのはその通りでしょう。
これらの費用を吸収するためには多くの生徒が必要なので、当然広告費用もかける必要が出てきます。
その広告費用を賄うために、その費用は最終的には利用する生徒が支払うことになります。
また、通学型は同じ時間、同じ場所に集まって学習するため、そもそもこのパターンが苦手な人には学習が苦痛になる可能性があります。
時代の変化とともに、これまでは当然と思っていた学習スタイルに、潜在的な不満が顕在化しているのはどの資格試験においても同様でしょう。
オンラインスクールを賢く利用する
あなたが独学で学習をする場合に、一番のネックはおそらく費用の問題でしょう。
通学型のスクールは試験対策講座で10万円を超えるところがほとんどですし、そうなるとただでさえ低い飲食店の給料では払いきれないとなるのもうなずけます。
ではそうなるとオンラインか、となりますがこれもしっかりと検討する必要があります。
オンラインであっても通学型並みの費用のところもありますし、逆に費用はどれだけ安くても品質が良くない可能性もあるからです。
オンラインの場合でも無料期間があるところとないところがあるので、できれば無料期間のある所に仮登録をして、しっかりとあなたに合うかどうかを確認するようにしましょう。
市販の参考書だけでは正直きつい
こんなことを書くと敵を作りそうなので本当は言いたくないのですが、正直に話すと市販の参考書だけで合格を狙うのは合理性に欠けるので注意が必要です。
僕は書籍の出版をしたことがあるからわかりますが、一般的に書籍は仮原稿を起こして何度も打ち合わせをして初稿をあげ、何度もチェックが入って出版するのが普通です。
最初から最後までを仕上げるのであれば到底1~2か月では間に合いません。しっかりと内容を吟味すれば半年は最低でもかかるはずです。
この試験はソムリエ協会からはっきりと「ソムリエ協会教本から出題される」と発表されています。
教本は毎年3月に出版されるので、それから教本を吟味して変更箇所を反映させ出版をすれば、当然そこから数か月はかかります。
ただしこの段階ではもう試験直前期であることも多いので、合理的に考えると市販の参考書での学習は再現性は最も低い選択肢かもしれません。
書籍の参考書を持ち上げているサイトも多いですが、これらはよく見るとほとんどすべてがアフィリエイトサイトなので、「そりゃ持ち上げるでしょ」となります。
せっかくWBSの記事と出会ってくれたのであれば、ここはできれば見抜く眼力を養いましょう。
独学での合格の再現性
では、あなたが独学で試験に合格するのにもっとも再現性の高い具体的方法を検討してみましょう。
一つはウェブを賢く利用する方法です。
ウェブ上にはオープンコンテンツでも質の高い情報はたくさんあります。これらを利用して適切に学習方法を定めます。
これであればもちろん独学と胸を張って言えますし、これで合格できればウェブ上の様々な情報から正しい情報を見抜く力も持っていたということでもあるでしょう。
ただし、もう少し踏み込むと、オープンコンテンツのため情報の質を見抜く目がどうしても必要になります。
また、オープンコンテンツは情報の量が多いため、いろいろ調べると逆に情報に振り回されてしまう可能性もあります。
そのため、できれば有料コンテンツで信頼のおけるところを探し、あなたの予算に合わせて賢く利用する。これがWBSのおすすめする具体的な合格法です。
もちろん、WBSは有料コンテンツなので、「我田引水じゃん」といわれたらそれまでです。
ただし有料コンテンツはWBSだけではありません。決して安易にWBSに誘導はしませんので安心して読み進めてください。
有料コンテンツの信頼性
「せっかくウェブで情報を検索しているんだから、最後まで無料で勉強したい」これが多くの人の本音でしょう。
もちろんできる限り出費は少ないほうがいいと思います。全く僕も同意見です。
ただし、本当に上質な情報を得たいのであれば、やはり少額でもいいので有料コンテンツは利用したほうがいいと思うのが僕の意見になります。
無料コンテンツは、ウェブを知っている人間にすれば限界があるとほとんどの人がわかっています。
無料コンテンツだけで試験に合格できるのであればみんな無料コンテンツに流れますが、現実はそうではありません。
何もこれは資格試験対策だけではなく、ほぼすべての分野でも同様です。
本当に上質なコンテンツであれば有料でも利用する人はいるし、有料であればさらにコンテンツの開発費用が割けますから当然の帰結です。
少額でも本当に上質なオンラインコンテンツはありますし、それらを利用して賢く学習するのが独学での合格のもっとも再現性の高い具体的手法です。
まとめ 完全な独学はちょい難しい
このようにどこからが独学でどこからが独学でないかはもちろん人それぞれです。
そのうえで、市販の参考書とウェブの無料コンテンツだけで本当に合格できるかというと、さすがにそれでは再現性は低いというのがお分かりになったと思います。
この試験は単純に覚えるだけではなく、スケジュール管理やメンタルコントロールとも向き合い、学習を習慣化させないと合格は難しいです。
これらがすでにできている人であれば言うことはありませんが、そんな人間完璧に出来ていないのはあなたもわかっているはずです。
また、二次試験のテイスティングや三次試験も検討すると、完全な独学ではどこかに無理があり、合格の可能性を大きく下げてしまうのが実際のところでしょう。
もちろん中には完全な独学で合格した人もいるでしょうし、「独学で楽々合格」というネットの見出しも見つけられますから、それに引き寄せられる気持ちも理解できます。
しかし、だれもがそうであれば苦労はしないし、「そうはいっても完全な独学では合格は難しい」と思う人が多いから、だからこれだけワインスクールがあるのです。
ただし、ワインスクールにもいろいろな事情があって、完全無欠なスクールはどこにもありません。
費用やコンテンツの質、あなたに合うか合わないかを検討して、賢く利用して独学での合格を目指しましょう。
【ワインブックスオンラインスクールのご案内】
このサイトは、ワインブックススクールの運営です。
ワインブックススクールでは、月額2200円で、いつでも、どこでも、誰でもワインの学習ができる環境が整っています。
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